11月23日の九重連山はあいにくのお天気、
自宅からの天気は晴れて月も星も見えていたが、やはり山の天気は分からない。
先週から雨後の冷え込みを期待しての山行です。
牧の戸駐車場 AM7:40 ガス 強風(15m/h程か) 気温6℃
ガスだけならまだしも風が強い。
ガスが取れるのを待ってとも考えましたが、
もし、霧氷が残っていれば晴れると一瞬にして解けて消え去るかもしれないので、
雨具も着けずにとりつきました。
登山道はぬかるんでいて、霜柱や凍結は見られない。
降雪すると絵になる風景だがが、今日は寒々しい光景。
風も強まり、この辺りから寒さで耳が痛くなってきたのでヘッドバンドで防寒。
途中、登山道の足跡が少なく、先行は5~6名ほどか?
下山者一名とすれ違い、くじゅう分かれの避難小屋は無人、視界は30~40m程。
ガスが薄くなるような兆候があった。
御池
御池付近でやっと霧氷に遭遇。
AM9:50 池の小屋へたどり着くと、このガスの中、3名の女性が
「中岳に登りたいが道しるべが見当たらない。どこから登るのか?」
と、関西なまりで尋ねられた。
一応、お教えさせていただいたが、ガスが晴れるのを池の小屋で待機しようと
思っていたので小屋の中を確認、ここも今日は無人。
先ほどの3名の方々の声がまだ間近に聞こえるのでまたも迷っているのかと?
遅まきに中岳へ・・・・
中岳中腹で先ほどの3名さんに再び遭遇、京都から来られたのこと。ご無事で!
この後ガスが晴れるのを待つために再び池の小屋へ。
気温3℃ 無人の小屋で待機していると阿蘇から来られた方と情報交換。
そこに飯塚から来られたかたがたも加わり、しばしの談笑。
ふと気づくと晴れ間が射してきた。
先ほどの霧氷も解け始めていましたが頂上付近は・・・・・
御池を振り返ると
これからは雲海とコラボの天空show
阿蘇から来られた方が「一気に北アルプスに来たごたぁ!」と絶叫!
こんな光景はそうあるものではありません。
感動がこんなに長く続くとは・・・・・
雲海に浮かぶ大きな船に見立てて「大船山」と命名されたのか?
勝手に解釈?深く納得。
稲星山を望む
薄っすらと久住山
御池も見える。
ベールに包まれるそうになる天狗ヶ城。
中岳を望む
星生崎と久住山 気温が急上昇10℃ほど
一時間ほど前は強風も手伝って体感温度は-10℃くらいだったのに
今はポカポカの九重連山。
午後になると登山客も増えてきた。
鍋谷
三俣山も涌蓋山もガスの中。
今日は初冬、晩秋の双方の九重連山を楽しめました。
女神のウインクでドレスを揺らすかのようなダンスで
僕を絶頂の領域へ導いてくれました。
まるでジェット機で九重連山を見下ろしているかのよう・・・・・
感謝です。
牧の戸登山口 PM2:30 気温7℃ 微風
良くあんな朝の状況で山へ入ろうとされましたね。
結果、あんなに素晴らしい状況に出くわされ、さすがですね。
根性と言うか、念力と言うか、感心しました。
季節感が出た画像が撮れればと。
午前中は、お一方しか会わない
一人静かな山行でした。
予想天気図で高気圧が張り出すのを
信じてでした。
興奮しすぎて画像を撮るのを
忘れるくらいでした。(恥)