色彩の道具箱

熊谷佳子が発信するニューノーマルな色彩活用情報。ご感想は、soudan@color-d.sakura.ne.jpへ。

フラワーバレンタインその2

2013-02-14 | 流行のはなし

今日はバレンタインデーです。男性からお花を贈られる女性がいるかもしれませんね。

フラワーバレンタインは2月14日に「男性から女性に花を贈る」習慣定着を目指し、花き業界関係者で推進委員会が編成され、2010年秋から活動がスタートしたものです。男性の花贈りが盛んなイタリアには「口で言えないことは、花で言う」ということわざがあるそうです。

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大切な女性に気持ちを伝える花贈りですが、受け取る女性側にその意味が通じなければ意味がありませんね。フラワーバレンタイン推進委員会の本による花言葉をいくつか紹介します。

赤いバラ:『あなたを愛します』(ちなみに黄色いバラには『嫉妬』という花言葉があるそうです)

チューリップ:『永遠の愛』

ガーベラ:『希望、前進』

チョコレートコスモス(チョコレート色をした花色で、しかも香りもチョコレート!):『恋の思い出、移り変わらぬ気持ち』

世界中、幸福なバレンタインデーでありますように。


北海道みやげ「スナッフルス」のパッケージ

2013-02-12 | 商品にみる【食】

下の写真のお菓子は、今年見事、色彩検定1級合格を果たしたⅠさんから北海道旅行のおみやげに頂戴したものです。(おそらくカラーレッスンのお礼を兼ねた気遣いと思われます、ありがとうございました。)

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注目したいのは、パッケージ。

素朴で材料にこだわった、体にやさしい食品の数々が流通しています。それらのパッケージを思い浮かべみますと、写真のパッケージのように色づけや加工をあまりしていない素朴なデザインが多いと感じます。みなさんもそう感じたことはありませんか?

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もしも多くの方がそのように共感くださるのなら、「体にやさしい」というイメージを識別させる効果がパッケージに現れているということです。デザインや色彩はさまざまな意味をもち、機能性を備えています。商品コンセプト、味、材料などを見る人に伝え、想像させます。そして時にはサプライズも授けてくれます。

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写真はこのおみやげの手提げ袋の中の様子です。雪景色が描かれていて、北海道を思い浮かべてしまいました。袋の中までデザインが行き届いていて感心しました。

上記のお菓子の情報は、ペイストリースナッフルスのホームページをご覧ください。


フラワーバレンタイン2013

2013-02-05 | 流行のはなし

もうすぐバレンタインデー(2月14日)です。写真は今年の大丸東京店のバレンタインデー用のショーウィンドウです。

2013

今年は「フラワーバレンタイン」という、聞き慣れないコピーライトで展開されています。ショーウィンドウの説明によると、「欧米ではバレンタインデーに、男性から女性に花を贈ることが最もポピュラーということをご存知ですか?」と問いかけがあります。

昨年とは様子が違います。ちなみに昨年のバレンタインの提案はこちらのブログ記事へどうぞ。http://blog.goo.ne.jp/imagine-blog/d/20120211

今年の提案はおそらく、最近のバレンタインデーギフトの動向を踏まえた戦略によるものと考えられます。女性同士や友達同士でやりとりされる傾向が強まっている近年、商機をのがさず多くの人に(特に男性に)楽しんでもらおうという提案なのかもしれません。

フラワーバレンタインが流行するかはわかりませんが、流行現象には何らかの新しさ、珍しさ、面白さが伴うといわれます。そういった意味では流行する可能性があるといえます。


スーパーフード「スピルリナ」

2013-02-01 | 商品にみる【食】

東京・日本橋にありますDIC株式会社の展示で知った、「スピルリナ」の情報をお伝えします。スピルリナは藍藻類の一種で、約30億年前に地球上に出現した最古の植物といわれているそうです。そして近年ではアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの健康・栄養成分の含有率の高さで、注目されているスーパーフードとして脚光を浴びています。

実はこのスピルリナ、よく知られている食品に使われていました。

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アイスキャンディーの「ガリガリ君」です。この水色はスピルリナから抽出された青色天然着色料によるものです。青色をした食品や食材は少ないこともあって、一見、体に悪いイメージを描いていましたがガリガリ君の青はそうではなかったのです。

スピルリナの光合成能力は、ほかの植物より優れていて二酸化炭素削減で自然環境保護に役立つともいわれています。今後は、古くて新しいスピルリナによる食品がもっと身近になるかもしれません。

味は海苔と抹茶をあわせたような感じで料理の邪魔になりません。ヨーグルトやフルーツのジュースに混ぜたり、パスタやパンの生地に練りこむなど料理に取り入れやすいと思いました。美しい青色や目にあざやかな緑色にはスピルリナが使用されているかも?

スピルリナの情報の参照はこちらへ:http://www.dlt-spl.co.jp/index.html