ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

『壬生大激戦』

2006年07月17日 | おしばい
 7月後半は観劇が続く。
 その第2弾は劇団S.W.A.T! の『壬生大激戦』(みぶ・だいはーど)。
 原案 早見淳平 作・演出 四大海。
 むかし劇団メタルトラップが演じたお芝居を、劇団S.W.A.T! 向けに描き直したものだ。
 タイトルからわかるとおり新撰組ものである。
 新撰組の屯所を長州の浪人が襲撃。人質を取って立てこもる。しかし、屯所に中にはおちこぼれ(?)隊士が二人隠れていた。人質を救出しようとするタキシタと、さっさと逃げようとするシミズ。浪人達の探索をかわす様は、往年のドリフのコントみたいにも感じた。
 また、襲撃した長州浪人達(コードネームは、ハチ・カニ・クリ・サル・ウス・バフン)にもさまざまに過去があり、事情があり、可笑しくも濃い人間模様が演じられる。
 コメディなのか、歴史物なのか。細かい笑いどころがたくさんあり、愛と勇気の熱い芝居ありの2時間だった。

 2002年 『君の青空』『ARE YOU PRINCESS?』
 2003年 『アカツキ7』 『第九八独立普通科連隊 西へ』
 2004年 『ARE YOU PRINCESS? FULL THROTTLE』『THE GREAT QUIZ SHOW 2004』
     『突撃! 第九八独立普通科連隊』
 2005年 『SANADA XI』『伝説の若大将』『Speak of the Devil』

 と、劇団S.W.A.T!のお芝居を観てきたけれど、今回はずいぶん雰囲気が違うと感じた。いままでわたしが見てきたS.W.A.T! は、椅子と机、簡単な書き割り、鉄パイプで組んだ足場といった簡素な装置の中で、『SANADA XI』の時は円形劇場で舞台装置何にも無しのところで、人の動きと台詞で物語世界を創出していたのに。今回は舞台装置がきっちりキレイに作られていて、幕が開いたときは歌舞伎か新劇かというような雰囲気だった。
 お芝居が始まってすぐは、シミズとタキシタのかけあいも硬い感じがして「あれ?」と思ったし。
 でも、中盤以降はだんだんいつものS.W.A.T! ぽくなってきたかな。
 終盤、襲撃浪人のリーダーであるウスこと、タカハシの声の張りようはかつて無いほど。声が……マイクも使わないのに、劇場中に響き渡っていたもの。あれは、迫力だったなぁ。
 
 一緒に見に行った息子は、今回の雰囲気の違うS.W.A.T!にとまどっていたようだ。
 「なんか、前に観たのと感じが違う。もっと面白かったはず。オレはS.W.A.T! に飽きたのかな」
 若い感性は正直なことをいうなぁと、息子の成長を感じたアホ親です。
 


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2 コメント

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うちの娘も行った (ゆみちゃん)
2006-07-21 16:49:50
わたしは行けなかったが娘ふたりは見に行きました。「面白かったよう」と、単純。おまけつきの日で、それが楽しかったようです。
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おまけ (いちみ)
2006-07-21 20:11:13
 ゆみちゃん、お久しぶり

 お嬢さん達はおまけ付きをご覧になったんですね。

 どんなおまけだったのでしょうか、うー知りたい。



 『伝説の若大将』の時はTシャツプレゼントの抽選会がおまけでした。

 

 
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