久々に、ワシの趣味的平和な話である。
土日の時間を使って、Nゲージの路面電車レイアウトを建設中。3月末に廃止となった名鉄美濃町線に、廃止ぎりぎりで出かけていったのがエラくきっかけとなり、どうしても手近に「路面区間のある地方鉄道」といった内容のレイアウトが欲しくなってしまった。
正確には、きっかけはもう一つあり、いつの間にやら買い揃えてしまったNゲージ路面系電車群である。数年前、MODEMOの東急世田谷線300や江ノ電1000形をえらく気に入ってしまって、以来かなりのコレクションとなってきてしまったのだ。
市販のレイアウトパネル上に建設しているのだが、こういう類の車両の天下ともなれば、行ったり来たりのくだらんレイアウトセクションではなく、フツーの鉄道車両では無理めな急カーブの連続で、エンドレスが幾重かに重なったものとなるのは必然というべき事。
そうしたレイアウトのレール敷設途中で直面した、あらら・トホホの事実とは…件の路面系Nゲージ車両たちが、意外にも情けないくらい、ことごとく急カーブを曲がれないという驚愕の事実であった。
そもそも、雑誌「RMモデルズ」が定める「路面モジュール」規格の中で、コーナーモジュールなどで使うカーブの最小半径は、かつて120㎜であった。このカーブはフレキシブルレールでないと作れない急カーブなのだが、編集部で各種路面電車モデルを実走行テストした結果、ほとんどの代表車種は通過可能という事で定めたというもの。そこは流石、路面モジュールらしい感じがする。もっとも、現在はもっとお気楽なモジュール参加を狙ってか、市販の道床付きレールを組み合わせたコーナーモジュールの規格の方を推奨しているようだが…
フレキシブルレールの扱いには手馴れたワシはトーゼン、120㎜の規格に注目。ワシのは路面モジュールではないものの、倣っておけば間違いないと踏んだのであった。
ご存知かと思うが、路面系車両には普通のボギー車の他、連接車がかなりの比率を占める。結論から言ってしまうと、ボギー車はほぼ、急カーブなど全く苦もなく走行する。問題となるのは連接車の方である。それでも、連接車がことごとく駄目かというとさに在らずで、知る人ぞ知るトラムウェイ製品の広島電鉄5000形グリーンムーバーなどは、5車体連接というあれほどの複雑な構造をもってして、R120を苦もなく走破してしまう。
意外に情け無いのがMODOMO製品。R120を全く苦にしないのは台車間の短い東急300ぐらいで、江ノ電1000や300はモーター音も苦しげになんとか通過という感じ。
許せないと思ったのが同じ江ノ電でも500形で、R120はおろかR150でも全く走らない。江ノ電連接車の中では台車間が広めであるという事実が不利に働くのは理解できるが、まだ物理的には屈曲する余裕がありそうなのに、なんと電気的にショートを起こして止まってしまうのである。じゃいったい、どの位ならカーブ曲がれるの?と思うのだが、TOMIX最急カーブのR243はとにかく走った。でもこれじゃ、フツーの鉄道車両並みにエラそーな限界値!
ちなみに、路面系でも変り種としてTOMIXの熊本電鉄5000形を走らせて見た。そう!ご存知、東急青ガエルである。ところが、これが難なくR120をクリア!!2両連結したまま見事に身をくねらせていった…いよいよ立場の無いMODEMO江ノ電500なのであった。
なお、このレイアウトはまもなく全線の敷設を終える。ストラクチャー設置まで終えたら報告します。
土日の時間を使って、Nゲージの路面電車レイアウトを建設中。3月末に廃止となった名鉄美濃町線に、廃止ぎりぎりで出かけていったのがエラくきっかけとなり、どうしても手近に「路面区間のある地方鉄道」といった内容のレイアウトが欲しくなってしまった。
正確には、きっかけはもう一つあり、いつの間にやら買い揃えてしまったNゲージ路面系電車群である。数年前、MODEMOの東急世田谷線300や江ノ電1000形をえらく気に入ってしまって、以来かなりのコレクションとなってきてしまったのだ。
市販のレイアウトパネル上に建設しているのだが、こういう類の車両の天下ともなれば、行ったり来たりのくだらんレイアウトセクションではなく、フツーの鉄道車両では無理めな急カーブの連続で、エンドレスが幾重かに重なったものとなるのは必然というべき事。
そうしたレイアウトのレール敷設途中で直面した、あらら・トホホの事実とは…件の路面系Nゲージ車両たちが、意外にも情けないくらい、ことごとく急カーブを曲がれないという驚愕の事実であった。
そもそも、雑誌「RMモデルズ」が定める「路面モジュール」規格の中で、コーナーモジュールなどで使うカーブの最小半径は、かつて120㎜であった。このカーブはフレキシブルレールでないと作れない急カーブなのだが、編集部で各種路面電車モデルを実走行テストした結果、ほとんどの代表車種は通過可能という事で定めたというもの。そこは流石、路面モジュールらしい感じがする。もっとも、現在はもっとお気楽なモジュール参加を狙ってか、市販の道床付きレールを組み合わせたコーナーモジュールの規格の方を推奨しているようだが…
フレキシブルレールの扱いには手馴れたワシはトーゼン、120㎜の規格に注目。ワシのは路面モジュールではないものの、倣っておけば間違いないと踏んだのであった。
ご存知かと思うが、路面系車両には普通のボギー車の他、連接車がかなりの比率を占める。結論から言ってしまうと、ボギー車はほぼ、急カーブなど全く苦もなく走行する。問題となるのは連接車の方である。それでも、連接車がことごとく駄目かというとさに在らずで、知る人ぞ知るトラムウェイ製品の広島電鉄5000形グリーンムーバーなどは、5車体連接というあれほどの複雑な構造をもってして、R120を苦もなく走破してしまう。
意外に情け無いのがMODOMO製品。R120を全く苦にしないのは台車間の短い東急300ぐらいで、江ノ電1000や300はモーター音も苦しげになんとか通過という感じ。
許せないと思ったのが同じ江ノ電でも500形で、R120はおろかR150でも全く走らない。江ノ電連接車の中では台車間が広めであるという事実が不利に働くのは理解できるが、まだ物理的には屈曲する余裕がありそうなのに、なんと電気的にショートを起こして止まってしまうのである。じゃいったい、どの位ならカーブ曲がれるの?と思うのだが、TOMIX最急カーブのR243はとにかく走った。でもこれじゃ、フツーの鉄道車両並みにエラそーな限界値!
ちなみに、路面系でも変り種としてTOMIXの熊本電鉄5000形を走らせて見た。そう!ご存知、東急青ガエルである。ところが、これが難なくR120をクリア!!2両連結したまま見事に身をくねらせていった…いよいよ立場の無いMODEMO江ノ電500なのであった。
なお、このレイアウトはまもなく全線の敷設を終える。ストラクチャー設置まで終えたら報告します。