今回歩いているのは室町通。
あの室町時代の名前のもとになったという由緒あるこの通り、
江戸時代には高級織物の問屋街だったんだそうだ。
今でも和装関係のお店が並ぶ。問屋さんも多いよう。
『創業二六九周年記念』
と書かれた帯留屋さん。
269年はすごい!んだけど、記念するには何か中途半端じゃないの??
語呂合わせでもあるのかな・・
着物、着物小物、雑貨、カフェ、派手ではないけれど、雰囲気のあるお店が並ぶ。
どのお店にも首をつっこみたい衝動にかられつつ
さすがに時間もなくなってきたので、我慢。
あと一軒だけ寄ることにした。
てぬぐいのお店、永楽屋 細辻伊兵衛商店の本店。
2階がギャラリーになっていると言うので、見せていただく。
これがもう、素敵だったの。
手ぬぐいっていうと、シンプルなデザインや、図柄、お店の名前だけとかしか知らなかった私にはオドロキの連続。
しかも、飾られているのは、ほとんどが昭和初期の作品。
当時の庶民の心の豊かさを感じさせるイラストのオンパレード!
こんな洒落たイラストを昭和初期に使ってたんだ…
親しめる絵柄、でも古臭さを感じさせないセンスと可愛さ。
一つ一つ、夢中で見てしまった。
なんとも愛らしい、人々の表情が魅惑的でね、今で言うと、ぶさ可愛さ満載。
特に、
真ん丸い眼鏡でキョトンとする丁稚どんとか、
お寺でこれまたキョトンとしている、南蛮人とか最高。
ズッキュン!と来たね。
スキーをする舞妓はんにもにやっとさせられた。
骸骨が卓袱台を囲んでいるイラストは
「当時、日本で初めてレントゲンが使用され話題になったので」
作られたものらしい。
世相も切っているわけね。
いくつかは、復刻版も出ていたので、一枚ゲット。
垣根の向こうを通る人々の足だけに焦点を合わせたこの作品。
目のつけどころが冴えてるなぁ。
垣根の向こうの人々のざわめきが聞こえてくるよう…
で、ここでタイムアップ!
最後は結局、KBSまで走るはめに。。(汗)
ぷち一人旅って、ぷちもぷちぷち、
仕事の合間のほんの2、3時間(お風呂も込みね(笑))
でもすごくゆったりした気分。
ああ、もっとうろつきたいっ
時間捻出して、また散歩するぞ~っ
※永楽屋 細辻伊兵衛商店
【本店】
〒604-8174 京都市中京区室町通三条上ル 役行者町368
(地下鉄烏丸御池駅から徒歩3分)
TEL: 075-256-7881
2階ギャラリーは入場無料
1階はショップで、復刻版手ぬぐいも新作も。
手ぬぐいだけでなく、風呂敷、ハンカチ、小物などなど、いろいろあったよ。
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imai naomi
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