北海道 秘境・自然 旅日記

北海道の美しい自然や、あまり知られていないマニアックな場所を写真で綴ります。

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笹の墓標展示館(旧光顕寺)

2011年08月14日 17時51分35秒 | 空知の風景
2011年7月30日

朱鞠内の「笹の墓標展示館(旧光顕寺)」へ立ち寄りました。

朱鞠内湖のキャンプ場へ向う道を進んで右手、雨竜第一ダムの展望台の手前にひっそりと佇んでいました。
展示館の中には壁一面に当時の写真や新聞記事等の資料が貼られていました。
そして中央に、この展示館を訪れた人が感想を書くノートが置かれていました。



朱鞠内で鉄道・ダム工事が行われた1940年代は太平洋戦争の只中にあり、「富国強兵」の掛声の下でタコ労働者や朝鮮人、
中国人労働者を使った強引な工事が行われていた。朱鞠内は道内有数の豪雪地帯で知られ、冬季の気温も-40℃を記録する
など非常に過酷な自然環境にあったが、国策である工事は冬季間も休まず続けられた。労働者のなかには、過酷な労働に
加えて自然環境の厳しさから怪我や病気になる者が絶えず、死に至った者も少なくなかった。
工事犠牲者は後の調査によって210余名が判明しているが、光顕寺本堂は、当時犠牲となった労働者が着の身着のままで
一夜の弔いを受けた場所であった。現在も犠牲者の位牌が寺に残されているが、10代の若者や朝鮮人と思われる位牌など
は、当時の状況を生々しく伝えている。

~Wikipediaより~

現在、東アジア共同ワークショップ委員会・空知民衆史講座により、「笹の墓標展示館」が管理され、犠牲者たちの遺骨収集
と慰霊を行っています。そして、展示だけでなくワークショップ等を通じて伝えようとしています。

こういった史実を、今生きている僕たちは目を背けずに、真摯にうけとめ、後世に伝えることが必要なんでしょうね。


近くに「笹の墓標交流館」がありました。
ここで遺族や関係者を含めた多くの方が意見を交わしたんでしょうか。


雨竜沼第一ダムにも行ってみました。
ダムの横には展望台が作られています。(現在は老朽化により上がれなくなっています。)


これだけのダムを短期間で造るのは、大変だったでしょうね・・。


ダムの横には「殉職者慰霊塔」が建てられていました。


すぐ近くに「益谷秀次像」もありました。
衆議院議長や副総理などを歴任した、大正~昭和の自民党の政治家のようです。
銅像の裏には「名羽線鉄道建設経過」が書かれていました。
「名羽線」建設の決定に関わった人物だと推測されます。
「深名線」の建設に関わったかどうかは不明ですが、ダム・鉄道建設での犠牲者の
慰霊塔の横にあるのは異様な気ががします。
慰霊塔をどのように見ているんでしょう・・・。


朱鞠内湖は相変わらずの静かな湖面を見せています。
夏はキャンプ、冬はワカサギ釣りで賑わいます。
ここを訪れた人に少しでも史実を知ってもらえたら良いですね。

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コメント (4)   この記事についてブログを書く
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4 コメント

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なんとも… (きんちゃん)
2011-08-14 19:01:33
 いけぶーさん、こんばんわ~
考えさせられる建物ですね~…
以前の日本はそれが当たり前だったのでしょう。
恐ろしい事実です。
その隣接する所に益谷秀次像…
恐ろしい事実です…
適切な日に・・・ (八海のおやじ)
2011-08-14 23:25:26
この時期になると終戦前後のTV番組が各放送局でとり上げてますが

以外に北海道各地の悲惨な歴史には触れてくれませんね
規模が小さいっての程度なんでしょうか
笹の墓標展示館(旧光顕寺)は当時の建物が残されてるんで感じ方も違いますね

実際”おやじ”も幌加内在住の方から
当時タコ部屋から真冬に素足で逃げてきて助けを被る話なんかも聞いてます

今や最悪の経済状況の中の日本
でもこんな悲惨な過去も風化してはいけない史実です
きんちゃんさんへ (いけぶー)
2011-08-15 07:49:08
こんにちは。
いつも能天気なんですが、さすがに考えさせられました。
こういう史実は風化してはいけないと感じさせられます。
そうそう、益谷秀次像・・・
妙だと思いませんか?
むしろ、わざわざ造ったんでしょうか??
すべては謎です・・・。
八海のおやじさんへ (いけぶー)
2011-08-15 07:54:18
こんにちは~。
以前よりおやじさんに言われていた「笹の墓標」、ついに行くことができました。
おやじさんに聞くまで、北海道好きの僕も
全く初耳の場所でした。
それだけ広く知られてないということなんでしょうね・・。
外部の写真しかないのですが、中の資料もたっぷり読ませてもらいました。
本当にいろいろと考えさせられました。
日本人はこういう問題を目を背けたいのか、タブー視する傾向があると思います。
でも、大事なのは、タブー視することでなく、
過去の出来事を良く知って、二度と同じような過ちを
繰り返さないことではないかと思いました。

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