大倉伝浅山一傳流修行録編纂者∶宮本隆正 浅山一傳流理法研修会第三回 令和7年5月25日【固め技の威力】最初の回の記述に続き、相手の体に重大な影響を及ぼした稽古についてお話させていただきます。ある日、私の先輩が日本と中国の武術、武道に精通し、自らも長年稽古を続けている人物を坂井邸へ案内しました。坂井先生のご自宅にはこれまでも先輩の紹介で、武術、武道の経験者に何度もお越しいただき、私も毎回同行させてい . . . 本文を読む
大倉伝浅山一傳流修行録 浅山一傳流理法研修会 宮本隆正第二回 令和7年5月19日【大倉久次郎直行源知徳先生】大倉先生は長女の荒江タカ氏が「父は会津の出身です」と言われたので、出身地は会津であることは間違いないと思われます。幼少期より浅山一傳流を初め、馬術、水府流泳法等を修行しましたとされます。「講道館柔道の鬼」と称された徳三宝師範は、大倉先生が講道館へ寄った折、徳先生を「おい、徳! . . . 本文を読む
大倉伝 浅山一傳流 修行録浅山一傳流理法研修会 宮本隆正第一回 令和7年5月13日【はじめに】私が坂井先生のご自宅に面接に伺ったのは、20代前半の頃のことでした。自宅から徒歩15分ほどの距離です。 当時、宇一郎先生は80代後半、英二先生は50代前半でいらっしゃいました。【面接と初稽古】初めての面接では、英二先生が徒手体術を見せてくださり、「こういう技もある」と言いながら短棒術も披露してく . . . 本文を読む
佐藤金兵衛先生は、「浅山一伝流大東流起源説」を唱導
大東流の掴み手・浮かしの崩し・接触技法、それら全て浅山一伝流に包含されているためと思われます
歴史的資料が残っていなくても、技の近似性は事実です
説は有力ですが、東北地方伝承武術の換骨奪胎したものが大東流とではないかと愚考します . . . 本文を読む