いまいま草evol Level4

岐阜と滋賀③

二日目後半は
湖北の観音巡りです

長浜市高月町ここを中心に
美しい十一面観音が沢山ある


この地域は姉川の戦い
賎ヶ岳の戦い 関ヶ原の戦いの
合戦地になっていた

近江を制するものは天下を制す
姉川の信長 賎ヶ岳の秀吉
そして関ヶ原の家康  納得



数々の戦火から逃れた
観音巡りです


まずは
渡岸寺(向源寺)のです
十一面観音 国宝そして美しい


官能的な平安時代の仏様
表情 腰のひねり 伸びた腕

ついついブロマイド買いました
二十分ほどボーッと眺めてました

大日如来も素敵なお寺です


横の観音資料館はお休み
隣のお土産屋のおっさんに
小谷城の話を聞かされました



次に鶏足寺 紅葉狩りの名所で
月曜日なのに爆混みです
先週NHKでも紹介されてました


かつてこの辺には大きな寺院があった
そうですが 戦火に巻き込まれ
今はひっそりと
己高閣 世代閣という二つの
宝物館に仏像が残されています
鶏足寺 戸岩寺 法華寺など




沢山の仏像 素敵です

近くの石道寺は月曜日休み 断念


湖北のお寺はほとんど予約か
当日係の方を呼び出して
見せてもらいます

西野薬師堂へ移動
たまたま説明の方がいました


ほんとに田舎の集落に普通にある
お堂なのですがこの中に
薬師と十一面がおわします

ここも平安仏像 岸渡寺の十一面が
女性的ならこちらは男性的

薬師様については説明の方から
クイズを出されまして
正解率は50%でした

薬師様の手が江戸時代の後補で
阿弥陀の手になっている
十一面の頭の化仏も小さい

なぜなのか後で書きます


隣の正妙寺へ行ってくださいとのこと

日本で唯一の千手千足観音
足が千本 カッコイイねー

山の上にお堂があったのですが
見仏人が多くここに移動したとか

住職もいない小さなお堂ですが
せっかく来た人ように御朱印もあり


とても丁寧に説明のくださいました


次は赤道寺にいきます
ここは無住無宗のお寺です
ただ二体の仏像を崇拝し守るため
地元の人たちが維持してきました


聖観音と千手観音は手先が欠損
しています

この仏像は賎ヶ岳の戦いのさい
周辺の人に川原に埋められ隠された
そうです 数年後高僧に見つけられた
そうです

西野薬師堂の薬師様 十一面も
戦火から逃れたときに手や頭の
化仏がなくなったらしい

渡岸寺の十一面もそうです
後背も台座もありません

ただ昔から地元の方々が
戦の度 守り抜き 廃仏毀釈を超え
今は美術品としても守っています

大寺の洗練された仏像も
素晴らしいですが
田舎の村の人々の信仰が詰まった
素朴な仏像もすばらしい

最初の御嵩の願興寺から
湖北のお堂まで 守られる仏巡り
良かったです



多賀SAの安曇ベリーソフトを
食べながら思いました。

岐阜と滋賀 終わり
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