Linuxを入れたPCを使う時、いちいちLinuxPCの前に行って、
モニター・キーボード・マウスなどを使うのは、意外と面倒です。
Windows PCやiPadのようなiOSのデバイスなどから
リモートコントロールするための
商用でなければ無料のソフトがあります。
「Team Viewer」と言います。
これを、Windows PCとLinux PCと、もしお持ちでしたら
iOSのデバイスなどにインストールしましょう。
Mac OS版や、Android版も用意されています。
ブラウザで「Team Viewer」で検索します。
日本語の「Team Viewer」のサイトに飛びます。
画面上のほうに「ダウンロード」と書かれた
リンクがありますのでクリックします。
「Linux」「Windows」「Mac」「Mobile」と
4つの中から選べるようになっています。
筆者は、Windows PCとMobileの中から「iOS」版を
ダウンロードして、それぞれ、インストールしました。
ここでは、Linux版のダウンロードとインストールに
ついてのみ触れます。
画面の「Linux」と書かれた「タブ」をクリックします。
「Ubuntu、Debian」系と「RedHat、CentOS、Fedora、SUSE」系と、
その他のシステム(サポート外)のダウンロードのリンクがあります。
本書(本ブログ)では「Ubuntu Studio」を使っていますので
「Ubuntu、Debian」のリンクをクリックします。
この時に「32-Bit / 64-Bit Multiarch」のほうを選びます。
リンクをクリックしますと「次のファイルを開こうとしています」
と出ますので「ファイルを保存」を選びます。
ダウンロードした「Team Viewer」は
/home/(Linuxのユーザー名)/ダウンロード/
のフォルダに入ります。
「◎」-「ファイルマネージャー」を開き
「ダウンロード」フォルダまで進みますと、
「teamviewer」が入っています。
「右クリック」して「Ubuntuソフトウェアセンターで開く」で開きます。
少し開くのに時間がかかるかも知れませんが
「Ubuntuソフトウェアセンター」で「teamviewer」が表示され画面右のほうに
「インストール」のボタンが出てると思います。
その「インストール」のボタンをクリックするとインストールが始まります。
パスワードを聞いてきましたら「Ubuntu Studio」を
インストールした時のパスワードを入力して進めましょう。
インストールが完了すると
「◎」-「インターネット」-「TeamViewer」と言う項目が
入っていると思います。選択して起動します。
英文で「ライセンスに同意しますか?」のような質問が出てきましたら、
「同意」をクリックします。「終了」をクリックします。
「Your ID」と「Password」「Partner ID」のようなものが出てきます。
「Your ID」が「Ubuntu Studio」をインストールした PC の「ID」です。
この「ID」を指定する事により、ウインドウズPCやiOSのデバイスなどから、
リモートコントロールが出来ます。
「Your ID」と「Password」をメモして無くさないようにしましょう。
ウインドウズPCにも同様に「TeamViewer」をインストールします。
ウインドウズPCでメールアドレスと自分で考えたパスワードを入力し、
アカウントを作っておきます。
さらに自分の「TeamViewer」ネットワークのパスワードも考えておきます。
Linux 側の「Team Viewer」を起動したら、
ウインドウズPCで作ったアカウント(メールアドレスとパスワード)を入力し、
自分の「Team Viewer」ネットワークのパスワードも入力します。
成功すると「Completing the wizard」と出ます。
「Finish」をクリックします。
Linux側では常に「Team Viewer」を起動しておき、
ウインドウズPC や iOS のデバイスなどから
気軽にアクセスできるようにしておきましょう。
Linux側で再起動をかける度に、TeamViewerを手動で起動するのは
効率が良くありません。
TeamViewer が自動的に起動するように設定をしておいたほうが
良いでしょう。
「Ubuntu Studio」でOSの起動時にアプリケーションを自動的に
起動するようにする設定は以下の通りです。
「◎」-「ターミナルエミュレーター」を開きます。
$ gnome-session-properties
と、入力してください。
「自動起動するアプリケーションの設定」と言うウインドウが出ます。
「+ 追加」をクリックします。
「参照」をクリックします。
/usr/bin
の中の「teamviewer」を見つけてクリックして選択し「開く」をクリックします。
「コマンド」欄に
/usr/bin/teamviewer
が入ったと思います。
「+追加」をクリックします。「閉じる」で閉じます。
これで、「Ubuntu Studio」を再起動する度に「TeamViewer」を手動で起動しなくても
自動的にOS起動と同時に立ち上がってくるようになります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます