折原ようこ「I'm fine and sing♪」 ・・・jazz vocalist の 独り言・・・

Jazz Vocalist 折原ようこの Live schedule と Live 日記 and...

毛皮の襟巻

2015年02月12日 | Weblog
最近は
あまり見なくなったけれど・・・

むか~し
( 50年くらい前 )

当時の
オネーサン、オバチャン、おばあちゃん・・・
の間で
留め金のところに
小さな顔の付いた
毛皮の襟巻きをするのが
流行っていた


( イメージです )

顔のところに付いているピンチで
尻尾の方を挟んで
止めるという形式のもの!


・・・・・

当時
まだ 三十代だった私の母も
何の毛かは知らないけれど
黒っぽい毛色のモノを
オーバーコートの首元に
巻いて居たのを覚えて居る

・・・・・

私が
5年生か6年生の頃
母が近くの洋品店から
婦人用の半コートを買ってきた

小学生の私には
当然大きく
母が肩幅や袖丈を直して
私のオーバーコートに仕立て直した。

そして
それを学校に着て行けという

そのころ
公立小学校に
オーバーコートを着て通学するような子は居らず
かなり着て行くことを拒否したが
そんなことは
聞いてもらえず
結局、
着て行くことになった

さらに
「 襟元が寒いから
( 母の )毛皮の襟巻も 着けなさい! 」
と言われ・・・
何ともスゴイ格好の小学生になった。


・・・・・


こんな格好も
3日もすればまわりも慣れて
何も言われ無くなった。


・・・・・


ある日 学校で
友達と喋りながら
襟巻の尻尾の部分を
指でクルクルまわしたり
折り曲げたりしていると
「 ポキッ 」 と音がしたので
それ以上は触らないようにした


しばらくして
襟巻の尻尾を見ると・・・
ええぇぇぇぇぇ~!
先っちょが無くなっている

辺りを見たけれど
シッポの先は・・・落ちて居ない!


で、歩いてきた道を思い出し
辿ってみると・・・

友達と喋っていたところに・・・
ポツンと淋しく
シッポの先が落ちていた。


・・・・・

家に帰り
恐る恐る
母に事の顛末を話すと・・・

母は涙を流して大笑いし、
襟巻の尻尾と
折れて、取れてしまった尻尾の先を見て
さらに大笑い!
そして・・・
私も一緒に大笑いした。


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