コスタリカに近いサンファンデル・スールという町に向かった。クアパ~マナグアまで4時間、マナグアのバス停マジョレオからウエンベスというバス停までタクシーで20分。ウエンベスからリバスという町までバスに乗っていく。バスは黄色いバスがエクスプレス(高速バス)だと聞いていた。バスは15分から30分の間隔で走っていた。料金は40コルドバ(180円)時間は2時間半ほどかかった。風景は、フィガルパでのバスより家などが多いものの酪農地や荒地が広がるニカラグア的な風景だった。バスは、リバスのメルカド(出店売り場)に止まった。リバスは、大きい町だった。海も近いだけあり海産物もメルカドで売っていた。


リバスよりサンファンデル・スールには、バスかタクシーがあるという。事前に聞いていたところではタクシーはサンファンデル・スールまで300コルドバ(1100円)と聞いていた。しかしタクシーの運転手が10ドル(800円)でいってくれるといったのでタクシーで行くことにした。リバスからサンファンデル・スールまでタクシーで30分ほど。ホテルも特に決めてなかったのでタクシーの運転手に聞いた。だいいたい25~50ドルくらいのホテルが相場らしい。
そこで海のすぐ近くのホテルに行ってくれるようにタクシーの運転手に頼んだ。ホテルの名前はカサブランカ。どっかで聞いたことのある名前である。
そういえば、語学研修の際に使っていたホテルの名前もカサブランカであった。リバスはそれほど暑さを感じなかったが、サンファンデル・スールに到着した途端太陽がとても近くに感じた。何も考えずにホテルのロビーに行き今日泊れるかどうか聞いた。空いている部屋があり泊る事ができるという。支払いは、今回はカードで支払った。サインの際に料金を見てちょっとどきっとした。頭の中では50ドルぐらいのはずだったものの75ドルの支払いだった。マナグアで75ドルの支払いぐらいだとちょっとした高級ホテルに泊れちゃう。
実際はもう少し探せばよかったかな!?
とちょっと思ったが後の祭り。でも観光地にせっかく来たのでちょっと贅沢しなくちゃね。部屋は、6畳ほどのダブルベット。エアコン、冷蔵庫、シャワー、セキュリティーボックス、テレビが完備されていた。シャンプー、リンス、石鹸などはあったもののサービスドリンク、歯ブラシ、ドライヤー等はなかった。前面は曇ガラス張りだったが残念ながら海には面していなかった為ホテルから海を眺めることはできなかった。ホテル自体は、きれいでプールも完備、朝食もついていた。
海に入りたい気持ちを抑えて昼食を取る事にした。時計を見ると丁度13時だった。マナグアの連絡所を8時に出て4時間で現地に着いた。朝食をとっていなかったお腹の虫がうめき声をあげていた。
近くのレストランで昼食取る事にした。料理は、セビッチェといわれる貝とロブスターをレモンなどで合わしたものと魚のフライをタルタルソースで食べた。海のものは、最高だった。何でも食べられる日本人に生まれてよかった。潮風が心地よかった。

お腹も満足して町を少し歩き回る事にした。サンファンデル・スールは外国人の観光スポットである。特にアメリカ人やヨーロッパ人がバカンスで着ている事が多く町中にはたくさんの旅行者がいる。その為町の中には、スポーツバーやクラブ、射的など外国人をターゲットにしたお店がたくさん並んでいた。
ホテルに戻り、水着を着て海に向かった。外の気温とは違い海の中はとても冷たかった。海はきれいだったものの砂が細かい為、海の中は砂で濁っていた。ダイビングショップを探そうと思ったが少し風が強かった為今回は諦める事にした。また、前回のように海に入っただけで終わってしまうのは悲しすぎる為である。
楽しい時間はあっという間に終わってしまう。夕日がホテルに戻る時間を教えてくれる。陽が沈んでいく姿はとても好きだ。陽が今日一日がんばった姿を残す為まだできる精一杯の姿を見せる。そして海はそれを受け止めるかのように暖かい手を差し伸べる。二つの風景がマッチした時、陽が一番きれいな姿を見せる。


夕食は、海の見えるレストランで食べた。今回は、タイのフリット(タイ揚げ)とタコの素焼き。久々にタコを食べたような気がする。さすがに醤油は無かったもののワインビネガーでおいしく食べた。となりにいたアメリカ人と仲良くなり話をした。マイアミからバカンスに来ている5人組の男女だった。10泊で来ているらしいがニカラグアに住んでいることを話したところニカラグアでお勧めの場所を聞かれた。食事も終わりレストランにはダンスミュージックがかかりだした。砂浜のレストランはたちまちダンスホールに変身した。マイアミから来た5人組も踊り始め夜中の2時までダンスは続いた。