エリックの週末田舎で農業

東京の喧騒を離れ、週末は遥か450km西の伊賀のイノシシや鹿が闊歩する山の中で田舎暮らし

5月の田植え以降7月10日までの稲の成長ぶり

2018-07-11 11:28:26 | 農業
西日本、東海を襲った大雨は我が田舎にも大きく影響を及ぼしました。7月6日(金)に3週間ぶりに帰省しましたが、鉄道は関西本線の亀山~加茂間が運休。昨年も台風の影響で3か月間運休したJR西日本に放置されてるような路線です。JR西日本の悪口は言いたくありませんが、赤字路線は切り捨てのような扱いです。結局、バスを乗り継いで最後は徒歩で7キロの雨道を歩いて家にたどり着きました。東京に戻るときは親戚の車で途中まで送ってもらいました。

田舎に滞在中の4日間3日間は雨で作業ができず、1日で田んぼの草刈り、穂肥を散布しました。超忙しく、休む暇もないくらい身体をフル稼働し、戻る電車とバスの中で疲れのあまり眠りこみました。熱中症になったくらい体力消耗しました。

5月の田植え以降稲がどのように成長してきたか、写真で見てみたいと思います。
5月20日

6月4日

6月17日

7月9日


田植え後1か月

2018-06-13 01:13:41 | 農業

友人が伊勢新聞の社長から依頼され、5月31日に三重県津市の都ホテルで講演をするのに合わせて帰省しました。
今年2月に友人が書いた新潮文庫「団塊絶壁」というタイトルの本の講演です。
団塊世代の生き方を考えさせられる本です。若い世代にもこれから先、現実と向き合わなければならない重い課題です。ぜひ一読ください。
さて、友人の講演が終わった後、軽トラックで我が故郷の伊賀へお連れしました。津と伊賀は距離にして約35キロくらい離れています。折からの大雨で視界が悪い中、名阪国道を走り1時間かかりました。
当日夜は、スーパーで買い物をして我が家で二人で酒盛り。翌日午前中近くの柳生の里を案内しました。柳生の里といってもそれほど見るところはなく、柳生一族の山城跡、菩提寺、お墓などです。
午後は友人が東京に戻るため、近鉄の伊賀神戸駅までお送りし別れました。
翌日から、田んぼの畔や土手の草刈り、田んぼの中の草取りをしました。写真がその田んぼです。前回、2週間前の写真と比べると少しは苗は大きくなりました。

余った時間で、草ぼうぼうだった庭先を草刈り機で刈り取りました。40年前まだ祖父がいたころは草一つ生えてないきれいな赤土の庭だったのですが、、、今は草刈り機で雑草を刈り取るだけで精一杯。1か月も家をあけると恐ろしいほど生い茂ります。これから毎回帰るたびに、庭先や田んぼの草との戦いです。




田植え後2週間目

2018-05-27 23:04:20 | 農業

5月GWに田植えをしました。昨年までのコメの品種は「きぬりかり」でしたが、今年は「コシヒカリ」に変えました。稲はややきぬひかりより背が高く、台風や強風に弱いですが、いもち病などの病気耐性は強いです。味はきぬひかりはもちっとした味ですが、コシヒカリはやや違います。どちらも市価は高い部類です。コシヒカリはきぬひかりより1週間~10日程度収穫時期が早い早生米です。
娘夫婦、孫娘も来たのですが、忙しくて写真を撮ってる時間もなく終わりました。
そのあと2週間後再び様子を見に帰省しました。
その時の写真が次です。


また、自宅周りの生け垣の剪定(トリミング)も行いました。もう2年くらい作業してなかったので伸びに伸び、脚立を縦に延ばしてやや危険な状態でしたが何とか怪我もせず完了しました。体がくたくたで帰りの電車に飛び乗りました。

田植えの準備

2018-05-13 16:06:58 | 農業

4月になってそろそろ田植えの準備をしないと5月のお連休に田植えができないことから久しぶりに帰郷しました。
我が田舎町です。真ん中に大きな木津川という1級河川が流れています。子供のころは学校にプールもなくてよく川でパンツのまま泳いでました。今は、上流で下水処理施設ができてから水がよどみ、鮎やハヤも見られなくなり、代わりに大きな鯉や亀ばかり目につきます。


さて、冬の間に壊されたあぜ道を補修するのに3日かかりました。その時、稲干場から土を運んだのですが、昨年カブトムシの幼虫を育むために刈り取った草を積んであったのが秋にイノシシが幼虫を掘り返し食べてしまい全滅したかと思ってのですが、一部生き残ってました。全部で数えてみると20匹生存してました。東京に持ち帰り自宅で育てた50匹に加え新しい血縁を入れて、友達3人に引き取ってもらいました。次の写真は、偶然生存していた20匹の一部です。既に大半はレジ袋に入れました。


次にトラクターで田んぼの掘り起こしを行いました。畔は既に4月初めに農協に委託して塗ってもらってました。
100mの長い畔を塗る経費は約9千円、これを自分の手でやれば2日かかります。時間より畔塗りの手作業は重労働です。

大きな田んぼは無事耕せたので、次に小さな田んぼに移ります。
ここの問題は、モグラ対策です。
写真を見てわかるように、畔際に穴がたくさん開いているのはモグラのせいです。これを塞がないと水が漏れます。ただ、この田んぼはザルのように床自体がモグラに穴をあけられているようで水漏れが激しく水を入れても2~3日しか持ちません。いっそのこと畑に変えた方がいいのですが、私のような遠距離農業者には維持できません。これからの季節2週間も畑をあければ草が伸び放題で野菜など育てられません。


このブログを書いてる今は、既にGW中に田植えを終わり一息ついてるところです。今週末(5月第3週)に再度帰省し、田植え後の様子も含めてまたお伝えします。

やっと収穫できました!

2017-09-21 13:50:27 | 農業

九月は台風や雨で稲の刈り取り時期が天候で大いに左右されます。現在の仕事は無職といえ、(東京の)近所に住む孫娘の勉強の世話や会社のOB会のお手伝い、それにもう何十年と続けている異業種交流会のOB会への月一の参加、それと自分で主催している月一の勉強会の準備などそれなりに東京での用事があります。そのため、なかなか田舎にべったりと滞在できません。東京~田舎の往復の手段は基本は夜行バスですが、夜行バスの費用も金曜夜から週末は普段の2~3倍かかりできる限り週末の移動は避けてますが、それでも所定の時期に戻らねばならないときもあり、意外と割高になります。

今年もイノシシに踏み荒らされました。夜間、点滅するライトを設置してありましたがほとんど効果はありませんでした。また今年の8月は日照時間が少なく、収穫高は前年比7%減少でした。イノシシと天気次第で取れ高は変わります。

さて愚痴はこの辺りにして、合間を縫って9月6日から11日までの雨の降らない時間帯で作業を何とか終えました。ただ、作業中にバケツの水をひっくり返したような雨にたたられたときは無残でした。体はびしょ濡れ、モミの乾燥は普段の1.5倍の16時間もかかりました。燃料は石油ですが石油代も昔と比べずいぶん高くなりました。3回に分けて刈り取り、乾燥、籾摺りを行いました。
後片付けも1日かかりました。来年そのまま使えるようモミを機械に残さないようきれいに掃除しなければなりません。コンバイン、乾燥機、籾摺り機、選別機などです。
何事も本作業より、その準備の時間が意外にかかります。

そんなわけで、お米を買っていただけるお客様には連絡できずに、これから注文を取り9月末日頃再度帰省し、発送作業を行います。

稲刈り作業の写真をアップしました。


おまけ
イノシシに掘られた積み草(カブトムシが卵を産み付けられるよう積み上げてあったのに、、、幼虫もかなり食べられたのではと思います)