こんにちは南仙台の父です。
トランプ大統領の勢いは止まらず、首相が変わったカナダに対しても相変わ
らずの強硬姿勢を見せています。
関税の問題だけでなく、51番目の州になるべきだという論調で、カナダ州知
事とまで呼ぶような強い論調が続いています。
友好的であったカナダも強硬な姿勢を見せており、反米運動のような不買運
動まで起きています。
果たしてトランプ大統領はカナダを51番目の州にしてしまうのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、月のカードの正位置が出ています。
月のカードの正位置は迷いや不安定、逃避や欺瞞、幻想や失敗と意味があり
ます。
カナダとの関係性はかなり悪くなりますが、トランプ大統領の思惑通りには
進むことはありません。
カナダには重要な希少資源を含めて多くの鉱産資源があります。
また、サプライチェーンとしても米国と同一視されるくらいに近い関係性も
あるため、関税によってコストアップするような問題を米国内の産業も望ん
ではいません。
親トランプ政権を立てて右寄りの野党政権を樹立するための支援として発言
しているといった見方もありますが、すでに世論は現与党に有利な状況に追
い込んでいることもあって、そうした状況も難しくなっています。
経済的な関係性を強化するといった意味ではカナダの重要性は米国の安定的
経済力を支える意味では大きな力となります。
また、北極海の航路開拓といった面からもグリーンランドを米国領としたい
とするトランプ大統領の目指す方向性もカナダは重要性が高まっています。
しかし、強引な手法は却ってカナダを遠ざける方向に行き、カナダを力で屈
服させる手法にはかなり無理もあります。
少なくとも51番目の州にはならず、今後の米国の経済にとって暗い見通しを
暗示するような厳しい状況も見えています。
カナダとの関係性は今後も悪化し、米経済の足かせとなるリスクの方が強く
なるということをカードは示しています。
次に環境条件ですが、皇帝のカードの正位置が出ています。
皇帝のカードの正位置は支配や安定、達成や権威、行動力や統治、同盟や名
誉といった意味があります。
カードを見て軍事力による強硬手段を示唆しているという見方もできますが
、そういうことでは決してありません。
むしろ米国にとって一番重要なことは何かを改めて考えた上で、カナダとの
対応をどうするかを考えるべきというのがカードの示す内容でしょう。
一番重視すべきは米国を立て直すには内向きの対応だけで達成できるもので
はなく、安定的に資源を確保できる体制を構築することにあります。
今のやり方ではうまくいかないのはトランプ大統領もわかっていますが、権
威や力を正しく使うことが重要になっていきます。
カナダの重要性は誰もがわかっていますが、仲良くしていればいいという関
係性でもありません。
少なくともトランプ大統領が声高に叫ぶ国と地域は米国だけでなく、世界に
とって重要な意味を持つ地域です。
これだけ拘るのもカナダにそれだけの価値があるからに他なりません。
小さな政府を目指そうとする米国にこれ以上の領土拡大は逆行する流れにも
なります。
トランプ大統領がやるべきことは正しく権威を示すことなのかもしれません。