スポレート駅から観光地の丘の上にある旧市街までは徒歩で向かいます。
バスもあるのかもしれないんですが、歩いて２０～３０分位みたいなので
景色や町並みを見ながら歩くのが楽しいですもんね
駅前から大きな道が真っ直ぐ出ているので駅を背に真っ直ぐ歩いて行きます
駅前に謎のオブジェが・・・
直線の道は普通の街で特に見るところは無く１０分位で大きな川が見えてきて
そこに掛かるローマ橋を渡ると大きなアーチが見えてきます
アーチをくぐるとガリヴァルディ広場です
ここから旧市街になります。ドゥオーモを目指してまずは
ガリヴァルディ広場から出ているガリヴァルディ通りを歩いていきます
お目当ての丘の上にあるドゥオーモへの道が地図を見てもよくわからないんですよね～
古い街で細い石畳の道がクネクネしているので、地図が役に立たなくって・・
朝早いからお店も開いてないし歩いている人もお仕事や学校に向かう人だけで
ドゥオーモに行きそうな人もいないし・・・・
と思っていたら、ご親切にこんな案内が出ていたのでこれに従っていくことにしました
途中工事しているところとかあって、ここ通っていいの？みたいな道もあったり
案内の指す道が通行止めになっていたり・・・
さすがにこれは困った！！人に聞くしかないですね
お散歩している人がいたので「ドゥオーモはどこですか？」と聞いて
道を教えてもらい、ズンズン進んでいくとなんか家もまばらな
山の中に入ってきたので少し不安に思っていると大学生ぐらいのカップルが
前からやってきたので「ドゥオーモはどこですか？」と尋ねると
「あそこだよ！」と指先の向こうにドゥーモの鐘楼が見えていました～
私の歩いている道は合っていてこの先の階段を上がるとドゥオーモに
着くとのこと 良かったです
途中、見晴らしのいいところに出てウンブリアの景色がきれいに見えて感動～
昨日の雨とは打って変わって本日は快晴
いいねえ～ドゥオーモの左側に上がれる階段にたどり着きやっとドゥオーモです～
ガリヴァルディ広場から２０分ぐらいでした
道がわかっていたらもう少し早く着いたと思うのですが、ここは地図があまり役に立たないので
まぁ、２０分が普通でしょうね
早速、リッピの絵を見に行きたいと思ったのですが、あまりにも天気がいいので
ドゥオーモよりもっと高いところにあるアルボルノツィアーナ城塞に行って
ウンブリアの景色を見ることにしました
と言っても行き方がまたわからないので、なんとなく歩いていくことに
平日の朝だからか、人も居ないんですよね～
ドゥオーモを背に真っ直ぐあるいて突き当たりを左に曲がると
山の方に向かう遊歩道になっていたので歩いていくと
右手の山側に大きな洞穴
ではなく入口があって中に入っていくとなんと
エレベーターがありました。恐る恐るボタンを押して上がってみるとそこがアルボルノツィアーナ城塞でした～
スポレートの街にはエスカレーターがあるのは知っていましたが、
エレベーターもあるんですね～しかしわかりにくい
城塞はデッカイです
スポレートは教皇領だったので城塞が必要だったみたいですね
今回、中に入る時間は無いんですが、博物館になっているので次来た時は見たいですね
城塞の中に入らない代わりに外周を回ってみます。
景色がきれいなんですよ～
裏に回ると塔の橋があります
事前にガイドブックとかで塔の橋を知っていたのですが
上から見ると細っ
って感じもっと大きな橋を想像していたので少し拍子抜けしました
よく考えたら たくさんの高い塔の上に掛かった橋という意味の塔の橋だから
塔が太いのも変なのでやっぱりこんなもんですかね～
下から歩いて行くと橋も渡れるみたいですが、今回は時間が無いので
上から眺めるだけで
ウンブリアの景色をまったり眺めて写真をいっぱい撮って
いつまでもここにいたいんですが
そろそろ、大本命のリッピを見に行かなくては
先ほど上がってきたエレベーターで降りると、更に下に行くエスカレーターを発見
１月の平日の朝だからだと思うんですけど、本当に誰も居ないから
エスカレーターも乗るのもちょっと怖い感じなんですよね～
でも、ドゥオーモまで行くって書いてあるので乗ってみました
エスカレーターは壁の無い屋根と柱だけの建物の中を走ってます
ドゥオーモに到着 エスカレーターを降りると扉があって開けると
ドゥオーモ左横の階段の下、つまり朝ドゥオーモに来た時に通った
階段の下だったのです。非常～にわかりにくいところにこっそりと
エスカレーターの乗場があるんですね。
更に下に向かうエスカレーターがあったので場所がわかっていれば
楽に一番上に上がれるみたいです
ちなみにエスカレーターの正式名称はスカラ モービレと言って
スポレートには全部で３本あるみたいです。地図には３本あるんですが
なんせ、地図を見ても位置がよくわからないので次来た時に
使いこなせる自信はないです～
スカラ モービレを降りて階段をあがるとすぐにドゥオーモの入口です
中に入ると白い柱と天井の先の後陣とクーポラにリッピの絵があります
誰もいない・・・一人でリッピの絵が見れるってことね ラッキー
このまま真っ直ぐには進めないので端に寄って前に歩いていきます
祭壇の裏になるので横から入っていくと目の前にリッピの絵が広がります
柱に５０セントを入れると電気がつく装置があったのですが５０セントを
何回入れても装置が５０セントを受け取ってくれなくて・・・下に
カランカランと落ちてきて・・電気が付かない・・・・
でも、ず～っと見ていたら目が慣れてきたので明るく見えてきました
よく考えたら、昔は自然光で見ていたんだからリッピの時代もこんな感じ
だったんですよね
〈受胎告知〉
マリアも大天使ミカエルも美しい～可憐とでもいいましょうか
建物も床の模様も背景の景色も丁寧に描かれてます
〈キリスト誕生〉
マリアとヨセフ そして頭上には可愛らしい天使が３人
みんなでお祝いしています
〈聖母の死〉
聖母の死を悲しむ人々の背景画も素晴らしいです
〈聖母戴冠〉
これが素晴らしい～マリア様美しい～
写真も禁止になっていなかったので、写真撮影と鑑賞を一人でず～っとしてました
３０分ぐらい見上げてたかなぁ～幸せな時間でした
リッピの絵に別れを告げて後陣を後にすることにしました
（正確にはフィリッポ リッピと息子のフィリピーノ リッピ そして弟子達の絵ですが
フィリッポ リッピの流れをくんで描かれているのでリッピの絵と言わせて頂きました）
出口に向かっていると出入口の上に蜂３匹を発見
これはローマでいたるところで見掛けるバルベリーニ家の紋章ではないですか～
なんでスポレートに？？ 地球の歩き方をよく読んでみるとベルニーニの
「ウルバヌス８世の胸像」と書いてあります
ここは教皇領だったからウルバヌス８世なんですね
なるほど～スポレートのドゥオーモ 本当に良かった～
正面からのお姿も美しかったんですね
最後に正面から撮影
そろそろ駅に向かわなくていけない時間なので最後に
古代ローマ劇場跡だけ見て帰ります。
スポレートはローマ時代からあったんですね。この劇場は１世紀のものだそうです
１世紀に作られた劇場が今も音楽祭に使われているんですよ
さすがイタリアですよね～ ヴェローナのアリーナでもオペラやってるし
最後までスポレートの地理がわからないままでしたが、なんとなく坂道を
下ってガリヴァルディ通りまで戻ってきました
ガリヴァルディ広場からアーチを通ってローマ橋を渡る手前で
ポルケッタの屋台を発見
そういえば、スポレートはポルケッタで有名なんでした
（ポルケッタは子豚の丸焼きでその肉を削ってそのまま食べたり
パニーニにしたりして食べるんです
）少し早いですがランチに買ってみることにしました
前に並んでいたおじさんがポルケッタのパニーニを注文していて
屋台のおじさんに「子豚のどこがいい？」と聞かれて
何か答えて子豚ちゃんのパリパリの皮、脂肪の多そうな部位
あっさりしてそうな部位、レバーといろんなのをはさんでもらってました
私も真似をして「全部！！」て同じように全部位のお肉をはさんでもらいました
味付けは塩こしょうをふりかけるだけで ３ユーロ
食べながら駅に向かおうと一口食べた瞬間
あまりの美味しさに「美味しい～」と声に出してしまいました
ローマで何回かポルケッタのパニーニを食べましたが全然別物です
これが本当のポルケッタなんですね～
お持ち帰りにもう一つ買えばよかったかも～
食べ終わるころ駅に丁度到着しました
スポレート１１時１１分発の電車に乗りフォリーニョまで行きます
フォリーニョで乗換えなんですが、乗換え時間が２０分もあるから
結構待つなぁと思っていたんですが・・・
スポレートに電車が到着したのが１０分遅れ！！始発じゃないと遅れるんですよね～
フォリーニョに着いての乗換えが、ホームが変わるので階段で地下の通路に
降りて上がってなので荷物を持ってギリギリの時間で乗換えだと間に合わないですよね～
そんなに大きな駅じゃないんですが、線路が二つに分かれる分岐駅だからですね
フォリーニョ発は始発なので時間通り出発したのでアッシジには
予定通り １２時２分頃に到着しました！
これからアッシジの観光に行きます
