色彩の道具箱

熊谷佳子が発信するニューノーマルな色彩活用情報。ご感想は、soudan@color-d.sakura.ne.jpへ。

赤文字系、青、紫、黒に雑誌が細分化?

2015-05-03 | 商品にみる【その他】
「赤文字系」のガーリーさと、「青文字系」のストリートのいいとこ取りの、紫文字系?のファッション誌「Violetta(ヴィオレッタ)」が2015年3月創刊されました。実は私、カラーコーディネーター熊谷佳子は「赤文字系」「青文字系」という表現に初めて触れた今日この頃…。何のことやらさっぱりわからず、親しくお付き合いいただいているライターさんと編集者さんに教えていただきました!



女性ファッション誌の系統分類をする言い方で、たとえば「ViVi」や「Ray」は題字が赤系の色であることから「赤文字系」といわれています。20歳前後対象のコンサバきれいなファッション提案で、雰囲気は女の子っぽいです。

それに対して「青文字系」といわれているファッション誌例は「Zipper」。10代からの若い女性向けの個性的で独特な服飾やヘアスタイルなどの、いわゆる原宿系ストリートファッションを提案しています。こちらは個性の強い女性受けする印象です。

必ず題字の色が守られているわけではありませんが、相対するコンセプトを区別した言い方が浸透してきたようです。「赤文字系」「青文字系」は、出版業界では知られている言い方のようですが、メジャーな表現ではない印象をもちました。

さて写真の女性誌は、赤文字系と青文字系のハイブリッドということから「紫文字系ガールズモード」とうたい、紫色の表紙と紫色をイメージさせる題名です。おしゃれやカルチャーに敏感でありながら、トレンドに流されない姿勢が見え隠れする、今どきの世界観を提案してくれそうです。(読者対象は10代~20歳前後の印象です)

さらに「黒文字系」のファッション誌もあるようで、黒を基調としたファッションコーディネートなどを提案するギャル向け雑誌です。知ってました??