
つくば市ふれあいプラザにて、人形劇団むすび座による人形劇『おたまじゃくしの101ちゃん』『こぶたのぶうぶはこぶたのぶうぶ』を観た。
本当に小さい人たち向けの人形劇だが、愛らしく、優しく、母の愛という普遍のテーマが熟練の人形の演技で表現される。
さすがはむすび座。
人形劇と侮ってはいけない。
『こぶたのぶうぶ…』では、ふわふわピカピカのピンクの子豚ぶうぶが、泥遊びに興じるうちに泥だらけの真っ黒くろすけになる。遊び仲間が通りかかっても、誰もその黒い子豚がぶうぶだと分からない。「あなただれ?」「そんなくろすけは知らない」と冷たくされてしまう。悲しくなって泣き出してしまうぶうぶだが、お母さんだけはちゃんとぶうぶだと分かってくれた。お風呂に入りもとのふわふわピカピカのピンクになったぶうぶは遊び仲間と仲直り。
どんなに真っ黒になっても、うつむいて泣いていても、ぶうぶはぶうぶ。
布を使った泥の表現と、どんどん泥に汚れていく人形が、手品のように観客を魅了する。
姿形が変わろうとも、子どものそのままを受け入れることのできる母親でありたいものだと思った。
『おたまじゃくし…』は101匹姉弟の一番最後に生まれた101ちゃんが、母カエルの言いつけに背いて、沼の深みに出かける話。
未知の世界へ好奇心だけで出かけていく101ちゃんは怖いもの知らず。
案の定、タガメに狙われる。
探しに来た母カエルは、身を挺して101ちゃんを助けようとする。
「私の命に代えても、こどもだけは助けてください」とタガメに懇願する母カエル。
その刹那、獲物を横取りしようとザリガニも現れる。タガメとザリガニの壮絶な死闘が繰り広げられ、相討ちになるなか母カエルは気絶してしまう。
気絶した母カエルを囲んで101匹のおたまじゃくしの号泣。
幼くして母を亡くすことの不安が会場内に満ちる。
しかし、号泣する声の大きさに母カエルは意識を取り戻し、めでたしめでたし。
人形の造形は限りなく愛らしく、カエルやメダカ・トンボ・タニシなど沼の生き物たちの人形の動きがリアル。布と単純な仕掛けで水面を動く波紋を表現したり、101匹のおたまじゃくしをあんな少人数で迫力いっぱいに見せる技術はすばらしい。
ああ、もう10年早くこの作品を見ることができていたらなぁ。うちの子どもたちとも盛り上がれたろうに。そのことが残念でたまらない。
そして、この作品が関東平野の端っこでのわたしのNPO活動の締めくくりになる。
今回は、会場までの案内係としても参加した。
前日にカエル型サンバイザーを手づくりし、ヨーコさんが作ってくれた案内板を首から提げて旗を持ち、会場近くの交差点に立った。
↓こんな感じ。

3月とは思えぬ陽気で風もなく、辻立ちをするには絶好のお日和で助かった。
(やっぱり、日頃の行いが良いからね
)
通りかかる自動車を運転する人たちの表情を見るのも面白かった。
ぎょっとする人、ニヤニヤする人、無表情な人。NPO活動関係者はニコニコと手を振ってくれるので、こちらも振り返す。
パトカーが通りかかったときは内心ドキッとしたけれど、にっこり笑っておいたのさ。
GIFアニメーションの作り方はこちら

本当に小さい人たち向けの人形劇だが、愛らしく、優しく、母の愛という普遍のテーマが熟練の人形の演技で表現される。
さすがはむすび座。
人形劇と侮ってはいけない。
『こぶたのぶうぶ…』では、ふわふわピカピカのピンクの子豚ぶうぶが、泥遊びに興じるうちに泥だらけの真っ黒くろすけになる。遊び仲間が通りかかっても、誰もその黒い子豚がぶうぶだと分からない。「あなただれ?」「そんなくろすけは知らない」と冷たくされてしまう。悲しくなって泣き出してしまうぶうぶだが、お母さんだけはちゃんとぶうぶだと分かってくれた。お風呂に入りもとのふわふわピカピカのピンクになったぶうぶは遊び仲間と仲直り。
どんなに真っ黒になっても、うつむいて泣いていても、ぶうぶはぶうぶ。
布を使った泥の表現と、どんどん泥に汚れていく人形が、手品のように観客を魅了する。
姿形が変わろうとも、子どものそのままを受け入れることのできる母親でありたいものだと思った。
『おたまじゃくし…』は101匹姉弟の一番最後に生まれた101ちゃんが、母カエルの言いつけに背いて、沼の深みに出かける話。
未知の世界へ好奇心だけで出かけていく101ちゃんは怖いもの知らず。
案の定、タガメに狙われる。
探しに来た母カエルは、身を挺して101ちゃんを助けようとする。
「私の命に代えても、こどもだけは助けてください」とタガメに懇願する母カエル。
その刹那、獲物を横取りしようとザリガニも現れる。タガメとザリガニの壮絶な死闘が繰り広げられ、相討ちになるなか母カエルは気絶してしまう。
気絶した母カエルを囲んで101匹のおたまじゃくしの号泣。
幼くして母を亡くすことの不安が会場内に満ちる。
しかし、号泣する声の大きさに母カエルは意識を取り戻し、めでたしめでたし。
人形の造形は限りなく愛らしく、カエルやメダカ・トンボ・タニシなど沼の生き物たちの人形の動きがリアル。布と単純な仕掛けで水面を動く波紋を表現したり、101匹のおたまじゃくしをあんな少人数で迫力いっぱいに見せる技術はすばらしい。
ああ、もう10年早くこの作品を見ることができていたらなぁ。うちの子どもたちとも盛り上がれたろうに。そのことが残念でたまらない。
そして、この作品が関東平野の端っこでのわたしのNPO活動の締めくくりになる。
今回は、会場までの案内係としても参加した。
前日にカエル型サンバイザーを手づくりし、ヨーコさんが作ってくれた案内板を首から提げて旗を持ち、会場近くの交差点に立った。
↓こんな感じ。

3月とは思えぬ陽気で風もなく、辻立ちをするには絶好のお日和で助かった。
(やっぱり、日頃の行いが良いからね

通りかかる自動車を運転する人たちの表情を見るのも面白かった。
ぎょっとする人、ニヤニヤする人、無表情な人。NPO活動関係者はニコニコと手を振ってくれるので、こちらも振り返す。
パトカーが通りかかったときは内心ドキッとしたけれど、にっこり笑っておいたのさ。
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