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I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

【Business Blog-02】内需拡大する中国における外国人の価値

2017-03-12 20:56:02 | 【Business Blog】Business / Projects

ご存知の方も多いとは思うが
中国ではSNSと言われるものはほぼ使うことができない。
Facebook, twitter, instagram, LINEなどなど。

そして2017年3月初旬から
今までは問題なく使用できていた
pinterestも中国で使えなくなった。

ただそれらは「VPN」という抜け穴を使って
それらにアクセスすることが可能なのだが、
2018年中までにそのVPNも順次閉鎖、規制対象になるらしい。

そういうことになっていくと、
中国は、より内向きな情報へとひた走ることになる。

内向きに変化していく中で、
中国国内の状況は二極化すると思う。
一つはより国際的に発展する形、
もう一つはより中国国内に特化していく形。

内需がこれからも伸びる大国インドや中国は
内向きでも伸びていくことは間違いない。
中国の内陸部や地方で仕事をしたことがある人は、
そのことが身をもって理解できるはずだ。
まだまだ必要なものが全然足りない。
100万人都市であっても市中心に
昔ながらの百貨店もどきが一つ二つしかない街は多い。
中国国内の需要は間違いなく拡大する。
それに照準を合わせた展開も加速するはずだ。


外国人クリエイターやプロデューサーが
中国で活躍する場合、海外の視点や考え方が
中国国内で新鮮さをもって受け入れられることが
付加価値になることが多い。

同時に、中国国外との関係が閉鎖的になるにつれ
中国人が国内で得れる情報や感覚が
より中国固有のものへと変化する。

要するに、今後は中国国外に十分に接して
中国に持ってくることができる者のみ
中国国内で付加価値を得れるということになる。
ただし前提として中国との深いネットワークは重要だ。

内外の移動を通して
新しい視点とネットワークを強化することこそ
自分の価値を最大化する唯一の方法であると感じる。


I.Takashi


【Business Blog-01】国営企業と付き合う方法

2017-03-10 15:30:12 | 【Business Blog】Business / Projects

上海で50年続く企業というのは中国ではもはや老舗だ。

そんな中国老舗食物販の企業と現在仕事をしている。
私たちの会社の役割はMD(商業用語でマーチャンダイジング、つまり店舗や商品の配置計画)と店舗内装のコンセプトデザイン。
まだ起業して丸2年しか経っていない会社にこんな老舗企業からお声がかかるのは非常に珍しいと思う。
この会社はグループ会社の一員で、親会社は国営会社。
そして今回契約した食物販企業は上海市内に10店舗弱を運営している。

奇しくも今回受託したプロジェクトは既存店の改造。
そして新しい時代にあったフラッグシップの役割と担う。
社内的にも非常に重要なプロジェクトだ。

中国だけにとどまらないが、国営企業というのは社内のプロセスが長い。
そして例え、良いプレゼンをしたとしても会議のその場では決まらない。
反応が薄いので非常にわかりにくい。
国営には色々な部門と重要な位置を占める職位の人たちが多数いるのだ。
政府の役人も組織の一員に入っている。
表では話されない裏での駆け引きや力比べもあるだろう。

中国国営企業またはそれに準ずる企業とうまく付き合うコツは、
そんな状況下で結論を急がないこと、そして先方社内の意向を汲み取ること。
プロジェクト担当者を見極め、その担当者の意向を読む。
そして多方面から情報の裏を取り、
プロジェクトが実行可能なスケジュールと予算を予測する。

昨今の中国企業、国営企業も含め、
実効性や効率性が求められるようになっている。
今までのビジネス習慣が変わろうとしている過程だ。

あと10年経てばここ中国で日本と同じように仕事をすることができると思う。
ただし、担当者への深いヒアリング、クライアント文化の深い理解がかかせないことは、
仕事をする上で日本でも中国でも同じことであろう。

ただし、海外の国策、異文化理解と言葉の理解が前提となるので
引続き日本人には、業務上高いハードルとなることは間違いない。。。