ら く が き ち ょ う

えほんや なずな店主いちみちゃん が
心にうかぶ よしなしごとを 描き散らす since 2005

1年に一度、どこかの家に回ってくる「つきとうばん」

2006年06月11日 | PR
 『つきとうばん』(作 藤田雅矢/ 絵 梅田俊作 /教育画劇)は、11年前第26回JOMO童話賞佳作を受賞し、SFマガジン2003年12月号にも掲載された童話『月当番』を加筆修正したもの。
 絵は『しらんぷり』で日本絵本大賞を受賞した梅田俊作氏。
 月や星の光が夜の暗闇にあたたかく優しく浮かび上がる美しい絵にうっとりだ。
 
 『月当番』を絵本化したいというオファーがあったころ。
 ちょうど息子の学年が小学校を卒業する時期にあったので、卒業前のスペシャルに、読み聞かせボランティアのメンバーの協力を得て、この物語をブラックパネルシアター(蛍光塗料で描いた絵が紫外線照射で闇に浮かび上がるパネルシアター)に仕立てて上演したことがある。
 パネルシアターサークルのI垣さんに場面設定や仕掛けを考えてもらい、わたしがキャラクター設定をし、描いた絵を読み聞かせメンバーが蛍光塗料で塗っていく。並行して、M浦美Kさんが劇中音楽を作ってくれた。
 出来上がってみると、柴Tさんのナレーション、T見沢さんの効果音、M浦美Kさんのキーボード生演奏に、N村さん、O村さん、M浦A子さん、わたしの4人がかりで装演する大作となった。
 真っ暗にした小学校の視聴覚室に、月のタネと星のタネが芽吹き、葉をのばし、花が咲き、実を付ける様は幻想的であった(これは観覧していた他のメンバーの感想)。
 わたしは演じる側にいたので見ることはできなかったのだが、メンバーのS川さんがビデオで記録してくれたので後刻原作者にも見せることができた。
 このブラックパネルの評判がよかったので、他の学年からもお呼びがかかり、2年生~5年生の各学年でも上演させていただいた。とくに、3年生の公演の時、観客から「うわぁ~、きれいぃ~」「え~、うそぉ~」「おおぉ~」とどよめきとも感嘆ともとれる反応の声が上がっていたのが印象的だった。

 絵本が出版されたらパネルに関わってくださったメンバーには贈るね~と約束していたので、やっとその約束も果たせそう。
 旧6学年読み聞かせボランティアの、I垣さん、M浦美Kさん、N村さん、M浦A子さん、柴Tさん、T島さん、S川さん、長野に転居したT見沢さん、在マニラのO村さん、みなさん、今しばしお待ちあれぇ~
 
  
つきとうばん
つきとうばん
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6. 2
藤田 雅矢作 / 梅田 俊作絵
教育画劇 (2006.6)
通常24時間以内に発送します。

 6月半ばに書店に並びますので、見かけたら手にとって、そのままレジへGO!

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3 コメント

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ひと山越えた (いちみ)
2006-05-27 16:23:18
 気持ちに余裕ができたので、更新しましたよ。

 でも、まだ「らくがき」する余裕はないの……

 完全「ふっか~つ」まであと15日(たぶん
返信する
町内会の当番かと思ったら (はな)
2006-05-27 23:02:51
なにやら神秘的な表紙絵ですね。
返信する
あ~い! (ねむ)
2006-05-28 00:12:43
是非とも見てみたい!

絵も内容も、惹き付けられます

6月は、欲しい本が目白押しで、嬉しい悲鳴ウヒャヒャ~
返信する

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