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5月に読んだ本まとめ

2011-06-03 00:56:28 | 読書
5月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2423ページ

黒い愛情 (ラヴァーズ文庫)黒い愛情 (ラヴァーズ文庫)
ストイックに生きてきた人間が被虐の恍惚を教え込まれるという、とっても好みのシチュエーションでしかもリーマン同士!おいしくいただきました。ただ、受け攻め両方トラウマ抱えてるのは詰め込みすぎ感というかぶれる気がして好きではないんだなあ。この設定で前向きハッピーエンドだったんで意外だった。袋小路なエンドを予想してたんだけど。この作家さんの最初に読んだ本も袋小路エンドだったし、レーベル的にもハード系だから。
読了日:05月24日 著者:秀 香穂里
言ノ葉ノ世界 (新書館ディアプラス文庫 240)言ノ葉ノ世界 (新書館ディアプラス文庫 240)
生まれたときから心の声が聞こえる攻めと人がいい受けの話。生まれたときからだから人生が急に変わってしまった挫折はないかわりに小さい頃から人とは違うことで疎外されて、小ずるく立ち回るようになってしまった男の話。でも心の声が聞こえてしまうが故に 誰かを傷つけた後の後悔も聞いてしまうことで相手は自分を傷つける身勝手な悪人と思えず憎みきれないジレンマを抱えてる。小ずるく立ち回って自分より立場の弱い人間にひどいことするんだけど、そんな姿もみてて切なくなる。各キャラの心の動きや行動にずっと胸をキュンキュンさせられた。
読了日:05月22日 著者:砂原 糖子
言ノ葉ノ花 (新書館ディアプラス文庫)言ノ葉ノ花 (新書館ディアプラス文庫)
ファンタジーかと思って読み始めたら寓話っぽくってびっくりドキドキしながら一気読みした。心の声が聞こえることで臆病になってしまう主人公とそんなの乗り越えてきてくれる不器用で無愛想な攻めにほのぼの。心の聞こえなくなってアカルイミライ過渡思いきや!今までできてた事ができなくなってまたマイナススパイラルに落ちて行く主人公からハラハラドキドキ目がはなせなくなった。なんだかものすごく不幸道まっしぐらだったから。久々に息も忘れるほどのめり込んだよい作品だった。
読了日:05月22日 著者:砂原 糖子
ダブルミンツ (EDGE COMIX)ダブルミンツ (EDGE COMIX)
前から気になってた中村明日美子さん。表題作の執着の描かれ方もすきだけど、短編の「温室の果実」の膝枕シーンがツボ!このシチュエーション大好物!! ゾクゾクする目が印象的
読了日:05月21日 著者:中村 明日美子
EXIT 12 (バーズコミックス ガールズコレクション)EXIT 12 (バーズコミックス ガールズコレクション)
いい方向に変わっていってるハズなのになんとなくモヤモヤ感。忙しさや充実感の陰に隠れてしまってついやり過ごしてしまう。 そんなものが積み重なっていてある日決定的に決裂してしまう。そんな未来を予想させるようなフロント2人の心情がちりばめられている いったん壊れて自分の道を再構築した南さん、壊れたまま走り続けるESK、小さな齟齬が生まれつつも登り調子のVANCA。 ESKと同じ道をたどることはないけれどこれからのVANCAがどういう結末を迎えるのか 地道に自分の道を切り開いている伊集くんの存在に癒やされる。
読了日:05月17日 著者:藤田 貴美
宮廷神官物語  書に吹くは白緑の風 (角川ビーンズ文庫)宮廷神官物語 書に吹くは白緑の風 (角川ビーンズ文庫)
番外編いろいろ。萌えシロ(シロはのりしろのシロ)少なめかと思いきやマンガのラストシーンはオカンオトンやんちゃ坊主だったにニヤリ。 各話の間にいろいろあるから、これから入るより、1巻を読み切りと思って読むのがオススメ 新キャラも出てきたので、本編にどう絡むかも楽しみ。続きハードな展開になりそうだけど、オカン応援してるよー
読了日:05月16日 著者:榎田 ユウリ
もやしもん(10)限定版 (KCデラックス)もやしもん(10)限定版 (KCデラックス)
こいつらなんでこんなめんどくさいルートつかってるんだ?飛行機乗り継げばいいのにと思いながら楽しく読んだ。本編で菌少なめなのでちょっと寂しい
読了日:05月11日 著者:石川 雅之
ファイブスター物語 リブート (2) CLOTHO (ニュータイプ100%コミックス)ファイブスター物語 リブート (2) CLOTHO (ニュータイプ100%コミックス)
単行本もってるんだけど、なぜかリブートも読んでる。中書きで作者がクロト好きなのがよくわかった。メカのラフとか当時の裏事情とか作者の意図とかいろいろわかって面白い。 そんなに単行本を読み込んでるつもりはなかったんだけど、あのシーンがない。単行本用に追加したんだと単行本を魔窟から掘り出して比較しなくてもわかってしまう自分にびっくりした。
読了日:05月11日 著者:永野 護
先生、あのね! (あすかコミックスCL-DX)先生、あのね! (あすかコミックスCL-DX)
暴走&妄想する受けとクールにみえて初めての本気の恋にとまどって取り繕ってる攻めのすれ違いがかわいい。そしてあとがきマンガのこぼれ話があいかわらず爆笑もの。ブルボンシリーズもオマケまんがになったし、吸血鬼課長もいつか実現されるといいな
読了日:05月09日 著者:夏水 りつ
アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
続きます。よく考えたらこの巻で完結するわけないわな。シリーズの中でこの巻が一番読み易かった。一人称の中の人物がころころ変わるん慣れるまで混乱したけど。時間と空間が混沌とする中で、言葉とはなにか、自分とはなにか、他人との言葉での意思疎通とはなにか、自分がみている世界と他人が見ている世界は同じなのか、廚二病入り口のような問いが繰り返される。どうなるんだあと思ってたら零もFAFの面々も自分の進むべき道を取り戻して次のステージに進んでいった。読んでてすごかったんだけどうまく感想かけない。言語化って大変
読了日:05月08日 著者:神林長平
知らなくても生きていける萌えの話知らなくても生きていける萌えの話
タイバニで虎徹があまりにもヤモメ親父ヘタレおバカ受けで萌えスイッチ入って、そういや英田さんがエッセイでヤモメ親父受けを熱く語ってたなあと思い出して再読。 萌え思考が同じなのと私も腐歴ながいんで思考&嗜好の変化を経験しNGがだんだんなくなりつつあるのでとっても共感。 萌えスイッチって自分にもわからくっていきなり入るんで短い文章で論理的にでも感情もふまえてちゃんと語ることができるのがさすが作家さんだなあと思った。
読了日:05月07日 著者:英田 サキ

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