こんにちは南仙台の父です。
トランプ大統領は米国第一主義を押し出し、貿易赤字が目立つ分野の解消と
国内産業保護を目的に高率な輸入関税かける意向を示しています。
反発する国も多い中で、一定の妥協を引き出すなど成果も出ています。
短期的にはこのような施策はうまくいっても、長期的には効果も薄くなった
り、国内産業にかえって悪影響を与えるといった見方もあります。
果たしてトランプ政権による関税攻撃は世界経済を低迷させる方向に向かう
のでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、恋人のカードの正位置が出ています。
恋人のカードの正位置は自己信頼や価値観の確立、情熱や共感、選択や結び
つきといった意味があります。
世界経済に与える影響はかなりあることは間違いありません。
ただし、この結果が米国にとって良いものなのかは国際経済が敵対国も含め
てボーダーレスになっている状況を考えれば大きな影響を与えることになり
ます。
米国経済も国際的なサプライチェーンの中で存在しているため、良い面だけ
でなく悪い面も出てくることになります。
世界経済から見るとそれほど影響は強くならないという形になります。
米国内への輸入に関しては大きな影響が出るものの、その他の地域での経済
規模も大きくなっているため、長期的には脱米国まではいかないまでも世界
経済では地域主義的なものも含めて連携化の流れが更に進むことになります。
中国が米国の代わりに台頭するということでもなく、まとまったブロック経
済地域が色々なところにできることになって、こうした地域経済の規模が大
きな力を更に持っていくことになりそうです。
EUだけでなく、東南アジアやBRICSなどが集団的なブロック経済圏を作っ
ていくことになり、TPPなども緩い関係性ではあるもののこうした流れの一
つとなっていきます。
中期的な環境としては関税によるディールは効果を生まず、かえってブロッ
ク経済圏の力を強めてしまうという形になりそうです。
次に環境条件ですが、正義のカードの正位置が出ています。
正義のカードの正位置は公平や公正、均衡や両立、正当性や調和といった意
味があります。
国際貿易の基本はやはり公平な取引と均衡・調和を形成したビジネスです。
こうした流れからすると一方的な流れは難しい局面に至ります。
日本を例にとっても輸出に関しては米国以外の選択しを取る方向で対抗する
ことになりますが、輸入に関しては米国が色々と主張しても更に有利な条件
で入ってくるTPP圏内の豪・ニュージーランドなどの農産物に負けることに
なります。
米国にとっては輸出品には関税攻撃は何の効果もなく、輸出促進を図るため
には価格面の努力はもちろんのこと、何らかの輸入国側のメリットも生む出
す必要があります。
従来は防衛などの面で日本にもメリットがあった上での恫喝は受け入れざる
を得ませんでしたが、トランプ政権が目指す経費削減の一環として在日米軍
の規模縮小が進めばアテにならない米国に譲歩する意味は小さくなります。
また、米国製武器の購入も多くの国と地域が敬遠することにも繋がっていく
ため、米国の思惑は中期的に大きく問題が生じる可能性もあります。
米国もF47プロジェクトを始動させましたが、すでに欧州と日本も含めて先
行して2つの第6世代戦闘機プロジェクトが存在しています。
これにサウジアラビアなども参加・出資するとなれば、米国のプロジェクト
に参加する大規模武器購入国は更に限られることになり、費用も嵩むことに
なって実現すら難しい状況にもなります。
米国にとっては関税は諸刃の剣になります。
公正・公平を是正するための手段に留まれば効果は上がりますが、それも限
度をわきまえることが重要になります。