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ノンフィクション 【親のエロと殺し文句】

2023-12-28 10:17:54 | 政治

私が中学3年の夏休みの時でした 

母方の実家へ避暑をかねて行きました  

兵庫の城崎にあり 温泉地で知られています

妹と両親の4人でした


実家は木造の瓦葺の2階建 田舎の農家なので 

造りが和室の2間続きとか 上に欄間のある 

かなり開けっぴろげな感じでした 

その2間つづきの横の 廊下を歩くと

ミシミシときしむ音がするのです


その廊下の突き当たりに階段があり 妹と私は 上の2階でした 

その夜、暑気でなかなか寝付かれませんでした

で、階段を下りて 少しいくと なにやら 物音がするのです
 
それとなくその方向に 注意を向けると 息遣いなのです ハアハアとか ウウ・・とか・・

それが両親のものとすぐわかり・・・今ナニをしているのか・・ピーンときたのです


 息を殺してソット後ろずさりで 戻るつもりが 廊下の端の板が

踏み外したというか ずれたようになって 

バキンという大きな音を立ててしまったのです 

一瞬というか シーンと静まり返り 凍りついたようになりました

私は頭の中が真っ白になり 2階に走るようにして戻りました・・


(どうしょう・・・ばれちゃった) 

ヤバいことになったと ふとんかぶったまま 

その夜まんじりとも しませんでした  

でも考えてみたら 妹もいるわけだし どっちかわからないわけです 

妹は12才でけっこうオマセなので同じことをしていたはず・・

と、少しは気持ちが軽くなったのです



翌日、私は何食わぬ顔して 朝の食事に向かいました

ところが 父とバッタリ廊下で鉢合わせ・・・

私は無意識にサッと視線を反らせてしまいました・・・

(ばかね そんなことしたら 私とバレバレ・・・) 

父はと言うと  父も明らかに 動揺してるのです 


【いやあ・ お母さんが さ・・その なんだ・・・寝られないっていうから・・さ】

【・・・・・・】

【その・・見たのかい?】

【なにを?・・見てないょ】

【そうかい?・・・ そらー良かった】  父の顔が安堵に変わりました

【何が?良かったの?】  私は意地悪く聞いたのです

【えっ? そ、それはだな・・良かったんだよ・・とにかく・・】

【良かったって??】 私は 再度とぼけて言いました

【えっ? いや、ち、違うよ その意味ではなくて・・・】 自分の言葉に はっと 気がつき うろたえました


父は不意をつかれ・・見たこともないほど 顔を真っ赤にして 子供のように はにかむのです
 
【ハハハハ 】


私が 口あけて笑ってあげると  父も 顔をくしゃくしゃにして バカ笑いするのです

なんか その時無性に 父が可愛いく思えました

私は これまで 思春期迎えて 父とあんまり会話らしいものはなくて・・・なんかぎくしゃくしてたのです

それが、この朝を境にして一変しました・・・絆が深まり なんでも話せるようになりました

ーーーーーーーーーーー

【お父さん・・ どう? 今夜あたり・・見てあげるから・・】

それからは 父に お小遣いせびるときの 殺し文句は これになりました・

【オイオイ お前は・・なんて奴だ・ 笑 ・】

      (笑)(笑)
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