8月下旬に静岡県東部で観察したトンボたち。
〜8月下旬に観察したトンボ〜
アサヒナカワトンボ、ミヤマカワトンボ、ハグロトンボ
アオモンイトトンボ、アジアイトトンボ、クロイトトンボ
コシボソヤンマ、ミルンヤンマ、ギンヤンマ
ウチワヤンマ、タイワンウチワヤンマ、コオニヤンマ、オジロサナエ
オニヤンマ
オオヤマトンボ
ミヤマアカネ、ナツアカネ、アキアカネ、マユタテアカネ
コフキトンボ、ショウジョウトンボ
シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
チョウトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ
全26種
アサヒナカワトンボ
橙色翅型♂(未成熟)
無色翅型♂(未成熟)
♀
橙色翅型♂(左)、無色翅型♂(右)、共に未成熟
今回は未成熟個体をよく見かけた。この湧泉地では8月も羽化が続いているという証。
ミヤマカワトンボ
姿を全く見かけなかったが、帰り際にメス1頭に会えた。
ハグロトンボ
♀ 近所の水路にて
♂ 川の中・上流域にて
川や水路でよく目にした。
アオモンイトトンボ
ある田んぼ脇水路では多数の雌がオオカナダモに産卵していた。しかし、池や他の水路では概して見かける数は少なかった。
アジアイトトンボ
この池のイトトンボはほとんどがクロイトだが、その中にアオモンイト(2頭)とアジアイト(1頭)を見つけた。アオモンイトとアジアイトが混棲している状況に遭遇したのは初めて。
クロイトトンボ
水草の多い明るい池にて。この池では春からずっと安定して多数のクロイトトンボを観察することができる。
コシボソヤンマ
今回はぶら下がりのオス1頭しか会えなかった。
縄張り飛翔から交尾に至る瞬間を再び見たく、川の中・上流域に何度か行ったが、縄張り飛翔するオスに会えなかった。
ミルンヤンマ
今回は4頭(すべてオス)のぶら下がりを確認。産卵中のメスは見つからず。
ギンヤンマ
この池では20頭以上を確認し、見かける数が急に増えた。また、3ペアの連結産卵を確認した。
ところで、具体的なデータは示せないのだが、昨年はギンヤンマのシーズンの終わり方が急で、早いように感じた。そして、昨年は冬の到来が非常に早かった(11月中旬頃?)。この2つの事象に関連性があるのかずっと気になっていて、今年のギンヤンマのシーズン終焉と冬の到来がどうなるか、楽しみにしている。
ウチワヤンマ
前回もこの草にはウチワヤンマのオスがとまっていた。次回はタイワンウチワヤンマがとまっていることはあっても、ウチワヤンマはとまっていないような気がする。
池の周辺で休むメス。ウチワヤンマのメスは初見。サナエトンボのメスらしく太ましい腹部。そして、オスよりも小さめの腹部第8節の「ウチワ」。
ウチワヤンマは9月上旬ぐらいまでは見られるかもしれないが、メスに初めて会えたし、今年の見納めができたかなと思っている。来年はウチワヤンマの交尾や産卵を見てみたい。また、今夏のような猛暑の中、日陰がない池でウチワヤンマを観察するのは、命に関わってくるので、来夏は平年並みの暑さでお願いしたい。
タイワンウチワヤンマ
昨年は交尾・産卵する様子を何度か見かけたが、今年はまだメスを見ていない。
コオニヤンマ
♂(上)、♀(下)
雌雄共に会うことができた。これで今年の見納めになったと思う。
オジロサナエ
川の上流域でオスを発見
みやぞんライクな表情?
オス1頭だけだが、今回最大の目標だったオジロサナエの見納めができた。予定では今夏の最優先観察対象だったのだが、コシボソヤンマに浮気してしまった(しかも大した成果を得られなかった)。来年は「幼虫で川を下り、成虫で川を遡上する」2種(ヒメサナエ、オジロサナエ)の観察に力を入れたい。しかし、予定は未定で、他のトンボ(生き物)に再び目移りしてしまうかもしれない、、。
オンブバッタとこんにちは
オニヤンマ
♂ 川の上流域にて
ミヤマアカネ
川の上流域でちらほら見かけた。
ナツアカネ
未成熟♂
未成熟♀
川沿い(上流域)の林で休んでいた。
アキアカネ
猛暑日を記録する暑さの中、上流域の川原でオベリスク姿勢をとる未成熟メス1頭を見つけた。ここは標高数百メートルで日中はまだまだ暑い。最高気温が30℃を下回り、過ごしやすい日があったので、判断を間違えて高山から降りて来てしまったのかもしれない。
マユタテアカネ
川の上流域でオス数頭を見かけた。
コフキトンボ
♂
♀
ショウジョウトンボ♂(上)とコフキトンボ♀(下)
コフキトンボのシーズンはそろそろ終わり。
ショウジョウトンボ
池で休むオス
畑に張られた獣害対策用電気柵にとまるメス
今回は池、川沿い、水路などで合わせて50頭以上に会えたのではないだろうか。池では真紅のオスが多数見られ、縄張り争いをしたり、植物にとまって休んだりしていた。川沿いや池の周辺ではメスをよく目にした。
シオカラトンボ
オオシオカラトンボ
チョウトンボ
1ヶ月前は多数のチョウトンボが舞っていた赤どぶ池。しかし、今回会えたチョウトンボは1頭だけだった。他に見かけたトンボはアオモンイト、ギンヤンマ、ショウジョウトンボがそれぞれ1頭とシオカラトンボが数頭だけだった。トンボの数が少なかったのは、曇天の夕方だったからだと思うが、1ヶ月前に比べたら激減しているのだろう。
赤どぶ池は、春はイトトンボ、夏はハスの花とチョウトンボで賑わうが、チョウトンボがいなくなる秋以降は静かなトンボ池になる。
コシアキトンボ
まだまだ見られる池もあれば、全く見かけなくなった池もある。9月上旬ぐらいまでは見られると思うが、いなくなる時はパッと消えてしまう印象だ。
ウスバキトンボ
-----
8月下旬は夏のトンボの見納めを意識して観察してきた。コシボソヤンマ、ウチワヤンマ、コオニヤンマ、オジロサナエ、オオヤマトンボ、コフキトンボ、チョウトンボ、コシアキトンボといった夏のトンボに会えたので満足している。オナガサナエとコヤマトンボに会えなかったのは残念だが、こればかりは仕方がない。
明日から9月。猛烈な台風21号が日本列島に上陸する恐れがあり、その経路が気になるところだ。台風の上陸とは関係なく、9月上旬はトンボ観察を休むかもしれない。中旬からは活動したいと思っている。アオイトトンボ属、アカネ属、ルリボシヤンマ属を主な観察対象としていきたい。
〜9月の個人的注目種〜
ホソミオツネントンボ、オツネントンボ(?)
オオアオイトトンボ、アオイトトンボ、コバネアオイトトンボ
アサヒナカワトンボ、アオハダトンボ、ハグロトンボ@交尾・産卵
アオモンイトトンボ@第3化、アジアイトトンボ、ホソミイトトンボ@越冬型
ミルンヤンマ@産卵、ルリボシヤンマ、オオルリボシヤンマ、ギンヤンマ
タイワンウチワヤンマ♀
オニヤンマ@産卵
ネキトンボ、ミヤマアカネ、ナツアカネ、アキアカネ
マユタテアカネ、ヒメアカネ、マイコアカネ
ノシメトンボ、コノシメトンボ、リスアカネ
〜8月下旬に観察したトンボ〜
アサヒナカワトンボ、ミヤマカワトンボ、ハグロトンボ
アオモンイトトンボ、アジアイトトンボ、クロイトトンボ
コシボソヤンマ、ミルンヤンマ、ギンヤンマ
ウチワヤンマ、タイワンウチワヤンマ、コオニヤンマ、オジロサナエ
オニヤンマ
オオヤマトンボ
ミヤマアカネ、ナツアカネ、アキアカネ、マユタテアカネ
コフキトンボ、ショウジョウトンボ
シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
チョウトンボ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ
全26種
アサヒナカワトンボ
橙色翅型♂(未成熟)
無色翅型♂(未成熟)
♀
橙色翅型♂(左)、無色翅型♂(右)、共に未成熟
今回は未成熟個体をよく見かけた。この湧泉地では8月も羽化が続いているという証。
ミヤマカワトンボ
姿を全く見かけなかったが、帰り際にメス1頭に会えた。
ハグロトンボ
♀ 近所の水路にて
♂ 川の中・上流域にて
川や水路でよく目にした。
アオモンイトトンボ
ある田んぼ脇水路では多数の雌がオオカナダモに産卵していた。しかし、池や他の水路では概して見かける数は少なかった。
アジアイトトンボ
この池のイトトンボはほとんどがクロイトだが、その中にアオモンイト(2頭)とアジアイト(1頭)を見つけた。アオモンイトとアジアイトが混棲している状況に遭遇したのは初めて。
クロイトトンボ
水草の多い明るい池にて。この池では春からずっと安定して多数のクロイトトンボを観察することができる。
コシボソヤンマ
今回はぶら下がりのオス1頭しか会えなかった。
縄張り飛翔から交尾に至る瞬間を再び見たく、川の中・上流域に何度か行ったが、縄張り飛翔するオスに会えなかった。
ミルンヤンマ
今回は4頭(すべてオス)のぶら下がりを確認。産卵中のメスは見つからず。
ギンヤンマ
この池では20頭以上を確認し、見かける数が急に増えた。また、3ペアの連結産卵を確認した。
ところで、具体的なデータは示せないのだが、昨年はギンヤンマのシーズンの終わり方が急で、早いように感じた。そして、昨年は冬の到来が非常に早かった(11月中旬頃?)。この2つの事象に関連性があるのかずっと気になっていて、今年のギンヤンマのシーズン終焉と冬の到来がどうなるか、楽しみにしている。
ウチワヤンマ
前回もこの草にはウチワヤンマのオスがとまっていた。次回はタイワンウチワヤンマがとまっていることはあっても、ウチワヤンマはとまっていないような気がする。
池の周辺で休むメス。ウチワヤンマのメスは初見。サナエトンボのメスらしく太ましい腹部。そして、オスよりも小さめの腹部第8節の「ウチワ」。
ウチワヤンマは9月上旬ぐらいまでは見られるかもしれないが、メスに初めて会えたし、今年の見納めができたかなと思っている。来年はウチワヤンマの交尾や産卵を見てみたい。また、今夏のような猛暑の中、日陰がない池でウチワヤンマを観察するのは、命に関わってくるので、来夏は平年並みの暑さでお願いしたい。
タイワンウチワヤンマ
昨年は交尾・産卵する様子を何度か見かけたが、今年はまだメスを見ていない。
コオニヤンマ
♂(上)、♀(下)
雌雄共に会うことができた。これで今年の見納めになったと思う。
オジロサナエ
川の上流域でオスを発見
みやぞんライクな表情?
オス1頭だけだが、今回最大の目標だったオジロサナエの見納めができた。予定では今夏の最優先観察対象だったのだが、コシボソヤンマに浮気してしまった(しかも大した成果を得られなかった)。来年は「幼虫で川を下り、成虫で川を遡上する」2種(ヒメサナエ、オジロサナエ)の観察に力を入れたい。しかし、予定は未定で、他のトンボ(生き物)に再び目移りしてしまうかもしれない、、。
オンブバッタとこんにちは
オニヤンマ
♂ 川の上流域にて
ミヤマアカネ
川の上流域でちらほら見かけた。
ナツアカネ
未成熟♂
未成熟♀
川沿い(上流域)の林で休んでいた。
アキアカネ
猛暑日を記録する暑さの中、上流域の川原でオベリスク姿勢をとる未成熟メス1頭を見つけた。ここは標高数百メートルで日中はまだまだ暑い。最高気温が30℃を下回り、過ごしやすい日があったので、判断を間違えて高山から降りて来てしまったのかもしれない。
マユタテアカネ
川の上流域でオス数頭を見かけた。
コフキトンボ
♂
♀
ショウジョウトンボ♂(上)とコフキトンボ♀(下)
コフキトンボのシーズンはそろそろ終わり。
ショウジョウトンボ
池で休むオス
畑に張られた獣害対策用電気柵にとまるメス
今回は池、川沿い、水路などで合わせて50頭以上に会えたのではないだろうか。池では真紅のオスが多数見られ、縄張り争いをしたり、植物にとまって休んだりしていた。川沿いや池の周辺ではメスをよく目にした。
シオカラトンボ
オオシオカラトンボ
チョウトンボ
1ヶ月前は多数のチョウトンボが舞っていた赤どぶ池。しかし、今回会えたチョウトンボは1頭だけだった。他に見かけたトンボはアオモンイト、ギンヤンマ、ショウジョウトンボがそれぞれ1頭とシオカラトンボが数頭だけだった。トンボの数が少なかったのは、曇天の夕方だったからだと思うが、1ヶ月前に比べたら激減しているのだろう。
赤どぶ池は、春はイトトンボ、夏はハスの花とチョウトンボで賑わうが、チョウトンボがいなくなる秋以降は静かなトンボ池になる。
コシアキトンボ
まだまだ見られる池もあれば、全く見かけなくなった池もある。9月上旬ぐらいまでは見られると思うが、いなくなる時はパッと消えてしまう印象だ。
ウスバキトンボ
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8月下旬は夏のトンボの見納めを意識して観察してきた。コシボソヤンマ、ウチワヤンマ、コオニヤンマ、オジロサナエ、オオヤマトンボ、コフキトンボ、チョウトンボ、コシアキトンボといった夏のトンボに会えたので満足している。オナガサナエとコヤマトンボに会えなかったのは残念だが、こればかりは仕方がない。
明日から9月。猛烈な台風21号が日本列島に上陸する恐れがあり、その経路が気になるところだ。台風の上陸とは関係なく、9月上旬はトンボ観察を休むかもしれない。中旬からは活動したいと思っている。アオイトトンボ属、アカネ属、ルリボシヤンマ属を主な観察対象としていきたい。
〜9月の個人的注目種〜
ホソミオツネントンボ、オツネントンボ(?)
オオアオイトトンボ、アオイトトンボ、コバネアオイトトンボ
アサヒナカワトンボ、アオハダトンボ、ハグロトンボ@交尾・産卵
アオモンイトトンボ@第3化、アジアイトトンボ、ホソミイトトンボ@越冬型
ミルンヤンマ@産卵、ルリボシヤンマ、オオルリボシヤンマ、ギンヤンマ
タイワンウチワヤンマ♀
オニヤンマ@産卵
ネキトンボ、ミヤマアカネ、ナツアカネ、アキアカネ
マユタテアカネ、ヒメアカネ、マイコアカネ
ノシメトンボ、コノシメトンボ、リスアカネ