囲碁の果樹園(囲碁の木がすくすく育つユートピアを目指して)

人間とAIが集い囲碁の真理を探究する場の構築をめざして、皆様とともにその在り方を探っていきます。

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打ち碁検討@ツイッターの実験

2017-11-19 15:45:49 | 実験

悪手シリーズの途中ですが、割り込みます。

囲碁の果樹園の構想は少しずつ固まって来ましたが、立ち上げまでにはまだまだ時間がかかりそうです。その一方で、うかうかしていられないと思わせる出来事がありました。ほかならぬ、井山七冠のLG杯決勝進出です。

そもそも、果樹園の構想の大きな動機のひとつに、日本棋士の世界戦における成績不振がありました。中国棋院の卓越した研究体制を聞くにつけ、日本がそれに対抗するためには、インターネットを活用し囲碁AIも巻き込んだ研究の場を構築するしかないと思うのです。

今回の井山七冠の快挙には歓喜し讃嘆するばかりですが、まだ決勝があります。世界戦に国家チームとして臨むことで知られる中国が、一丸となって打倒井山の対策を練り、謝五段のトレーニングをしてくることは疑いがありません。それに対して、日本の囲碁界は祈る以外に何ができるか。

謝五段にはなく、井山七冠だけが持つことがはっきりしている大きな財産は、持ち時間の長い碁の棋譜です。特に2日制の碁で、妥協することなく納得ができるまで考えて打った一手一手は、七冠の存在そのものと言っていいでしょう。果樹園システムが稼働していれば、その一手一手を、人智と人工智を結集して検討し、味わい、称賛し、そして時には批判することができます。それは、七冠が決勝に臨むに際しての大きな自信と力につながるものと信じます。

残念ながら、果樹園は構想の段階です。それでは今できることは何か、そう考えてツイッターを使った打ち碁検討の実験を始めることにしました。

検討の考え方は果樹園構想の方向ですが、局面評価の合意形成のために基礎理論で述べたような対立解消の手順を厳密に実行することは、ツィッター上では煩雑に過ぎます。そこで、検討は常識と言葉に頼ったプロセスになります。

検討手順のごく簡単な例をつくりました。ツィッターで #囲碁果樹 を検索してください。igokajuとigokaju2のふたりによるツィートと返信の繰り返しによって検討を進める想定です。題材は、今年の名人戦第1局、封じ手数手後の局面から(黒優勢の評判)、名人の捨て石作戦が決まって白優勢になるまでの部分です。igokajuが黒勝の立場から、そしてigokaju2が互角の立場から実戦手順を追っています。最終局面では、igokajuが白勝を認めざるを得ず、したがってどこか途中で、黒勝の変化を提案しなければならない立場に立たされています。

棋譜掲載にはつぶや棋譜2(http://gokifu.net/kifutweet2.php)を使わせていただいています。このようなすばらしいツールをネット上に提供されている政光順二様には感謝申し上げます。また、それぞれの局面では、天頂の碁7による局面評価を参考のために付しています。

この例は、検討の進み方を示しただけで、実質的な検討はまだまだこれからです。興味のある方は、返信ツィートによってご参入ください。例にあるツィートの書式はあくまで例なのであまり気にしないでください。実験のなかから、よりよい検討のやり方が生まれてくることを期待しています。

 

 

 


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