こんにちは南仙台の父です。
Panasoniが事業会社単位での分割を行い、グループとして解散する方向であ
ることが報道されていました。
昔は松下電器・ナショナルブランドで家電では大きな力を持ち、家電以外で
もナショナルブランドは一定の信頼を得ていました。
日本の家電・電機が衰退する中でPanasonicも例外ではなく、家電の象徴と
されていたテレビでも日本は力を大きく失っています。
生き残りをかけて他の電機企業も体質改善と方向性の見直しを図る中で、今
回のPanasonicの決断は果たして成功するのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、吊るされた男のカードの正位置が出ています。
吊るされた男のカードの正位置は修行や忍耐、奉仕や努力、試練や妥協、慎
重や逆転といった意味があります。
今回の方向性はやり方さえ間違えなければ成功するでしょう。
現時点で大きく商品や事業の選択・集中させたり、事業構造の改善を大きく
図ればかなり効果を上げることもできそうです。
また、従来はブランドによる横の影響も強くありましたが、日立などもグル
ープ再編を行って、事業の取捨選択を行っていますが、決してPanasonicブ
ランドが有利に働かない面も強くなっており、特に若い層にはブランドの価
値が訴求できていない面も強まる中で、一部の事業ではPanasonicを捨てて
新たな訴求方法を模索するのも悪い話にはなりません。
今後は資本の受け入れやM&Aなども含めて幅広い選択肢が採られる可能性も
あり、従来の考え方に固執しなければかなり経営的な効果が出るというのが
カードからもわかります。
次に環境条件ですが、月のカードの逆位置が出ています。
月のカードの逆位置は過去からの脱却や徐々に好転、未来への希望や目標の
明確化といった意味があります。
やはり、ブランドを捨てるといった覚悟だけでなく、何を最終ゴールとする
のかをしっかりと描いた戦略が求められます。
見かけだけでなく、財務体質や社風なども含めて、大きな企業改革の流れを
しっかりとロードマップ化して、最終的な目標をグループではなく事業単体
としてどう描きけれるかが課題になります。
上述の通り、グループ内だけでなく、グループ外との連携や合同といった戦
術も重要になります。
すでに大樹によらばという時代ではなく、事業の中で総花的な戦略がかえっ
て命取りとなる面もあり、人も含めたリソースを成長戦略に特化して進める
流れは重要でしょう。
もちろん、捨てることで多少社会に問題が生じるケースもあるかもしれませ
んが、それは一時的なものに過ぎません。
今後はさらに大胆な戦略・戦術を刷新していく必要が出てきます。
今回の決断を成功させるためにも社員まで含めた意識改革はかなり重要にな
るでしょう。