缶詰が好きです

以前のプロバイダーが閉鎖になるので、Gooブログに引っ越してきた、缶詰が好きな、ダメ料理人のブログです。

S&Bカレーの缶詰

2022年07月28日 | スープ系缶詰
「S&B ディナービーフカレー」  スープ・シチュー系缶詰
近頃キャンプがまたブームだそうで、ソロキャンプなるものまでが流行っているそうです。ソロキャンプ・・・孤独のキャンプとでも言うのでしょうか・・生死の境を連想させますが、いえいえ、一人で好き勝手に自分の好きなスタイルで野営をする趣味だそうです。
さてブームの延長か、コロナ自粛で、家でキャンプごっこというのが流行っているそうです。子供たち、自粛、自粛じゃ可哀想ですものね・・こういうの喜ぶでしょうね(^^
家の庭や、家の中でキャンプごっこ・・・で・・キャンプごっこの小道具に、こういうの如何ですか?

え~と・・・記事は10年前の記事の復刻です。


クリックすると元のサイズで表示します

ジャ~ン!
老舗S&B食品のディナービーフカレー缶詰なのであります!
なんでジャ~ン!・・・かと言いますと、S&B食品は東京っ子の会社なのであります。
火事とカレーは江戸の華と昔から言われている(イワレテナイカナ?)ように、S&B食品は江戸の誇りなのであります。
(同じようにジーンズのエドウィンも江戸の誇りなのであります)
ですから江戸っ子の私としては、ジャ~ンと登場していただくワケなのであります^_^

S&B食品さんは、日本橋は兜町に本社があるのですが、元々は日本に於ける洋食の聖地浅草で創業された会社でありまして、東京っ子心をクスグル食品会社なのであります。
ですから心ある東京っ子は決して他社のカレー粉やカレールウを使わず、私も子供の頃からS&Bしか買わないのであります。
江戸の心は、間違っても関西の食品のカレーとか、中部の「ハヤシもあるでよゥカレー」とかは、申し訳ないけど買わないのであります。

ところでこのS&Bと言う社名が気になります。
で、S&BさんのHPを調べてみたら・・・

1930年(昭和5年)「太陽」と「鳥」を図案化したヒドリ印をその商標としました。この『太陽』と『鳥』を図案化した商標には、「社運が、日が昇る勢いであるように、また鳥が自由に大空をかけめぐるように、自社製品が津々浦々まで行き渡る」願いが込められていました。その翌年1931年には、そのヒドリ印に「太陽=SUN」と「鳥=BIRD」の頭文字である「S&B」を併記して商標としました。これがエスビーの呼び名の始めです。
クリックすると元のサイズで表示します
これが昔のトレードマーク・・・陽と鳥ですね

ただし、現在ではSpice&herBで、S&B食品とされています。

と、いう訳でした。社名を調べるのも面白いですね


で、食べ方はコチラ
クリックすると元のサイズで表示します

「開缶後必ず鍋にあけて、弱火で温めなきゃいけねーよ。
電子レンジでチンをするときゃぁ、必ず深めの器に盛ってからラップをしなきゃぁいけねーよ、判ったかい?」
・・・・って書き方をしてくれるとうれしいんだけどね~・・・

クリックすると元のサイズで表示します
これが原材料
思ったより多くの種類の調味料が使われています。
なかでもフォン・ド・ボー・・・これが入っていないとディナーカレーでは無いらしいです。
そういえばこのディナーカレーが発売されてから、フォン・ド・ボーなるモノの名が日本中に広がりました。

さてこのディナービーフカレーは「カレー作りの基本となる(玉葱をじっくり炒める)工程に重点を置き、玉葱特有のコクと甘みを溶け込ませた高級タイプのカレーだそうでして、他のカレーの2倍くらいの値段がしています・・エヘン

では開缶

クリックすると元のサイズで表示します

冷えているカレーって言うのは・・・凄い状態ですね。
これは脂が固まっているのと、冷えて粘りが出ているからでしょうが・・・蓋に付いたカレーがそのままそこに張り付いているのが凄いです。
だからと言って缶のまま温めたら、カンキリを刺した途端に噴出して火傷をしたりするのでやってはイケマセンヨ!
ちゃんと鍋で温めましょう!

ところで、キャンプごっこする場合は、湯煎がお勧めです。
まず、鍋にお湯を沸かし、缶ごと1分温めます。
それから一度鍋から出して、缶切りで蓋を開けます。軽く温めてあるので、蓋についてるカレーは簡単に缶に戻せます。缶から直に🍚にかけると、ムードが盛り上がりますよ

クリックすると元のサイズで表示します

ドボドボと入れようとすると、カレーが跳ねて服にシミを作ったりしますので、お玉等で掻き出してください

クリックすると元のサイズで表示します

さて温めると・・・香りはちょっと醤油のような香りがします・・・こうしてみると、カレーも各社で各品で結構香りが違うんですね。

表面に注目
キラキラと脂が光っていますが、こういう細かい脂は、バターのような質の良い脂の場合が多いです。この缶にはバターは使っていませんが、割と良い牛脂なのかもしれません。
この脂が旨みを作る基ですので、良い感じの脂と言うのは期待が持てます。

クリックすると元のサイズで表示します

さて温めてみますと普通のカレーよりも粘り少ないサラッとしたタイプです。
これは缶詰だからではなく、レトルトのディナービーフカレーも一緒だと思います。
具は牛肉と人参だけ。玉葱は溶けてしまったようです。
原材料を見ても牛肉・玉葱・人参以外は使っていませんね。
さてここで思うのは、カレーの具の量のモンダイです。
そもそもカレーは汁かけ御飯なのか、煮物載せ御飯なのか・・・どちらでしょう?

もし汁かけ御飯なら、具は少しで良いということになりますが、煮物載せ御飯なら具が多くないといけません。
で、昔の本「軍隊調理法」と言う、陸軍のレシピを見ると「カレー汁」と書いてあり、戦争中の一時期、英語等の敵の言葉が嫌がられたときは「辛味入り汁かけ飯」と呼ばれたそうです。
ですからカレーは汁かけ御飯ですので、具はあまり多くなくて良いと言うことになりますね。

この缶詰は5人前・840g入り缶詰でして、具は各辺が1cmくらいの立方体の牛肉が12個、人参が9個入っていました。・・個体差はあるでしょうが、この缶詰はそれだけです。ソースは五人前はタップリあると思いますが・・・もうちょっと具が欲しいですね'_';
やはり、レトルトの一人前に分けてあるカレーの方が便利ですね・・・多分中身も一緒だし・・・・具もレトルトのほうが多いような気もします・・・´_`
値段は1200円くらいですので、1人前が240円くらいかな?

でも味は良いと思います。フォン・ド・ボーがしっかり入っているからでしょうか?
市販カレーだと胸焼け度数が高くなるのですが、これはOKでした。
味に妙なクセがなく、上品に仕上げようとしている感じのカレーですので、そのままも良いけれど、自分なりのトッピングをあしらったり、素材缶詰めとして使ってみるのも良いかもしれませんね!

ところで何故缶詰を作るのかな?レトルトで良いではないかと思うのですが・・
この缶詰は一応業務用らしいので、大量の輸送や保管の為、開缶後の保存等を考えるとまだまだ缶詰の需要があるのかもしれませんね。そのうちS&B食品さんにメールして訊いて見ましょう。

今度は素材としてなんか考えてみたいですね。なんだかんだ言っても、この缶詰カレー・・・ちょっと気に入りました^v^
キャンプの御供にいかがですか?




コメントを投稿