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この果てなき空の下で、の出来事

いちこの独り語り。
大好きなスイーツや落語の話を中心に、徒然に。

2012年 5月7日・権太楼噺爆笑十夜@鈴本演芸場

2013-07-07 17:37:29 | 権太楼サン
ゴールデンウィーク特別興行
権太楼噺爆笑十夜
5月 7日 17時開演

鏡味仙三郎社中 太神楽
一九 「半分垢」
小菊 粋曲
歌之介 漫談
ダーク広和 マジック
(夢葉サンの代演)
菊之丞 「棒鱈」
正朝 「悋気の独楽」
お仲入り
ロケット団 漫才
一朝 「短命」
正楽 紙切り
権太楼 「船徳」

*20時30分頃、終了。


★い列8番、鈴本の真ん中ブロックの最前列は目が疲れちゃうので、ちょっと苦手です…。

★確か前年は3日間行ったのだけど、今回は自身の都合と出ているネタとを見比べ、悩んだ末「船徳」の1日のみ。
いくら聞きたい演目でも、GW真っ只中に行くのは、前売りとはいえちょっと気が引けます。

★7日目の権太楼サンは「船徳」。
女将は船頭は出払っていると言うが、後ろで寝ている徳を見つける客。
慌てて隠そうとしたり、必死に話をそらす女将と、それを見て不安がる客とのやり取りが面白い。
流された棹を見送り“大丈夫です、使い捨てですから”…(笑)。
時期が限られる噺なので、聞ける時に聞いておきたい。
やっぱりこの日を選んで良かった☆☆

2012年 4月27日・権太楼独演会@サンアゼリア

2013-05-08 18:34:32 | 権太楼サン
柳家権太楼 独演会
4月27日 18時30分開演

開口一番
おじさん 「狸札」
右太楼 「ぞろぞろ」
権太楼 「一人酒盛」
お仲入り
権太楼 「代書屋」

*20時30頃、終了。


★3列目右ブロック右端。
自由席、座席番号ナシ。
昼間に落語会があったので開場5分くらい前の到着、そのわりにはまあまあの席。

★「一人酒盛」…苦手です。
熊さんの傍若無人ぶりと、お人好しすぎる留さんのどちらにも苛立ってしまう。
権太楼サンの熊さんがホントに意地悪そうで、余計にムカムカ!!
一応、飲んでいいって言ってくれてるんだから留さんも飲ませてもらえばいいのにって思うのだけど…。
熊に唄ってと請われ“ヤダよ、酒も飲まねぇで唄えないよ、市馬じゃねぇんだから”ってポツリと答える(笑)。
我慢の限界、作らされた覚弥の香々(コレ書くために、字と語源を調べた、勉強になるわぁ~・笑)を口いっぱいに頬張り怒りを爆発させる描写は、ちょっと笑えるのだけど。
圓生師匠存命中は誰もやれなかった、と仲入り後に捕捉説明アリ。

★↑この時、他には「明烏」もそう、住み分けしていた噺には「酢豆腐」と「ちりとてちん」、「紺屋高尾」と「幾代餅」なんてのがある、と。
わ~「幾代餅」!? と勝手にウキウキしていたのだが“次何やりましょう、何にも浮かんでない”とリクエストを募る。
結局「代書屋」。
代書屋がよなぎ屋の話にいつも以上に食い付いてたのが笑えた。

★個人的な事情ではあるけど、国立演芸場からすっ飛んできたのに苦手な「一人酒盛」と超テッパンの「代書屋」…ちょっと拍子抜けしちゃいました。

★「一人酒盛」の時、噺の真っ最中に入ってくる女性や、“じゃ、電話して”と会場に残る連れに小声でもなく告げ堂々と出ていくおっさん…マナー悪かったわー。

2012年 4月16日・紀伊國屋寄席@紀伊國屋ホール

2013-05-08 18:10:05 | 権太楼サン
第568回 紀伊國屋寄席
4月16日 18時30分開演

開口一番(18時20分~)
きょう介 「たらちね」
小蝠 「人形買い」
白酒 「お見立て」
木久扇 「松竹梅」
お仲入り
小文治 「蛙茶番」
権太楼 「浮名のお勝」

*20時59分頃、終了。


★E列5番、左ブロック右端。

★小蝠サンが現在の師匠と前の師匠の話をしつつ、小声で“その前にもいたんですけどね”…名前は出さなかったけどそれって家元。
小文治サンは、師匠・先代の文治サンと談志師匠は仲がよかった、という思い出話。
思ってもいなかったトコロで家元の話が聞ける、それだけでなんか嬉しいねぇ☆

★小文治サンて結構好き☆☆
でも寄席も芸協の芝居は行かないし、実はあまり聞く機会がない。
「蛙茶番」、芝居の場面は鳴り物入りでキッチリ。
半ちゃんが褌を自慢する時、腰を前に突き出し気味に…このほうが、後半は面白さ倍増って気がする(笑)。
着物の裾を捲る仕草がかっこよかった!!
余談ですが、談修サンも、かっこよく捲ります☆☆…あっ、仕草が。

★権太楼サン「浮名のお勝」…「子別れ」の前半だけだと、熊さんの勝手さに腹が立ち、なんか聞いていて辛い。
やっぱり酔っ払いうまいなーとか、落語の登場人物で「子別れ」の亀ちゃんが好きと言っていただけあって、迫真というか、感情移入してるなーとか、噺の筋とは別の部分に目がいってしまった。
今後【紀伊國屋寄席】で〈下〉を演る機会があるのだろうか…。
隠居を吉原に誘ったり、吉原から帰っておかみさんにのろける部分で、エロい笑い方するオッサンがいてすごい気持ち悪かった!!
あと…花魁の名前が喜瀬川=白酒サンの「お見立て」と同じで、そこに反応して笑うお客が結構いた。
なんかすごい残念な感じでした…。

2012年 4月15日・権太楼 独演会@横浜にぎわい座

2013-05-08 18:07:33 | 権太楼サン
柳家権太楼 独演会
4月15日 14時開演

開口一番
おじさん 「子ほめ」
さん弥 「もぐら泥」
権太楼 「壺算」
お仲入り
笑遊 「弥次郎」
権太楼 「百年目」

*16時35分頃、終了。


★う列8番、中央ブロック左から5番目。
にぎわい座でこの席!ホント多すぎる。

★出てくるなり権太楼サンは“そういうつもりじゃなかったが、前座からゲストまで禿ばっかり”…わざわざ言わなくても(笑)。
たいてい右太楼サンやほたるサンだけど、二つ目サンがさん喬サンのお弟子さん・さん弥サンて珍しい!!
わざわざ聞きには行かないけど上手いから、こういう形で聞けるのは嬉しい。

★権太楼サンの「壺算」、瓶を下に取るということはこういう形ですか?…混乱気味の店主が左手に算盤を構え右手側で瓶を抱え込んで“形”を体現している仕草、可愛くて可笑しい♪

★芸協の人気者がゲストとは凄い☆☆
笑遊サン、『浅草お茶の間寄席』でしか見たことないのだけど、ユルいな~。
にぎわい座でこんなに入ってるの初めて見た!! ・今太鼓叩いてたのさん弥、何あれ下手くそ、落語はあんなに上手いのに、何考えてんのっ!!・おじさん私より老けて見える、何考えてんのっ!!…いきなりコレだもの(笑)。

★最後は権太楼サン「百年目」。
マクラなしで1時間たっぷり☆☆
向島から帰宅した番頭が二階で悶々としながら、旦那の口真似を圓生師匠でやる場面ですかさず“巧いっ”と声を掛けるお客サンがいるかと思えば、旦那にあと1年店の者に露を… と言われて泣く番頭の顔で笑い、サゲまで笑い続けた奴もいたっ!!
「壺算」でも全然違うトコで拍手した人いたし、それこそ、何考えてんのっ!!
せっかくの「百年目」、お客サンの反応で台無し、悔しかったなー。

2012年 4月 8日・さん喬・権太楼の会@埼玉会館

2013-05-08 17:55:16 | 権太楼サン
~浦和市民寄席 お陰様で435回~
第18回 さいたま落語競演会
さん喬・権太楼の会
4月 8日 13時30分開演

開口一番
さん坊 「小町」
おじさん 「転失気」
さん若 「権助魚」
権太楼 「居残り佐平次」
お仲入り
さん喬 「百年目」

*16時22分頃、終了。


★12列39番、中央ブロック右から4番目。
扇形の客席、傾斜しっかりめで見易かった。

★緞帳が上がっただけで拍手が起きたりすると気分が萎える…のは私だけ!?
そんな客席でも面白い人はいるわけで…。
さん若サンが“名前に若いが入ってる、弱冠二十歳です”というと絶妙なタイミングで“嘘つけっ”と声が。
登場時の待ってましたの掛け声、さん喬サンがいつものように“ホントかよ、と思ってしまう”と返すと“ホントだよ”と更なる返しが。
“そんな喧嘩腰にならなくても”と身を乗り出すように応えるさん喬サンが可笑しかった。
浅草なんかで酒の入ったオッサンが場の空気を乱すのとは違って、不思議と場の空気が和んでました。

★前座さん二人+二つ目さん…権太楼サンまでが長すぎっ。
小林幸子の社長解任騒動・餅は餅屋って言うでしょという話から、ここだけの話ですがっ、と語気を強めて前置きして“談志さんと志ん朝師匠の追悼番組の数”について語ってました。
へぇ~、そんなことが!! という内容。
ホントにここだけの話かは別として、家元の悪口になるんじゃないかとハラハラして聞いていたので、そんなんじゃなくて安心。
マクラ込み、たっぷり1時間の「居残り佐平次」でした☆☆

★さん喬サンの「百年目」、前月のにぎわい座独演会で聞いたばかり。
でも、何度でも聞きたい!!
顔を斜め上に上げて突き出すようにして“お小言があるなら伺いましょう”と開き直った二番番頭。
“なんだお前、権太楼みたいな顔して”…番頭さん、この状況で面白すぎまーす☆
喬太郎サンの「竹の水仙」みたい(笑)。
二人会ならではの特別バージョンですね

こちらもたっぷり1時間、計3時間弱、贅沢な時間が過ごせました。