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中国厨房 一番飯店

高田馬場にある
小さな中国料理店

こんぴらさん

2007-10-04 | Travel
3年前のちょうど今頃、金毘羅さんに行きました。
あの金毘羅フネフネ~♪の金毘羅参りです。
その時、金毘羅さんで33年ぶりの大遷座会があるというのを、新聞やら雑誌やらで目にしたのがきっかけ。
さぬきうどんめぐりをしてみたかったのもあり、突然思い立って。

色々探した結果、お宿は金毘羅さんの92段の参道にある「とら丸」という旅籠のような温泉旅館に決定。
女将さん始め、スタッフの人達も暖かくてアットホームな旅館でした。
設備は決して豪華ではなく、どちらかというと古い感じ。お風呂場には蜘蛛の巣が張ってたり、お湯が錆びていたりと色々ありましたが、料理が非常に美味しかったのです、ここは。
いっぺんにドーンと言う感じで出てきましたが、全部美味しかった。特に蟹と山クラゲが旨かったなあ~。
この時はお召しの着物を着て行きました。
江戸時代の金毘羅参りの気分を味わってみたくて、785段の階段を下駄で登ったんですよ~。我ながら無謀な試みでした。登りきれるか不安でしたが、カゴにも乗らず、何とか無事、転ばずにお参りして来れました!
竹で出来た杖を旅館で借りて、休みながらゆっくりゆっくり登る。
すれ違う人に「粋だね~芸者さん?」とか言われたりして(笑)。
旅館の人に聞いたら、着物で来る人はほとんどいないとのこと。そりゃそーかもね。

そして、今私が神代ブレスなどのパワーストーンをいつも買っている香川県のタオというお店は、もともと江戸時代から金毘羅さんで豊原念珠堂というお店をやっていて、そこのお店は金毘羅さんの参道70段にあるということをつい最近知り…。
なんと、とら丸さんの目と鼻の先だったとは! その時お店に立ち寄ったか記憶はないですけど、金毘羅さんに行ったこと、これも縁があったのかなあ~と思ったりしてます。

四国ってやっぱりちょっと本州とは違ってる気がする。不思議なところ。
また行ってみたいなあ~。
今度は直島のベネッセハウスに泊まって、地中美術館をじっくり見学してみたいと思ってます。

飲食業とサービス業

2007-07-21 | Travel
私は自分の仕事を「飲食業」ではなく、「サービス業」だと思ってやっています。
食べ物を売ってはいるけれど、物を売らずに「心」を、もっと言えば「夢」を売っていけたらと思っています。
サービス業というものについて改めて考えるきっかけになったのは、湯布院に旅行に行ってからです。
有名な御三家といわれているうちの、2つの旅館(亀の井別荘、玉の湯)に泊まってきました。
そこは、今まで泊まったことのあるどの旅館とも違っていました。
設備は決して豪華ではありません。他にもきっと、そこよりも豪華なところはたくさんあると思います。
何が違っていたかというと、品格。
最初はちょっと緊張してしまう空気がありました。
でも人を威圧するようなものではなく、志の高さから来るものだったのだと思います。
料理も完璧に美味しかったし、何よりも従業員の方達のホスピタリティが素晴らしい。
サービスに過不足が無いということが、こんなに快適なのかと思いました。
日本にありながら、海外にいるかのごとく開放感が味わえる、まさに日本のリゾートだと思いました。
湯布院への旅行は、これからの仕事の方向性を考えるとてもよい経験となりました。
*写真は亀の井別荘が経営するカフェ「天井桟敷」で撮ったもの。グレゴリオ聖歌が流れ、2階の窓からは新緑が目に眩しい程美しかったです。

日本の旅館で今後泊まってみたいところは、俵屋、強羅花壇、蓬莱、無量塔、あさば、無可有などなど…。ミーハーかしら?
将来的にはぜひ、アマンリゾートに行ってみたい。
もう何年も前からアマン、アマンに行きたい~!!!と言い続けているのですが、未だ実現できていません。
アマンだったらどこの国でも良いけど…できれば全部制覇したい!
どなたか、アマンリゾートに行ったことのある方いらっしゃいますか?

初海外の思い出3

2007-07-18 | Travel
ツアーならではの良いところも、悪いところもそれぞれ経験しました。それは人それぞれなので、ツアーが良いとか悪いとか言えないのですが、今私が思い出すのは、皆でゾロゾロと見学した所よりも、自分1人で地図を見ながらバスに乗ったり、地元の人達に道を教えてもらったりといったような、何気ない出来事なんですよね。
言葉に関しても、その国の挨拶程度は覚えて、やっとすんなり出るようになった頃、違う国へ移動してしまったり、もうちょっとゆっくりしたいのになあという不満がありました。
なので、去年のフランスは思いきって個人旅行にしてみました。
航空券と鉄道のチケットだけ旅行社で買って、ホテルに関しては自分で直接メールでやりとりしました。
英語力は殆ど皆無なので大変でしたけど、これが面白かった! 泊まってみたい部屋タイプのリクエストをしたり、タクシー送迎の手配をしたり、星付きレストランの予約をしたり。グッと世界が身近になったような気持ちがしたものです。
ちゃんと予約が取れているか不安でしたけど、どのホテルもちゃんと部屋が取れてました。
確かに自分で何もかもやるのは大変だし、疲れることも多いけど、それでもツアーにはない楽しさや喜びがあって、私はもう、一度個人で旅をしてしまってからは、ツアーには参加できなくなってしまいました。
それは今回のスイス旅行でも同じことで…。
ツアー旅行にはない自由と感動がありました。
でも旅行中、自分の事は自分で責任を取るという事を何度も考えさせられました。
旅は人生と同じ…とは良く言ったものです。

写真はフィアバルトシュテッテ湖です。(4つの森と州と言う意味)

初海外の思い出2

2007-07-17 | Travel
当時の印象的な思い出は、トルコでハマム(いわゆるトルコ風呂)に行ったこと。
1人で行くつもりでいたのが、添乗員の女性が心配して付いてきてくれて、結局他にも増えて4人で行きました。
全員素っ裸になり、暖かい大理石の上に寝て身体を温めます。 部屋の中は蒸し風呂のようになっていて、その後、汗が出たところで太ったおばちゃんがパンツ一丁になり、お湯をバーっとかけて垢すりをしてくれます。これが結構痛い。垢も出る出る。終わってからおばちゃんが「触ってみろ、汚い」と言わんばかりの顔をしていました。
その後、泡をかけてマッサージしながら身体を洗ってくれたけど、これも痛い。おばちゃんはずーっと「money money money♪」という歌を歌っていました。添乗員さんによると「チップを忘れるなよ」ということらしい。
なかなかトルコらしい貴重な経験ができました。あと、サウナは男女共用なんですよね。知らずに入ったら男の人がいて???状態。それよりもトルコのサウナの熱いこと熱いこと。早々に退散しました。
あとはロンドンの旧オペラハウスでバレエを見た時の事。
出し物は白鳥の湖で、主役のオデットはギエム。まだ熊川哲也もロイヤルバレエに在籍していました。人気の公演でチケットがなく、劇場の入口で「Want Ticket」という紙を持って立っていたら、チケットを譲ってくれる人がいて運良く劇場の中に入ることが出来ました。
その時、故ダイアナ妃もバレエを御覧になっていたのです。休憩時間にバッグを床において連れの人と談笑しながらお食事されているのを見てビックリ。チケットをくれたおばさまに「ダイアナ妃がいらしてますか?」と聞いてみたら、そうだと答えてたのでやっぱりそうだったのかと。
その後、1年半くらいして事故で亡くなられたので余計に印象に残ってます。
(続く)

初海外の思い出1

2007-07-16 | Travel
私の最初の海外旅行は今から約10年程前で、当時勤めていた編プロの会社を辞めて、母校の学生向けの美術研修ツアーに1人で参加したのが最初でした。
地中海沿岸の南欧をバスで巡るという旅で、その時はトルコ、フランス、イタリア、スペイン、イギリスと5カ国回りましたが、今でもその時の事は夢のような時間だったなあと思います。まさに、命の洗濯をしたというのがピッタリ。
それまで海外に行ったことは一度もないのに1人で参加、それも36日間という長期だったことから、周りからは無謀だとか言われ、随分心配されたものです。
費用は格安で45万くらいしかかからなかったと思いますが、当時、貯金は全くなかったので貧乏旅行でした。
参加者は私以外全員学生で、全部で12名というこじんまりしたツアーでした。
当時は全く宗教的な知識も何もないまま、いきなり美術研修ツアーに参加してしまったので、絵画を見ても建築物を見ても、その作品の殆どを理解することができず、すごく勿体無いなあと思ったものです。
でもそれを添乗員さんに言ったところ「いいのよ、一度行くと興味が湧いて、そうすると勉強しようという気持ちになるから」と言われました。そんなもんかなあ~とその時は思いましたが、実際、帰国してからは聖書に関する本を読んだり、ギリシャ神話の本などもいろいろ読みました。でも読んでもすぐ忘れちゃうんですけどね。
来る日も来る日も美術館を回り、教会や素晴らしい建築物を目にして過ごしました。
でもあまりに多くの作品を見過ぎて、お腹一杯状態というか、量をたくさん見れば良いというものでもないなと思いました。
海外の美術館は建物がゆったりとしていて明りも自然光を取り入れたものが多く、日本の美術館との違いを痛感しました。私はルーヴルとかよりも、こじんまりしていて個性的な美術館の方が好きで、特にパリのオランジュリーとニースのシャガール美術館が印象に残っています。
(続く)

Edelweiss

2007-07-08 | Travel
スイスの国花エーデルワイス。
ルツェルンの朝市で売られていたもの。もっと可憐で可愛らしい花なのかと思っていたら意外と地味な花なんだなあという印象。でもそんなところがスイス人らしさを感じさせました。
一見花びらのように見える白い部分は実は花ではなく、苞なのだそうな。