小島恵理先生

歌の恩師、小島恵理先生の告別式に参列してきました。

たくさんのお花に囲まれた先生は最後まで綺麗で。穏やかで。

あの明るい笑い声が今にも聞こえてきそうな、そんな気がしました。


「イ～グア～」

って呼んでくれた声が蘇ってきます。



ミュージシャンの夢を半ば捨てていた20歳頃。

上京してから1年、ボイトレをしていた友達に紹介してもらった恵理先生のスクール。

先生のスタジオは綺麗でお洒落でいい香りで…まるで異世界に入り込んだようで。

珍しいハーブのお茶を入れてて待っていてくれました。


そんな素敵な環境で、恵理先生の力を借り、私はもう一度歌と向き合う機会を得ることができました。



初めての東京のライブハウス

初めてのオリジナル曲

ボイトレの枠を超えたサポートで、田舎者の私は一人で歩く術を身に付けるとこができ、今に至っています。


音楽以外にも

食前のシャンパンの味
新橋の屋台のサワーの味

一生ものの歌仲間…など

それまで通りに生活していたら出会えなかったものにたくさん触れさせてくれた恵理先生。


でも、子供すぎてよく分からないこともあったりして…


今ようやく消化できて、大人の会話ができたらと思っていた矢先の出来事。


感謝も謝罪もちゃんと伝えられなくて後悔ばかりが過ります。



私にできることは先生から教わったことを活かしていくこと。

それが恩返しになると思って歌い続けていきます。



恵理先生、本当にありがとうございました。

そちらでもかっこいいステージで皆さんを楽しませていてくださいね。

どうか安らかに。