アメリカ国防会議 Part2 北への奇襲攻撃！

 

米国政府はロシアによる殺戮が看過できぬものとして　

側近だけの国防会議が臨時に開かれた

 

国務長官

「閣下　酷いものです　スパイ衛星で凡そは知ってましたがこれ程とは・・我が国は手をこまねいていては　ますます国威が失われアメリカへの信頼度が低下する一方です」

 

大統領

「そうだな・・支援は追加するが　はっきり言うと　もう手詰まり状態だ　経済制裁も現状では効いてないし困ったものだ」

 

国防長官

「閣下　支援すればするほど　ロシアは　ウクライナ国民を虐殺することで屈服に導こうとするでしょう‥」

 

大統領

「まさにそれだ・・かといって　何度も言うが介入はできない。介入したらそれこそ世界大戦になり　わが国も無傷ではすまない　ジレンマだな・・」

 

国防長官

「このまま推移すれば　大量の犠牲者が出てくるのは必至であり　ロシアは本気で核を局地的に使いかねませんよ・・

アメリカはそれでも出てこないと確信しているフシがあります　そこまでアメリカを舐め切ってますよ」

 

大統領

「確かに　君の言うとおりだ　場所にもよるがロシアが核を使用したからと言って　米国が核反撃なんて到底できない。

結論から言って　傍観するしかないのも事実だ　君たちに何かアイデアはないか？・・わしには戦争犯罪者と叫ぶ以外に　何も浮かばない。」

 

国防長官

「閣下　思いついた私案があります　これは以前から考えていたことですが　思い切ってやるべきかと」

身を乗り出した、国防長官の眼は真剣そのものだ

 

大統領

「ほう、どんな案なんだ　言って　みたまえ・・」

 

国防長官

「北朝鮮に奇襲をかけましょう・・むろん核ミサイルです　衛星で金のアホの行動を　概ね捉えており　首都ピョンヤンに居るのを確認してピンポイントで集中攻撃し　反撃の余裕を与えないようにします　近海からの原潜攻撃で事は足ります　首都を一瞬で殲滅すれば　どうなると思います？」

 

大統領

「どうなるとは？」

 

国防長官

「ロシアは米国の決意を知ります　そして　ウクライナの戦争継続は自国の滅亡に至ることを　はっきりと認識すると思いますよ」

 

国務長官

「なるほど！　停戦になるということだな・・米国のメンツは保たれることにもなるし　アメリカの実力も思い知るワケだ・・」

 

国防長官

「それだけではないです　クソ中国の習は　台湾侵攻を思いとどまると思います」

 

大統領

「おお、なるほど！　一石二鳥だ・・いや三鳥はある　クソ豚が葬れるからな‥世界は歓声を上げるだろう

逆に中ソは青くなるに違いない・・」

「よおし　判った！　これは一か八かの賭け勝負ではないだろう　成算は十分にある！」

大統領の指示で　北の国民の犠牲を最低限に抑えるとともに　反撃を絶対に許さないため、綿密な作戦会議を極秘にやらせた

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ほどなくして命令は実行された

まさに奇襲である　米国原潜艦隊が放った核ミサイルが数分でピョンヤンを灰燼と化し　恐れていた反撃は全くなかった。

腰を抜かさんばかりに驚愕したのは中ソだ

 

クソプーチン

「なにい！・北の豚がやられただと！　そうか・・アメリカもついに大戦を決意したか・・」　その一報を受けて俺もやられるのではと　プーチンは恐怖にかられた

クソプーチンは深夜にかかわらず　全面核戦争の高度警戒態勢を指示すると同時に　ウクライナ在中のロシア軍の全面撤退を命じた

むろん停戦の申し入れも即時に指示した

 

クソ主席

「おい、本当か！？・・」何度も真偽を確かめたほど耳を疑い、クソ主席は狼狽した

人民解放軍総参謀長や　軍幹部を緊急招集し　ロシアに加担する言動を取りやめ　台湾侵攻計画を棚上げし無期延期することを伝えた

 

世界は米国の胸のすくような突然の快挙に大喝采だった

北が受けた数十万の犠牲など　問題視もされなかった

 

おわり、