アリスインワンダーランド

ファンタジーといいながら、ところどころチクチクザクザク切り込まれる部分があったりして、
なんかものすごく現実的なラストにさすがティムバートンだと感心しちゃった。
あの時代に職業婦人をしようとしたら、めちゃくちゃ大変なのではないか？

アリスの吹き替えが若い女の子の声だったから、
なんか二十歳超えてるイメージがわかなくってちょっと困った。

白の女王が私は殺生しないからあなたよろしくってさくっといっちゃったりするところとか
結局白の女王も赤の女王と本質的にはかわらなくって、2人とも支配者の無邪気さというか傲慢さみたいなのがあって、
赤の女王は下々の者に広く迷惑な方向にすすんでしまったけど、
白の女王はたまたま迷惑かける相手がアリスだけだったのかと考えると、善悪って自分で決めるしかないんだなと感じた。

え、童話じゃないの？子供に夢を与える物語ではないの？

原作読んでないからよくわからないとこもあったんだけど、
よくこれを子供向けとかいって宣伝してるよなあとおもったよ。

ラスト、アリスにさよならするマッドハッターとシザーハンズのハサミくんのキャラがかぶる。
ぐぉ、なんてかわいい生き物なんだー
ぽつんと取り残される顔にゲキ萌え。こういう小動物がいたらつい拾ってしまいます

アリスよりマッドハッターのが乙女でヒロインなのが映画の随所でビシバシ感じたんですが。

というわけでいろんな意味でおもしろかったよ、アリス

でも別に3Dでみる必要はないと思った
ずり落ちるメガネを支えながら暗い画面をみるくらいなら、2Dがいいよ、２Dが！