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I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

【Tourist Guide-32】私的にはベストワン!の上海アートスポット「yuz museum」

2018-11-14 16:26:41 | 【Tourist Guide】Culture / Heritage / Art

上海には豫園や外灘の様ないわゆる有名観光地はいくつかあるけれど、

ツアーで回るような場所はハッキリ言ってまったく面白くない。

どこも人が多すぎて、行っても感動することは皆無。

むしろスリにあったとか、疲れたとか、ネガティブな意見ばかり。



でもいわゆる「West Bund(西岸)」と言われる場所は環境含めてセンスが相当いい感じ。

その中心に位置するのがこの施設美術館「yuz museum」。


飛行機格納庫をリノベーションして2014年オープン。

そして建築設計は日本人の藤本壮介。

このカフェでお茶するだけでも相当リラックスできる。値段も高くないし。

 

ミュージアムグッズも多少面白いものがあり、

作家のネックレスやディーゼル監修のお皿、

所有美術品であるジャコメッティの写真なども売っている。

 

美術館のすぐ裏手にはランニングコースを整備した河岸とテラス。

新興開発地域なのでまだまだ人は少なく、

今集っているのはセンスのあるアート好きの若者だけ。

最高にリラックスできる大好きな場所です。

川は綺麗とは言えないですが。。。

 

あと5年も経てば、一帯の開発は完成し、

10年後には間違いなく人で賑わっていることと思います。

 

今ならのんびり&センスある上海の一角を垣間見ることが可能。

ぜひ上海にいらっしゃる際には展示内容チェックの上、来てみてください。

僕個人にとって、上海で一番のお勧めスポットです。

 

【yuz museum
住所:上海市豊谷路35号雲錦路駅下車東へ徒歩10分
中国語名:余徳耀美術館
営業時間:10時時30分~17時30分(休館日:月曜日
www.yuzmshanghai.org


【Business Blog-25】変わる時代への適応〜事業内容変更と業態変更

2018-11-05 17:24:04 | 【Business Blog】Business / Projects

伸びる企業の特性のひとつとして、

事業の他業種·多業種展開、がある。

 

お客さんや取引先との対話、

友達との情報交換の中から、

素晴らしい情報を受け取ることは日常的に起こる。

 

そこをチャンスと見て自分が関わるか、

ただの雑談として終わらせるか、その違いが大きい。

 

例えば知り合いの中国人、

日本でラーメン屋さんのチェーン展開をやっていたかと思えば、

気づけば中国企業と手を組んで中国でも展開を始めている。

そして中国のお客さんからの問い合わせの多い日本への医療観光の事業化、

ラーメン屋の他業態への展開、

日本で海外展開の事業に興味ある方々へ向けたコンサルティングサービスも開始した。

 

また、友人の日本人は海外でエステを学んだ後、

韓国の美容業界に興味を持ち、ソウルでエステの見習いを開始、

自分のお客さんを持つようになってからは自分で個人エステを開業。

その後、日本にもエステを構えるようになり、

韓国の良質な化粧品などを輸出入するようになった。

ネットも整備して販売網を拡大、B to C化。

最近は化粧品だけでなく、食品も取り扱い、

日韓に限らず日中間の取引も開始した。

また食材の取り扱うで知り合いの増える中、

いまは海外での飲食店開業の準備をしている。

 

以前から私も関わらせていただいている友人は元々はパソコンの修理屋だ。

そこからマック専門の修理屋として生計を立てるようになり、

ハードからソフトのメンテナンスやサービスも行うようになった。

それが高じてソフトウェアのスクールや企業向けのコンサルティング、

更にその顧客からの相談でAirbnbの構築をお手伝いするうちに自分でも運営するようになり、

今では10軒近い貸家を運営している。

 

 

自分はと言えば、元々は建築の設計。

その後室内設計、商業全体のコンサルティング。

海外に出て自分でやり出してから関わっていることは、

以前からの商業コンサルティングに加えて、

·テナントリーシング、誘致活動

·海外でのプロジェクトコーディネート

·海外でのM&Aコンサルティング

·建築商材の輸出入、商材の海外での作成

·飲食店開業·運営

·幼稚園事業開業·運営

·執筆·出版

·勉強会·学校などでの講師

·来日客の観光·視察コーディネート

などなど、多岐に渡り始めている。

そして今後は更に観光関係業に展開しようと考えている。

 

 

空間·クリエイティブに関わる人特には、

その仕事がコンサルティングである限り、

自分の業務はクライアントに従属することになる。

パトロン的に仕事を依頼してくれる場合を除いて、

自分の望むクリエイティブの実現は実際は難しい。

 

でも自分で他の業務や仕事を持っていたら、

それを原資に、自分の追求するクリエイティブを、

自分を事業主として展開することも可能だ。

 

クリエイティブとは何か。

仕事とは何か。

会社とは何か。

 

それらを人に問うと、

「大人の事情」として簡単に片付けられてしまう。

日本での働き方や仕事の仕方に対抗して生きるていくには、

抵抗なく自分が変化し、

時代やニーズに対して柔軟に対応して

仕事を自分で作っていく事が大事。

 

自分発の価値観。

これからの時代、より必須なことである。

 

I.Takashi


【Business Blog-24】みんながブローカー(Broker)@中国

2018-11-01 08:28:11 | 【Business Blog】Business / Projects

「人や知り合いの事務所にプロジェクトを紹介した」

そんな話を中国人の友人に話していたら、

「彼らが契約したら、あなたお金もらえるね!良かったね!」

と返答がきた。

 

 

日本で働いていた時の感覚からすると、

人やネットワークを誰かに紹介することは必ずしも有料にならない。

自分が仲介人になって誰かに仕事を紹介したとしても、

必ずしも紹介先からお金を受け取ることはない。

「バックマージン」は嫌われることさえある。


ただ、日本でも、そして中国でも、アジアでは特に、

この「紹介」「ネットワーク」「コネクション」はそのままビジネスになる。

むしろ、紹介先から仕事の仲介人に報酬を払うことは当たり前のことだ。

 

・ネットワークの維持

・プロジェクト情報の日々の収集

・適切な紹介先の案内と紹介

・詳細な情報の収集

・面談のセッティング

・契約できるようにするための交流促進

・継続的な連絡と双方の状況確認

 

あげればキリがないほど、そこには日常的な労力が割かれている。

人の紹介、プロジェクトの紹介、ネットワークの紹介は、

自分の信頼の一部を人に捧げることであり、

自分の日常的な生活の一部を提供する、ということである。

そこに責任を価値が無いならば、仲介人が報酬を受け取る必要はないであろう。

だがしかし、自分が価値を見出すならば報酬はちゃんともらうべき。

 

日本人は日常的な紹介において皆がそう考えるわけではない。

でも中国人は皆がそうだ。

 

中国人から学ぶことはまだまだ多い。

 

I.Takashi