やぶにらみ抄

 世の中斜め向きの姿勢で生きてます

ストーカー、様変わりする

2007-11-23 00:40:06 | Weblog
 東京新聞朝刊には「こちら特報部」という面がある。
 読売・朝日・毎日と言ったいわゆる三大紙のように週刊誌を出していない東京新聞にとっては、ここがその代わりを果たしている、とかどこかで聞いたことがある。

 さて、11/22の特報面、メインは地方法人2税(法人住民税、法人事業税)の配分をめぐって国と東京都の対立が激化しているという記事だが、それに比べて扱いは小さいもののインパクトの面では負けず劣らずだったのが、女性ストーカーの増加、と言う話。
 しかも、40~50代の女性にそれが顕著だとか。
 この記事の発端はシドニー五輪トランポリン日本代表だった選手に8年間に渡ってストーカー行為をしてきた41歳の女が逮捕されたという事件だが、それに伴い専門家に取材すると、それまで男の方が多かったストーカー行為が5~6年前から女性の方が多くなった、という。しかも女性の方がやることが過激で、男性は相手の職場までは行かないが、女性は相手の職場まで押しかける、さらには仕事までやめてストーカー行為を働く手合いまでいるとか。「女の一念岩をも通す」とは昔から言われた言葉だが、ここまで来ると、防弾ガラスでも戦車の装甲でも突き破りそうな感じである。

 この原因としていくつか挙げられてはいるがそれを煎じ詰めると、成熟しきれない幼児性、と言うところに行き着くらしい。そしてこれを助長しているのがネットや携帯だとか。そう言えば、電車の中で携帯を使っている人を見ると、通話している人は別として、男性よりも女性の方がどこか悲壮感を感じることが多い。完璧に視線は携帯の画面に向き、回りが見えてなさそうな人が多いように思える。キーをカタカタ打っている人も女性の方が多そうだ。「もう少し肩の力を抜いてみたら? 」と言う人を何人見かけただろうか?

 かつてはセクハラとかストーカーは「男の特権」であるかのように、フェミニストたちは言っていたし、マスコミもそれを助長するようなことをばかりやってきたような気がする。もちろん、そういう男たちはまだいるし、「そういうオマエは大丈夫なのか?」と言われると自分もちょっと自信はない。でもその影でこういう女性も増えてきたと言うことは喜ぶべきことなんだろうか?
 いくら「男女同権」といったところで、こういうことまでまねはしなくても… と思うのだが…