小学二年生まで
私の家族と 伯母夫婦は・・・一軒の家に一緒に住んでいました
といっても
一階と二階で・・・完全に別所帯でしたけれど
伯母夫婦には子供が無かったので
私は本当の娘のように可愛がってもらいました
時々、お買いものに連れてもらい
両親には買ってもらえない物・・・まぁ、実用的でない物です・・・
を買ってもらうのが楽しみでした。
ミニチュアのお人形さん用の家具は( 今で言う< ドールハウス >の家具 )
ず~っと私の宝物でした。
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通学路に靴屋さんがあり
その店先に ピンクの靴がありました。
それは・・・細いリボンの付いたお出かけ用の子供靴!
「 レースの付いたソックスと履いたら、きっと素敵だろうなぁ 」
ピンクの靴はお姫様の靴の様に思われたのです
母は実用的な物しか買ってくれなかったので・・・
ここは伯母にお願いするしかない!!!
で、叔母を靴屋さんに連れて行き
「 これ、すごく可愛い 」 とアッピール!!!
ピンク色のお姫様の靴は 七文半の私の足にピッタリでした
( 当時、靴は<センチ>表示ではなく、<文>表示でした )
でも、これは学校へ履いては行けず
お出かけの時に履こうにも・・・
私の持っているお洋服には全く似合わない
結局、家で履いたり・・・眺めたりしている間に
育ち盛りのようこ少女の足は大きくなり
履けなくなってしまったのでありました。