風とともに 

福島の汚染地域のひとたちがどうして避難(疎開)できないかアメーバで書いていたら突然削除されました

コワイ国です

おうちに帰れてよかったね ^^

2020-10-22 20:48:04 | 医療
今日はある病院から重症の末期がんが送られてくる予定でした


「もう予後数週間の状態でして・・^^;」


「はあ・・ご家族がどうしてもお家に帰したいんですね
わかりました

お受けします」


「じゃあ、次の木曜に帰りたいといっておられます」


「その日うち休みなんですが・・」


「ぜひ・・」


まあ、いいか・・


「じゃあ、どうぞ」



こうしたやりとりをしたあと、診療情報をもらい、


介護用品(ベッド)などもまったく用意できていないというので、介護用品をいっしょに扱っている訪問看護を紹介し、


薬局などにも「こういう薬が出されるから」と連絡を入れておいた
(最近はクズどもの医療費抑制策で病院が十分な薬を処方して帰してくれない)




「(死ぬまでに)時間がないっていうから、しょうがないか」と今日はすべての予定をカットして


約束の時間に訪問すると


しばらく出てこない


「・・・」


「はい・・」「あ、・・クリニックですけど」



「え・・・?   ああ・・・」



一度往診依頼のあったときに電話でしゃべった娘さんが出てきて


「実は 今朝(病院で)亡くなりまして・・

先生のところ連絡が取れなかったので・・」



「ええ・・!」
(そりゃ、そうだ
今日は休診日だし、わたしは訪問時の最初に携帯番号を教えている)



「そうですか・・・」


「今はもう(遺体は)家に帰っているんですけど、・・・すみません・・」


「いえいえ、・・・」




そのときふと浮かんだのが、「おうちに帰れてよかったね ^^」という気持ちだった



そんな状態でもご家族はお家に帰したかったのだ


病院から訪問看護ステーションを紹介してほしいといわれて介護用品も扱っている事業所を紹介したが、


納品のスピードの関係で息子さんが事業所を叱りつけたと聞いていた



「ややこしい家族だったら、やだな・・」と少し憂鬱な気持ちで出かけたが、


はじめて会った娘さんは電話の印象通り、いいひとそうだった


息子さんは「早く家に帰したい。モタモタするな!」という気持ちが強く出たんだな・・



ときどきこういうひとがいるが、なんにせよ


病院が家に帰すのが遅すぎる




それでも、今はコロナで家に帰れず岡江久美子さんのように袋に入れられてそのまま焼き場に連れていかれ、


ご家族には遺灰だけ渡される
ことも多い




Aさんは家に帰れただけでもマシなのだ



会ったことはないけど、


「(家に帰れて)よかったね ^^ Aさん」と思った







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