2016年夏季オリンピックと建築家。磯崎新、安藤忠雄・・・

8月末に決まるという2016年夏季オリンピック国内候補地。

福岡は磯崎新氏が制作総指揮を取ることを公表済み。
東京は安藤忠雄氏が基本デザインの依頼を快諾か、との報道。

wikipediaによるプロフィール：
磯崎新：丹下健三と共に大阪万博のお祭り広場（1970）等。
安藤忠雄：元プロボクサー（リングネームはグレート安藤）とのこと。


（おまけ）
もうひとつの都庁ともうひとつの表参道(五十嵐太郎)

「（建てられなかった磯崎新の都庁・・・）
　しかし、数百年も経てば、現状の都庁も存在しないだろう。
　後世の人にとっては、もはやどちらが建っていたかは関係ない。
　それを見越してか、数百年は確実に残る木製の模型を磯崎は制作させている。
　実際の建築は消えたとしても、アイデアだけは永久に残るからだ。」(*)

「（安藤忠雄の）表参道ヒルズは、
　ブランド建築とは違い、長く残る覚悟でつくられた建築だろう。
　ゆえに、将来は思わぬ使われ方がされるかもしれない。・・・。
　例えば、スパイラル・スロープ沿いの部屋に人が居住する空間が発生したり、
　もっと多様なお店やギャラリーが入ることを夢想する。
　そうすれば、本当の意味でストリート化していく。
　そもそも多くの人に愛された同潤会も、
　当初の状態のものではなく、
　あちこちがショップやギャラリーに改造され、
　すでに一度リノベーションされた物件だった。・・・。」

(*)アイデアも実のところ、
例えばリノベーション(修復)されて使われていくことで、
辛うじて生き残っていくものかもしれません・・・


絶えず修復されながら、
辛うじて生まれ続けてきたオリンピック・・・
もうひとつのオリンピック、いくつものオリンピック・・・