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中米ニカラグアとの架け橋 JICAでの活動

2010年6月21日より中米ニカラグアに派遣されました。日本との架け橋を目標に2年間の日々を書いていきます。

グラナダ モンバッチョ 2011/01/15 ~VOLCAN MOMBACHO~

2011-01-15 | 旅行

グラナダの町からどこでも見え、愛されている山がモンバッチョである。ニカラグア湖に面していて観光として登る事ができる。高さは1345m。1万2千年ほど前に噴火した山は現在死火山である。この山に今日は登る事になった。朝6時、7時よりホテルに朝食を頼んでいたので起きて準備をした。ニカラグアでは、客が席についてから準備を始めるホテルが多い。遅れると困るので6時半には席についていた。ちょうど7時。朝食の用意ができた。僕は、オムレツを食べた。さすがにフランス人のオーナーだけありニカラグア食のように味は濃くない。おいしいオムレツを食べることができた。今日、泊っている庄田君、希ちゃんも同じオムレツを注文していた。3人とも同じかい!!

 

7時半に広恵さんがホテルまで迎えにきた。ちょうど、そのころ篤君達と調整員の坂口さんがグラナダに到着したと連絡が入った。ホテルを出ると輝くような太陽に、眠気も一気に吹っ飛んだ。さ、行くぞ!と写真を一枚。お菓子やジュース、サンドイッチ、ビールなど用意して修学旅行に行くような気分。

モンバッチョに行くにはリバス方面のバスに乗る。料金は7ペソ。タクシー行けるが一人20ペソかかる。朝は、バスに乗ることにした。バスに乗って15分ほどでモンバッチョの入り口に着いた。そこで天野さんと合流。今回モンバッチョに登る9名が揃った。ここから受付まで2キロほど歩くが、今回はモトタクシーを使った。初めは、10ペソと言っていたが、交渉して一人5ペソで乗った。先輩隊員から聞いていたが、相場は5ペソらしい。途中は、なだらかな坂道。帰りは歩いて帰れそうだ。9時20分とうとうモンバッチョの入り口に着いた。少しだけ標高も高くなり涼しくなってきた。一般の入場料は12ドルだがニカラグア在住ということで日本大使館発行の証明書を見せ6ドルで入ることができた。

 

迎えのバスが来て、中腹まで私たちを連れて行った。途中は、車が一台通ることのできる程の幅。周りにはコーヒー畑が広がっていた。中腹につくとロッジがありコーヒーのサービス。コーヒーの味は、ほろ苦さとほんのり甘さがちょうどよくおいしいかった。何人かはそこで売られていたコーヒーを買った。400gで100ペソ(400円)日本では買えない値段だね。お土産にするにはいいかもしれない。

カランカランと鐘の音が鳴った。頂上付近にあるロッジまで移動のようだ。別の車に乗り換え15分ほどで頂上付近に着いた。高さは1000mほど。ここまで来ると風も強くなってきた。ガイドが山についてとツアーについて案内があった。ツアーは2種類。見学の1時間コースとじっくり見る4時間コース。どちらも5人一組となる。料金は50ペソ(200円)今回は、9人全員で4時間コースを登る事に決めた。規定上2組に分れて登る事となった。ツアーのコースは、どちらも登る山は違う為機会があったら違う山を登ってみたい。当初、盲目のマッサージ師綱川夫妻も来られる予定だった。残念ながら一昨日の夜からデング熱にかかったとの連絡があり急遽来る事ができなくなってしまった。もし来ることができていたならば、一緒に1時間コースを楽しんでいたかも知れない。

 

 

別に登ることもあり11時半と少しお昼には時間が早かったが、先に昼食を取る事にした。昼食は、みんなで作る手作りサンドイッチと朝連絡所で山添さんが握って来てくれたうめぼし入りお握り。山で食べるお握りやサンドイッチはちょっとした贅沢のように感じた。それにしても庄田くんはどっさりとお菓子を大きなバックに入れて持ってきたはずだが下山するまでいやグラナダでは、その姿を誰も見ないで終わった。

 

山に登るとかなりの勾配に脅かされる。最初はハイキング気分で元気だったものの、登り始めて30分ほど立つと肩で息をしていた。登り始めて1時間後には帰りたいと思うほど。ゴムの木やパイナップルの花やコーヒーの花の説明をされたが休むだけで精一杯。インストラクターは多い時でこの山を4回ほど登ると言う。すごいな~。途中4回ほど展望台がありそこから見える景色は疲れた事を一瞬にして忘れさせてしまうほどの光景だった。モンバッチョから見えるニカラグア湖は、海のように見えて水平線が見える。さすが、琵琶湖の30倍の大きさ。頂上まで登るとなんともいえない満足感に浸る。まさに山登りの醍醐味。登るペースは速かったらしく結局4時間かかるところ2時間45分で下山した。ロッジにてみんなでお疲れ乾杯!これも山の醍醐味である。気圧の高いところで飲むビールは最高である。

 

 

帰り案内所から2キロ歩いた。お腹は、もうペコペコ!ホテルにタクシーで帰り、早速グラナダで一番おいしいと言われるサフランというステーキ屋さんにいった。さすがに、グラナダ一番のお店。肉は柔らかく味わいのあるお肉だった。ワインは、メルロット種のチリワイン。肉には愛称がいい。いい汗もかき、おいしものを食べる事ができるなんて、なんて幸せなのだろう!