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I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

【Column-03】窓が外れて吹っ飛んだ

2017-09-29 12:58:13 | 【Column】Life Column

上海で最初にすんだマンションでのこと。

東京の山手線で言えば代々木的な立地にあたり、

そこそこ都心で発展も程よい住宅エリア。

そこが僕の最初の住まい、マンションでした。

 

12階で見晴らしも良く、

マンション隣には高速道路も走っていたが、

騒音はそれほど気にならない環境です。

中国でも上海は日本から見ると南西方向にあたり、

冬は日本よりも風が強いイメージです。

 

最初の冬はまだ上海に移住して数ヶ月だったこともあり、

生活に慣れない日々が続いており、その疲れからか、

夜は10時〜11時くらいには就寝してしまう毎日でした。

その事件の日も10時には就寝していたと思います。

 

ぐっすり眠っていた明け方2時頃、

突然外で「ガッシャーン」とガラスが割れる音がしました。

それなりの音だったため、夜中で寝ていても少しその音が聞こえました。

ただ眠さが優っていたこともあり、そのまま寝続けていました。

その音から間も無く、風が家の中を抜けるようになり、

窓際からは「シューシュー」と隙間風の音が聞こえ来るようになりました。

その寒さで眠気から覚め、起き上がり、

暗がりで部屋を見渡し、窓に近寄って見て、呆然としました。

 

窓のサッシが丸ごとひとつ、外れていたのです。

 

そこから下を覗いて見ると、地上歩道の上には

粉々に砕けた窓枠とガラスの残骸。

 

中国は日本よりマンションがボロいとは聞いていたが、

まさか窓が外れるとは思ってもなかった。

 

しかしながら、歩行者がいなくて本当によかった。。。

 

I.Takashi


【Business Blog-12】一生懸命に働くことだけが美徳ではない

2017-09-22 10:28:08 | 【Business Blog】Business / Projects

日本から上海に出張で来る人からよく聞く質問がある。

・プロジェクト責任者はなぜ皆こんなに若いのか。

・何もせずにほっつき歩いている人がなんでこんなに多いのか?

・仕事をしている人たちはなぜ皆早く帰ることができるのか?

などなど。働き方に関するものが多い。

 

そもそも我々はなんのために仕事をするのか?

個人的な大義や感情を除き、大きくはお金を得るためである。

或いは別の言い方をするなら、生活をするためである。

 

日本では、

「お金を得ること=会社で高い給料をもらうこと」

という感覚が多くある。

これは私が日本で働いていた時に持っていた感情で、

日本でそう感じている人は多いと思う。

 

これは日本以外、上海においても当然同じである。

違う点を挙げるとすれば、

「皆当然のように投資活動をしている」

ということに尽きると思う。

要するに収入源や資産形成方法が多様化している中で、

一つの手段として「会社員」をしている。

 

例えば、上海の不動産はずっと上昇している。

基本的には上昇トレンドで推移している。

それは中国で最も発展している商業都市上海に

投資しようとする全国の中国人が支えている。

株や金、アンティークなどへの投資も積極的だ。

 

当然ながら会社員として働くことは一つの手段。

そこで大きな実績と会社への利益をもたらすことができれば

それに伴い高い給料を得ることができるのは道理だ。

 

ただ、盲目的に一生懸命会社員だけに従事する必要はない。

不動産などで資産を形成し、空いている時間で株などの投資できれば、

日々の給料はそれほど高くなくても例えば自分の本当に興味のある分野で働いて、

心を充実させながら生活していくことは可能だ。

 

そうするためには、自分がどうしたいかを考える自分の時間と、

ネットに頼らない、信頼できる友人達からの有益な情報が必要になる。

 

自分の時間と、大切な友人との時間。

これらをしっかり確保しようとするなら、

長時間会社の時間に拘束される生活は不便でしかない。

そして会社員であったとしても僕ならその中で、

少しでも自分の興味と近い領域の仕事に従事するだろう。

或いはまだその業務やプロジェクトがないなら、積極的に営業するだろう。

 

一生懸命、一所懸命、どちらの言葉も命がけで、という意味。

命がけで会社で仕事を頑張りすぎず、楽しみながら、

日々充実した生活することも可能だと思っている。

 

I.Takashi