以前から、雑穀やゴマ、玄米などが、ちゃんと消化できているのかな?とふと思うことがありました。
なので、できるだけ雑穀を焼き菓子などに使うときは炒るか、ポップするようにしています。
やったことはありませんが、辰巳芳子さんが玄米スープをつくられるとき、玄米を炒って、それをコトコトコトコトやって、最後に漉していただく方法を著書やテレビなどで紹介されていますよね。
消化によさそうだな・・・じんわりと、栄養がひろがりそうだな・・・と思います。
さて、雑穀をポップする方法は、みっちょんに数年前に教わり、なんていい方法だろうと思いました。
今年収穫したきびを、ポップしたり炒ったりしていると、香ばしい焼き菓子を焼きたいなぁという気分になって、最近はたまに焼いています。
【雑穀(きび)をポップする方法】
①厚手の鍋を火にかけて、水滴を落とすとコロコロ転がる程度まで熱する。
②雑穀(きび)を大さじ1程度鍋に入れて、蓋をして、軽くコンロから鍋を浮かせるようにしてぐるぐると鍋を回るようにゆする。
③ポポポポポポ・・・!!!!とはじけてくるので、音がなくなるまで鍋を回し続け、音がとまれば蓋を開け、ポップした雑穀をボウルなどに入れる。
④さらに大さじ1程度の雑穀を鍋に入れて、同様にポップさせることを繰り返す。
堅いきびが、パフ!とポップされてそのまま食べても美味しいです♪
そして、このポップしたきびや、炒ったきび(厚手の鍋でパチパチと音が出始めるまで炒ったもの)を使って焼き菓子を焼きます。
【材料】天板2枚分
・国産小麦粉・・・300g
・粗糖・・・20g
・天日塩・・・3g
・ベーキングパウダー(ノンアルミニウム)・・・6g
・ポップか炒ったきび・・・30g(量は適当で大丈夫だと思います)
・菜種油・・・65g
・水・・・65g
【つくりかた】
①小麦粉、粗糖、天日塩、BP、きびをボウルに入れて、泡だて器などで混ぜる。
②菜種油をまわしいれ、カードなどで切るようにサクサクサクとまぜる。
③水を加え生地をまとめる。水分が少ないようであればごく小量ずつ水を足して、生地をまとめていく。
・・・そしてここからはお好きな形に・・・!
【ペタンコ、丸型の形状】
①生地を手に取り、生地が2mm程度の厚さになるように、オーブンシートなどに押し付ける。
②170℃に予熱したオーブンで、15~17分焼く。
【バーの形状】
①生地を台に出し、のし坊で5mm程度にのす。
②ナイフなどで1cm×8cm程度にカットして、170度に予熱したオーブンで10分焼き、裏に返してさらに7分~10分程度焼く。
・・・まあるいきび焼きもかわいいし、きびのバーにするのもポリポリして美味しい♪
形はかなり気分的に変えてます。形状を変えるとなんとなく食感が変わって別のお菓子のようになりますよね。
あとは、手間の問題。1個1個形成するのが面倒な時はのしてカットしてバーにして、のしたり台をきれいにするのが面倒な時は1個1個オーブンシートに押し付けて丸い形に・・・みたいに形状を変えてしまいます。
・・・さて、ポップするときの厚手の鍋ですが、わたしはビタクラフトの18cm片手鍋を使っています。
妹が嫁ぐときに、わたしも仕事で名古屋に行くことになっていたので、母があなたもついでにこの片手鍋や中華なべなどを揃えなさいと、用意してくれたものです。
しか~し、ちょっと小さいので(独身のころからつくるときはいっぱい作る方だったの)、野菜を軽く蒸すときやなにかを炒るときしかなかなか活用できずにいます・・・。
もちろん、こうやってポップするときには、最高の大きさと素材です・・・