色彩の道具箱

カラーコーディネーター熊谷佳子が 発信する、「これは!」と感じ入る旬な色彩情報です。http://color-d.com

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気軽にチェンジ!インテリアカラー

2016-11-25 | 商品にみる【環境】
年末が近づいてくると大掃除や家の中のことが気になってくるのではないでしょうか?気軽にインテリアの色を変えたり、加えたりできるツールを実際につかってみましたので紹介します。



一つは『decolfaシリーズ(株式会社ニトムズ)』のインテリアマスキングテープ。貼ってはがずことができるのでお部屋の壁や家具のアクセントなどに使います。色と柄が豊富で持っているだけでも嬉しくなるようなツールです。http://decolfa.com/about/



写真の左側のテープは、柄を組み合わせるとまるで額縁のようになるデザインです。壁などにマスキングテープで額縁風な見栄えにすることができるので、これを利用するとお気に入りのポストカードや写真を簡単に飾ることができます。

二つめは輸入壁紙です。フォトフレームなどに貼って自分好みにカスタマイズしたものを部屋に飾ればイメージチェンジができるでしょう。輸入壁紙専門店の『WALPA(ワルパ)』ではビンテージものから貼ってはがせるタイプの壁紙など品揃えが豊富です。http://walpa.jp/

インテリアカラーは一度決めてしまうとなかなか変えるのが難しいという認識がありましたが、これらのように貼ってはがずことが自由にできるツールを用いれば気軽に模様替えができますし、色や柄もいろいろと楽しめます。
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桜色LEDで、冬もお花見?!

2016-11-21 | 社会・経済
2016年10月下旬から東京・上野公園の桜の木に桜色LEDが点灯されていて、とても綺麗です。『冬桜イルミネーション』と名付けられたこの試み、上野公園を明るく照らし、安全に「上野」を楽しんでもらうことを目指しているとのこと。
http://www.ueno.or.jp/illumi/index.html



何かのテレビ番組で知ったのですが、あるホテルで外国人宿泊者の「お花見をしたい」という季節はずれのオーダーに応えるために、部屋に造花の桜を大きく活け、お花見弁当を用意したとか。

2016年冬の東京なら戸外でもお花見ができますね!上野の他に、目黒川沿いの桜並木でもLEDライトが装飾されているそうです。こちら『目黒川みんなのイルミネーション2016』は「電力の在り方」を見直す契機を目指したイルミネーションとなっているとのこと。
http://www.minna-no-illumi.com/index.html



そういえばシャープのカラーLED照明による人への影響について行われた研究によると、「薄紅色(さくら色)は幸せを感じさせる色」という結果を得たとか。癒しと安眠サポートの効果が期待されることから、2012年に「さくら色LED照明」を搭載した製品が世に出ていますが、冬の桜のイルミネーションで夜のお散歩すれば安眠間違いなしかもしれません。
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映画「フラワーショウ!」にみる、成功者の装い

2016-07-06 | 商品にみる【衣】
2016年7月2日公開の映画『フラワーショウ!』は、2002年チェルシー・フラワーショウで最高位の賞を獲得した、メアリー・レイノルズ女史(アイルランド出身・ランドスケープデザイナー)の実話に基づいています。キャリア、資金、コネもない、無名の20代の女性が、ロンドン・チェルシーで開催されている100年以上の歴史と権威あるガーデニング&フラワーショーに挑戦する物語です。



私、カラーコーディネーターの熊谷佳子は映画の中で、メアリーの装いや顔つきが変わっていくことに注目しました。

メアリーはキャリアを積むきっかけをつかむために、すでに業界で活躍するデザイナーのアシスタント職に応募します。その面接時に、雑誌に掲載されていた流行のヘアデザインで臨みます。これは自信がないから流行に敏感なところを見せ、センスある自分であるとアピールしているのです。大事にしたいのは、本当に自分に似合っているかなのですが…。

見事メアリーは面接に合格。しかしそのヘアデザインはバッサリと、雇い主となったデザイナーから直すように言われます。また若さや見た目の美しさを武器にするように促されるのです。映画の中で、デザイナーの下で働くメアリーの装いは段々洗練されていきます。TPOにあった装い=社会性を体現しているといえるでしょう。

その後メアリーは、こき使われたあげく、デザインをかきためた大切なノートを奪われクビに。チェルシー・フラワーショウで金メダルを取ると決意した後の装いはとてもユニークです。その時々に影響されている文化や信念が服飾や顔つきに表れています。

私は仕事柄、成功を引き寄せるために見た目をコントロールする大切さをお伝えしていますが、一方で、人はそれぞれ魅力的なところがあるはずで、それを活かした生き方をしていれば自然とその人の個性が表れた素晴らしい見た目になると、この映画から教わったような気がします。

そう、成功者の装いは自然と美しく感じる、心に残るものなのです!
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京の染屋と水

2016-03-17 | 商品にみる【衣】
京都・三条下ル柳水町(りゅうすいちょう)にある黒染屋を訪ねてきました。黒を専門にした染め工房で、作業工程も仕上がった品も黒ばかり。工房の品だけ見ていると、その黒色の美しさがほかの黒と比較出来ずお伝えしにくいのですが、ツヤのある大変美しい黒がそこにありました。



美しい黒の秘密に【水】が関係しているのは間違いないと思います。といいますのも、この工房が構える地下には千利休も茶の湯に用いたという『柳の水』が湧いており、その水を染めに使用しているとのことです。

水の違いが染色の具合に影響することは、昔テキスタイルデザインを学んだ頃に知ったことではありますが、自分で試さないことには納得いかない性分の私。

さすがに染めに必要なだけの水は分けてもらえないので、飲料水用の量を持ち帰り、自宅でいつも通りお茶をいれて飲んでみたり、ご飯を炊いてみました。結果は…「おいしい!」、水の違いに納得しました。



考えてみれば水の違いにこだわるのは染屋だけでなく、蕎麦やラーメン屋など飲食店もありますね。その土地ならではの品が、色彩があるのです。

上の写真はこの工房で買い求めた黒染めのハンカチ。オリジナルの企画商品で『366日の花個紋』と名づけられ、誕生日ごとに作成した紋がついています。花個紋にはそれぞれ『個意ことば』があり、「この花個紋をもつあなたは…」と添えてある言葉がこれまた楽しめます。

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紅梅色・こうばいいろ

2016-03-09 | 色の名前
紅梅の花のような、やわらかい赤色が「紅梅色」です。清少納言の「枕草子」によれば梅の花を絶賛する一方で、当時の高貴な身分の女性たちの衣の色に愛用された色であったことから、見飽きのする色とも述べられています。



上の写真は今年「梅見」をした際に撮影したものです。桜の木と比べ、梅の木は低いので花に顔を近づけて香りも楽しむことができます。

江戸の年中行事や暮らしを調べてみると、梅の花は気品があって香気が高いので古くから墨客(ぼっかく=書画を書く風流人)や隠士(いんし=俗世間と交わりを断ち、隠れ住む人)といった趣のある暮らしをしている人々に愛好されたといいます。

花より団子もよいですが、梅の木の間をそぞろ歩き…素敵です。

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