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宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」感想パート2

2020-02-13 | 読書 ミステリー

「華燭」篇で心に残った言葉

『人は誰もが独り、時の川をボートを漕いで進んでいる。だから未来は常に背後にあり、見えるには過去ばかりだ。川沿いの景色なら、遠ざかれば自然に視界から消えてゆく。それでも消えないものは、目に見えているのではなく心に焼きついているのだ、と。』

「昨日がなければ明日もない」篇より

この作品では「絶対零度」で杉村三郎の前に現れた警察の立科警部補が再登場してくる。しれっといつのまにか侘助の常連になっていて

物語終盤で杉村三郎はある場所に行く時に警部補を伴う。

『もう無理です、もうできない、もうたくさんだ。うんざりだ。力尽きてしまった。「わたしを追い詰めている〈昨日〉は、すべて◯がやらかしたことなのに。わたしは一度だって自分の昨日を選べなかったのに」

容疑者を車に乗せ立科警部補がひとこと『あなたもしっかり頑張りなさい、探偵」

杉村三郎の次なるバディは立科警部補か


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