豊岳正彦の巖國豐嶽醫王第六坊

佛弟子が教え通り写経して弘法するブログ。

親孝行親切大和魂総理が母親と母国に恩返しする日本列島改造論

2020-05-31 11:37:37 | 日記
 序にかえて

 水は低きに流れ、人は高きに集まる。

世界各国の近世経済史は、一次産業人口の二次、三次産業への流失、つまり、人口や産業の都市集中を通じて、国民総生産の拡大と国民所得の増加が達成されてきたことを示している。

農村から都市へ、高い所得と便利な暮らしを求める人々の流れは、今日の近代文明を築き上げる原動力となってきた。

日本もその例外ではない。

明治維新から百年余りのあいだ、我が国は工業化と都市化の高まりに比例して力強く発展した。
 
 ところが、昭和30年代に始まった日本経済の高度成長によって東京、大阪など太平洋ベルト地帯へ産業、人口が過度集中し、我が国は世界に類例を見ない高密度社会を形成するにいたった。

巨大都市は過密のルツボで病み、あえぎ、いらだっている半面、農村は若者が減って高齢化し、成長のエネルギーを失おうとしている。

都市人口の急増は、ウサギを追う山もなく、小ブナを釣る川もない大都会の小さなアパートがただひとつの故郷と云う人を増やした。

これでは日本民族のすぐれた資質、伝統を次の世代へ繋いでいくのも困難となろう。

 明治百年を一つの節目にして、都市集中のメリットは、今明らかなようにデメリットへ変わった。

国民が今何よりも求めているのは、過密と過疎の弊害の同時解消であり、美しく、住みよい国土で将来に不安なく、豊かに暮らしていけることである。

その為には都市集中の奔流を大胆に転換して、民族の活力と日本経済のたくましい余力を日本列島の全域に向けて展開することである。

工業の全国的な再配置と知識集約化、全国新幹線と高速自動車道の建設、情報通信網のネットワークの形成などをテコにして、都市と農村、表日本と裏日本の格差は必ずなくすことができる。

 また、開かれた国際経済社会のなかで、日本が平和に生き、国際協調の道を歩き続けられるかどうかは、国内の産業構造と地域構造の積極的な改革にかかっていると云えよう。

その意味で、日本列島の改造こそは今後の内政の一番重要な課題である。

私は産業と文化と自然とが融和した地域社会を全国土に押し広め、全ての地域の人々が自分たちの郷里に誇りを持って生活できる日本社会の実現に全力を傾けたい。

 私は今年3月、永年勤続議員として衆議院から表彰を受けた。

私はこれを機会に“国土開発・都市問題”と一緒に歩いてきた25年間の道のりを振り返るとともに、新しい視野と角度から日本列島改造の処方箋を書き上げ、世に問うことにした。

国民及び関係者各位の参考になれば、大変、幸せである。


 なお、本書の執筆と出版に当たって、献身的な努力をいただいた日刊工業新聞社のスタッフ各位関係各省庁の専門家諸君に対し心からお礼を申し上げたい。

 昭和47年6月 東京・目白台にて 田中角栄 


 むすび

 明治、大正生まれの人々には自分の郷里に対する深い愛着と誇りがあった。

故郷は例え貧しくとも、そこには、厳しい父とやさしい母がおり、幼な友達と、山、川、海、緑の大地があった。

志を立てて郷関を出た人々は、離れた土地で学び、働き、家庭を持ち、変転の人生を送ったであろう。

室生犀星は「故郷は遠くに在りて思うもの」と歌った。

成功した人も、失敗した人も、折に触れて思い出し、心の支えとしたのは、常に変わらない郷土の人々と、その風物であった。

 明治百年の日本を築いた私たちのエネルギーは、地方に生まれ、都市に生まれた違いはあったにせよ、ともに愛すべき、誇るべき郷里のなかに不滅の源泉があったと思う。

 私が列島改造に取組み、実現しようと願っているのは、失われ、破壊され、衰退しつつある日本人の“郷里”を全国的に再建し、私たちの社会に落着きと潤いを取戻す為である。

 人口と産業の大都市集中は、繁栄する今日の日本をつくりあげる原動力であった。

しかし、この巨大な流れは、同時に、大都会の二間のアパートだけを郷里とする人々を輩出させ、地方から若者の姿を消し、田舎に年寄りと重労働に苦しむ主婦を取り残す結果となった。

このような社会から民族の百年を切り開くエネルギーは生まれない。

 かくて私は、工業再配置と交通・情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させる“地方分散”を推進することにした。

 この「日本列島改造論」は、人口と産業の地方分散によって過密と過疎の同時解消を図ろうとするものであり、その処方箋を実行に移す為の行動計画である。

 私は衰退しつつある地方や農村に再生の為のダイナモをまわしたい。

公害のない工場を大都市から地方に移し、地方都市を新しい発展の中核とし、高い所得の機会をつくる。

教育、医療、文化、娯楽の施設を整え、豊かな生活環境を用意する。

農業から離れる人々は、地元で工場や商店に通い、自分で食べる米、野菜をつくり、余分の土地を賃耕に出し、出稼ぎのない日々を送るだろう。

 少数・精鋭の日本農業の担い手たちは、20ヘクタールから30ヘクタールの土地で大型機械を駆使し、牧草の緑で大規模な畜産経営を行い、果物を作り、米を作るであろう。

 大都市では、不必要な工場や大学を地方に移し、公害がなく、物価も安定して、住みよく、暮らしよい環境をつくりあげたい。

人々は週休二日制のもとで、生きがいのある仕事につくであろう。

20代、30代の働き盛りは職住近接の高層アパートに、40代近くになれば、田園に家を持ち、年老いた親を引き取り、週末には家族連れで近くの山、川、海にドライブを楽しみ、あるいは、日曜大工、日曜農業にいそしむであろう。

 こうして、地方も大都市も、ともに人間らしい生活が送れる状態につくりかえられてこそ、人々は自分の住む町や村に誇りを持ち、連帯と協調の地域社会を実現できる。

日本中どこに住んでも、同じ便益と発展の可能性を見出す限り、人々の郷土愛は確乎たるものとして自らを支え、祖国・日本への限りない結びつきが育っていくに違いない。


 日本列島改造の仕事は、けわしく、困難である。

しかし、私たちが今後とも平和国家として生き抜き、日本経済のたくましい成長力を活用して、福祉と成長が両立する経済運営を行う限り、この世紀の大業に必要な資金と方策は必ず見つけ出すことができる。

 敗戦の焼け跡から今日の日本を建設してきたお互いの汗と力、知恵と技術を結集すれば、大都市や産業が主人公の社会ではなく、人間と太陽と緑が主人公となる“人間復権”の新しい時代を迎えることは決して不可能ではない。

一億を越える有能で、明るく、勤勉な日本人が軍事大国の道を進むことなく、先進国に共通するインフレーション、公害、都市の過密と過疎、農業の行き詰まり、世代間の断絶なくす為に、総力をあげて国内の改革に進むとき、世界の人々は文明の尖端を進む日本をその中に見出すであろう。

そして自由で、社会的な偏見がなく、創意と努力さえあれば、誰でもひとかどの人物になれる日本は、国際社会でも誠実で、尊敬できる友人として、どこの国ともイデオロギーの違いを乗り越え、兄弟づき合いが末長くできるであろう。

 私は政治家として25年、均衡が取れた住みよい日本の実現を目指して微力を尽くしてきた。

私は残る自分の人生を、この仕事の総仕上げに捧げたい。

そして、

日本じゅうの家庭に団らんの笑い声があふれ、

年寄りが安らぎの余生を送り、

青年の目に希望の光が輝く社会をつくりあげたいと思う。


☆☆☆☆☆☆☆

4 コメント

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Unknown (hougakumasahiko6th)
2020-05-31 23:50:35
消費税廃止後財源不足を危惧する必要はありません。
国債を新規に発行する必要すら無い。
厚労省と総務省だけ行政改革すれば真水で100兆円すぐに国庫が潤いますから。
日本国のコロナパンデミック世界大不況対策は、日本の泥棒官僚が跋扈する霞ヶ関行政府のうち2ヶ所の行政改革だけで足りるのです。
しかも100兆円の真水を国民生活市場へ導入して金を天下の廻物とする上に、更に厚労省総務省の金食い虫省庁の筆頭2つの行財政改革を同時に行うから、相乗効果で今年度末には国内不況が嘘のように消えて逆にGDPがプラス5%を超えて上昇し、所得税も全ての減税分を補って余りある増収が見込めるので、その結果世界大不況を日本が先頭に立って引っ張って世界中を恐慌から救うことができます。
この改革は将に消費税が存在しなかった時代の田中角栄首相の日本列島改造論をそっくりそのまま実施するだけで達成できます。
為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけりと我等がご先祖様が教えて下さったとおりに、

国家団欒の平等平和「日本列島改造」は、【為せば成る】

以下は今拡散中のメールです。

親孝行親切日本人総理が母親【私】と母国日本の働く人びと【公】に恩返しする日本列島改造論
ttps://masa-ho.blogspot.com/2020/05/blog-post_31.html

『田中角栄大総理母親【私】と母国の働く人びと【公】に捧げる出師の表「日本列島改造論」』
ttps://hougakumasahiko.muragon.com/entry/31.html

*閑話
日本国憲法15条公務員が奉仕する相手の【公おおやけ】とは、
勤勉に働く日本人すなわち主権者国民とその子弟のことである。
常に国民全体に奉仕する責務を負うのが憲法15条公務員である。
公務員は一部国民に奉仕してはならない。
それは直ちに汚職刑事犯罪となる。
即ち、公務員の忖度は忖度した公務員の憲法違反汚職刑事犯罪である。

閑話休題*

全ての女性は元服成人して母なる大地南無大悲地蔵菩薩悲母観音様に成る。
【糞は畑の宝です尿は腐れば薬です】仏様の教えは糞宝尿薬 - 拈華微笑 南無父母不二佛
☆☆☆☆☆☆☆

我が最愛なる愛唱歌
渡辺はま子母親の声

代田銀太郎母に捧げる「噫乎モンテンルパの夜は更けて」

_______

人類理想の平等平和団欒国家と大和魂大慈悲菩薩田中角栄総理の日本列島改造和顔愛語仏心政治 - 豊岳正彦の巖國豐嶽醫王第六坊


【消費税コロナと株と諸共に海に沈めん吾等海の子】

しょうひぜい ころなとかぶと もろともに

うみにしずめむ われらうみのこ

・・・・・・・

さて、消費税廃止したらどうなるか?

簡単である。

田中角栄首相時代には消費税がまったくなかったのだから、

国内行政と国内法律そのものを田中角栄さんと同じにすっかり戻せば良い。

選挙制度も当時の中選挙区制だけにして小選挙区比例代表制を無くして手間を省けば、

選挙にかかる総務省行政コストが今の10分の1迄節約できる。

ということで、

田中角栄総理の日本列島改造論を、

以下に貼り付けましょう。

☆☆☆☆☆☆☆

 序にかえて


 水は低きに流れ、人は高きに集まる。

世界各国の近世経済史は、一次産業人口の二次、三次産業への流失、つまり、人口や産業の都市集中を通じて、国民総生産の拡大と国民所得の増加が達成されてきたことを示している。

農村から都市へ、高い所得と便利な暮らしを求める人々の流れは、今日の近代文明を築き上げる原動力となってきた。

日本もその例外ではない。

明治維新から百年余りのあいだ、我が国は工業化と都市化の高まりに比例して力強く発展した。
 
 ところが、昭和30年代に始まった日本経済の高度成長によって東京、大阪など太平洋ベルト地帯へ産業、人口が過度集中し、我が国は世界に類例を見ない高密度社会を形成するにいたった。

巨大都市は過密のルツボで病み、あえぎ、いらだっている半面、農村は若者が減って高齢化し、成長のエネルギーを失おうとしている。

都市人口の急増は、ウサギを追う山もなく、小ブナを釣る川もない大都会の小さなアパートがただひとつの故郷と云う人を増やした。

これでは日本民族のすぐれた資質、伝統を次の世代へ繋いでいくのも困難となろう。


 明治百年を一つの節目にして、都市集中のメリットは、今明らかなようにデメリットへ変わった。

国民が今何よりも求めているのは、過密と過疎の弊害の同時解消であり、美しく、住みよい国土で将来に不安なく、豊かに暮らしていけることである。

その為には都市集中の奔流を大胆に転換して、民族の活力と日本経済のたくましい余力を日本列島の全域に向けて展開することである。

工業の全国的な再配置と知識集約化、全国新幹線と高速自動車道の建設、情報通信網のネットワークの形成などをテコにして、都市と農村、表日本と裏日本の格差は必ずなくすことができる。

 また、開かれた国際経済社会のなかで、日本が平和に生き、国際協調の道を歩き続けられるかどうかは、国内の産業構造と地域構造の積極的な改革にかかっていると云えよう。

その意味で、日本列島の改造こそは今後の内政の一番重要な課題である。

私は産業と文化と自然とが融和した地域社会を全国土に押し広め、全ての地域の人々が自分たちの郷里に誇りを持って生活できる日本社会の実現に全力を傾けたい。


 私は今年3月、永年勤続議員として衆議院から表彰を受けた。

私はこれを機会に“国土開発・都市問題”と一緒に歩いてきた25年間の道のりを振り返るとともに、新しい視野と角度から日本列島改造の処方箋を書き上げ、世に問うことにした。

国民及び関係者各位の参考になれば、大変、幸せである。


 なお、本書の執筆と出版に当たって、献身的な努力をいただいた日刊工業新聞社のスタッフ各位関係各省庁の専門家諸君に対し心からお礼を申し上げたい。

 昭和47年6月 東京・目白台にて 田中角栄 


 むすび


 明治、大正生まれの人々には自分の郷里に対する深い愛着と誇りがあった。

故郷は例え貧しくとも、そこには、厳しい父とやさしい母がおり、幼な友達と、山、川、海、緑の大地があった。

志を立てて郷関を出た人々は、離れた土地で学び、働き、家庭を持ち、変転の人生を送ったであろう。

室生犀星は「故郷は遠くに在りて思うもの」と歌った。

成功した人も、失敗した人も、折に触れて思い出し、心の支えとしたのは、常に変わらない郷土の人々と、その風物であった。

 明治百年の日本を築いた私たちのエネルギーは、地方に生まれ、都市に生まれた違いはあったにせよ、ともに愛すべき、誇るべき郷里のなかに不滅の源泉があったと思う。

 私が列島改造に取組み、実現しようと願っているのは、失われ、破壊され、衰退しつつある日本人の“郷里”を全国的に再建し、私たちの社会に落着きと潤いを取戻す為である。

 人口と産業の大都市集中は、繁栄する今日の日本をつくりあげる原動力であった。

しかし、この巨大な流れは、同時に、大都会の二間のアパートだけを郷里とする人々を輩出させ、地方から若者の姿を消し、田舎に年寄りと重労働に苦しむ主婦を取り残す結果となった。

このような社会から民族の百年を切り開くエネルギーは生まれない。

 かくて私は、工業再配置と交通・情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させる“地方分散”を推進することにした。

 この「日本列島改造論」は、人口と産業の地方分散によって過密と過疎の同時解消を図ろうとするものであり、その処方箋を実行に移す為の行動計画である。

 私は衰退しつつある地方や農村に再生の為のダイナモをまわしたい。

公害のない工場を大都市から地方に移し、地方都市を新しい発展の中核とし、高い所得の機会をつくる。

教育、医療、文化、娯楽の施設を整え、豊かな生活環境を用意する。

農業から離れる人々は、地元で工場や商店に通い、自分で食べる米、野菜をつくり、余分の土地を賃耕に出し、出稼ぎのない日々を送るだろう。

 少数・精鋭の日本農業の担い手たちは、20ヘクタールから30ヘクタールの土地で大型機械を駆使し、牧草の緑で大規模な畜産経営を行い、果物を作り、米を作るであろう。

 大都市では、不必要な工場や大学を地方に移し、公害がなく、物価も安定して、住みよく、暮らしよい環境をつくりあげたい。

人々は週休二日制のもとで、生きがいのある仕事につくであろう。

20代、30代の働き盛りは職住近接の高層アパートに、40代近くになれば、田園に家を持ち、年老いた親を引き取り、週末には家族連れで近くの山、川、海にドライブを楽しみ、あるいは、日曜大工、日曜農業にいそしむであろう。

 こうして、地方も大都市も、ともに人間らしい生活が送れる状態につくりかえられてこそ、人々は自分の住む町や村に誇りを持ち、連帯と協調の地域社会を実現できる。

日本中どこに住んでも、同じ便益と発展の可能性を見出す限り、人々の郷土愛は確乎たるものとして自らを支え、祖国・日本への限りない結びつきが育っていくに違いない。

 日本列島改造の仕事は、けわしく、困難である。

しかし、私たちが今後とも平和国家として生き抜き、日本経済のたくましい成長力を活用して、福祉と成長が両立する経済運営を行う限り、この世紀の大業に必要な資金と方策は必ず見つけ出すことができる。

 敗戦の焼け跡から今日の日本を建設してきたお互いの汗と力、知恵と技術を結集すれば、大都市や産業が主人公の社会ではなく、人間と太陽と緑が主人公となる“人間復権”の新しい時代を迎えることは決して不可能ではない。


一億を越える有能で、明るく、勤勉な日本人が軍事大国の道を進むことなく、先進国に共通するインフレーション、公害、都市の過密と過疎、農業の行き詰まり、世代間の断絶なくす為に、総力をあげて国内の改革に進むとき、世界の人々は文明の尖端を進む日本をその中に見出すであろう。


そして自由で、社会的な偏見がなく、創意と努力さえあれば、誰でもひとかどの人物になれる日本は、国際社会でも誠実で、尊敬できる友人として、どこの国ともイデオロギーの違いを乗り越え、兄弟づき合いが末長くできるであろう。


私は政治家として25年、均衡が取れた住みよい日本の実現を目指して微力を尽くしてきた。

私は残る自分の人生を、この仕事の総仕上げに捧げたい。


そして、

日本じゅうの家庭に団らんの笑い声があふれ、

年寄りが安らぎの余生を送り、

青年の目に希望の光が輝く社会をつくりあげたいと思う。


☆☆☆☆☆☆☆
Unknown (hougakumasahiko6th)
2020-06-08 06:17:59
「『公』おおやけとは國を治める君主即ち勤労子育て主権者国民なり」
www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/149.html#c102


公おおやけ、すなわち勤労子育て主権者国民全体の生活が立ちゆくように、

滅私奉公する職務に24時間365日不眠不休従事する者を『公務員』とする、と、

明確に一切の疑義無く第15条に定めたのが、

「民のかまど」「十七条憲法」「民の父母伝国の辞」「五箇条のご誓文」と同じ仏法の、

「日本国憲法」である。

昭和22年文部省が発行発令した中学一年用教科書「あたらしい憲法のはなし」にそう書いて有る。

これは文部省義務教育教科書指導要綱であり、

令和2年の現在に至るまで改令がないゆえに、

現行の義務教育教科書指導要綱そのものである。

h*ttps://hougakumasahiko.muragon.com/entry/83.html

「あたらしい憲法のはなし」即ち憲法不二仏法


_________


[白い巨塔東大OB談合密室で年間60兆円の穀潰し]

東大同門会OB談合は、

東大卒編集長運営M3の、

医者以外は入れない密室で、

NHKの同門東大OBによるフェイクニュースマルチスピン報道の

影に隠れて『三密で』行われている。


白い巨塔は毎年60兆円も使っておきながら、

病気を治し病人を元気にする本来為すべき仕事を全くしないで、

毎年病院で死ぬ人を増やし続ける、

世界一人類社会にとって有害な白アリの塔である。


続きは↓

2020年6月 7日 (日)
M3とはなにか?M3のメルアドの意味とは?

h*ttp://hougakumasahiko.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-515ad2.html


__________

豊岳正彦

2020-06-05
NHKイスラエルモサドの無差別大量殺人兵器カラーテレビを撲滅する巖國豐嶽醫王がおすすめする神王テレビ(笑)
h*ttps://hougakumasahiko.hatenablog.com/entry/2020/06/05/093444

__________

[消費税という戦争誘導財政政策の反人道冷酷無慈悲人命虐待絶対差別階級税がなかった、
万人平等平和勤労日本国憲法の親孝行親切思いやり報恩社会忘己利他捨身施田中角栄万国国家団欒政治]
h*ttps://blog.goo.ne.jp/hougakumasahiko6th/e/7b74d6be6464daf7e585e55b988df02e
豊岳正彦の巖國豐嶽醫王第六坊
人類理想の平等平和団欒国家と大和魂大慈悲菩薩田中角栄総理の日本列島改造和顔愛語仏心政治

日本の大政治家 田中角栄5
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=K9uNeHg2IWI

田中角栄 圧巻の演説
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=D5t47lJeTE8

田中角栄先生ご祝辞 斑目力曠ごあいさつ ネミック・ラムダ長岡工場竣工式 1984.3
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=9kbj7Dj5eiA

田中角栄 1972年 街頭演説
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=3F-uOs8fZ3U

田中角栄の名言が偉大過ぎる!
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=WSO2SmJ8MRM

田中角栄氏 美空ひばりを語る
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=uS110RJ_wd4

諸君!スペシャルだ「角栄ひとり舞台」
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=hX3l0jzezog

日本列島改造論【1】自然も生活利便も。財政も金融も,広域行政もこれで決まり
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=DG5J2Er6pO8&t=7s
_________

民のかまど経世済民伝国の親切宰相田中角栄報恩勤労平等平和憲法合憲政治が証明、

『日本国王主権者国民平等勤労納税国家財政に不平等階級税消費税は不要なり』

国の借金1100兆円の大嘘|山本太郎×三橋貴明【総集編】
「新」経世済民新聞 三橋貴明 公式チャンネル
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=SdQ8ATGRtHw&t=6s

【麻生さん、正解!】麻生財務大臣 #新型コロナウイルス【れいわ新選組代表 山本太郎】
れいわ新選組 公式チャンネル
h*ttps://www.youtube.com/watch?v=aMJEdZ9aOeQ&t=2s
Unknown (hougakumasahiko6th)
2022-05-20 09:12:43
参政党一択あるのみ!地上の悪を断ち切る日本人ならば。
masa-ho.blogspot.com/2022/05/blog-post_20.html
田中角栄は言った「握手した相手の数が票の数になる」
参政党は田中角栄と同じ選挙を戦っている。
おれも参政党に投票するぞ!
一億総参政党。得票一億票党員一億人!

【参政党】魂を揺さぶる演説【神谷宗幣 吉野敏明 2022/3/5 博多 街頭演説】
youtube.com/watch?v=2thYOrSrRWE
豊岳正彦
憲法41条「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」
正当な選挙で選ばれた国会における代表者(日本国憲法前文)すなわち憲法15条公務員職権の最上位職権を主権者国民に付与された国会議員の仕事は国政調査と立法の2つである。
この2つを主権者日本国民(日本国憲法前文)の総意を代行して国民から日本国公務員最高位の職権を付与されて行うこと。
国権の最高機関とは、立法司法行政の政府三権のうちの最高位の職務権限を有するという意味であり、立法府国会議員は司法府裁判官より上位の司法権を持ち、さらにその下位の行政府公務員よりもさらに強い行政権を持つということだ。
これが国政調査権である。
国会議員の仕事はすべて独立して良心と憲法に従って行われなければならない。
すなわち憲法15条立法府公務員国会議員は、就任すれば直ちに24時間365日不眠不休で全国津々浦々に赴いて、
各地の司法と行政が憲法に従って行われているか視察し監査し最高警察権で調査捜査を行い、
各地方で公務員が公務執行において汚職犯罪を犯していればこの国で最も強い刑事司法権を行使して、
必ず国会に於いて独立した職権で調査した公務員の憲法99条違反汚職重大刑事犯罪を国家反逆罪で告発し、
罪刑法定主義に従って国家反逆罪の刑罰を科して憲法違反公務員汚職を全て断罪できるということである。
国政調査権を公務として責任を果たして職権を執行しない立法府国会議員は全員、
自分を選出した主権者国民に科された憲法15条公務員全体奉仕責務に違反する、
刑法第25章違反特別公務員職務怠慢汚職犯罪現行犯人なのだよ。
刑訴法239条「なんびとでも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。」
公務員が汚職犯罪を犯せば、何人でもこれを告発することができる、即ち国民が主権で刑事司法を使えば汚職公務員は全員政府から排除できるのだ。
立法権については別途述べる。
まず、12歳以上の日本人は全員六法全書を常に肌身離さず一生涯携行せよ。
これが主権在民日本国憲法26条で定める義務教育である。
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親孝行親切大和魂総理が母親と母国に恩返しする日本列島改造論
blog.goo.ne.jp/hougakumasahiko6th/e/96ed85c15d3de22c7d952ec7e5b00951
 序にかえて

 水は低きに流れ、人は高きに集まる。

世界各国の近世経済史は、一次産業人口の二次、三次産業への流失、つまり、人口や産業の都市集中を通じて、国民総生産の拡大と国民所得の増加が達成されてきたことを示している。

農村から都市へ、高い所得と便利な暮らしを求める人々の流れは、今日の近代文明を築き上げる原動力となってきた。

日本もその例外ではない。

明治維新から百年余りのあいだ、我が国は工業化と都市化の高まりに比例して力強く発展した。
 
 ところが、昭和30年代に始まった日本経済の高度成長によって東京、大阪など太平洋ベルト地帯へ産業、人口が過度集中し、我が国は世界に類例を見ない高密度社会を形成するにいたった。

巨大都市は過密のルツボで病み、あえぎ、いらだっている半面、農村は若者が減って高齢化し、成長のエネルギーを失おうとしている。

都市人口の急増は、ウサギを追う山もなく、小ブナを釣る川もない大都会の小さなアパートがただひとつの故郷と云う人を増やした。

これでは日本民族のすぐれた資質、伝統を次の世代へ繋いでいくのも困難となろう。

 明治百年を一つの節目にして、都市集中のメリットは、今明らかなようにデメリットへ変わった。

国民が今何よりも求めているのは、過密と過疎の弊害の同時解消であり、美しく、住みよい国土で将来に不安なく、豊かに暮らしていけることである。

その為には都市集中の奔流を大胆に転換して、民族の活力と日本経済のたくましい余力を日本列島の全域に向けて展開することである。

工業の全国的な再配置と知識集約化、全国新幹線と高速自動車道の建設、情報通信網のネットワークの形成などをテコにして、都市と農村、表日本と裏日本の格差は必ずなくすことができる。

 また、開かれた国際経済社会のなかで、日本が平和に生き、国際協調の道を歩き続けられるかどうかは、国内の産業構造と地域構造の積極的な改革にかかっていると云えよう。

その意味で、日本列島の改造こそは今後の内政の一番重要な課題である。

私は産業と文化と自然とが融和した地域社会を全国土に押し広め、全ての地域の人々が自分たちの郷里に誇りを持って生活できる日本社会の実現に全力を傾けたい。

 私は今年3月、永年勤続議員として衆議院から表彰を受けた。

私はこれを機会に“国土開発・都市問題”と一緒に歩いてきた25年間の道のりを振り返るとともに、新しい視野と角度から日本列島改造の処方箋を書き上げ、世に問うことにした。

国民及び関係者各位の参考になれば、大変、幸せである。


 なお、本書の執筆と出版に当たって、献身的な努力をいただいた日刊工業新聞社のスタッフ各位関係各省庁の専門家諸君に対し心からお礼を申し上げたい。

 昭和47年6月 東京・目白台にて 田中角栄 


 むすび

 明治、大正生まれの人々には自分の郷里に対する深い愛着と誇りがあった。

故郷は例え貧しくとも、そこには、厳しい父とやさしい母がおり、幼な友達と、山、川、海、緑の大地があった。

志を立てて郷関を出た人々は、離れた土地で学び、働き、家庭を持ち、変転の人生を送ったであろう。

室生犀星は「故郷は遠くに在りて思うもの」と歌った。

成功した人も、失敗した人も、折に触れて思い出し、心の支えとしたのは、常に変わらない郷土の人々と、その風物であった。

 明治百年の日本を築いた私たちのエネルギーは、地方に生まれ、都市に生まれた違いはあったにせよ、ともに愛すべき、誇るべき郷里のなかに不滅の源泉があったと思う。

 私が列島改造に取組み、実現しようと願っているのは、失われ、破壊され、衰退しつつある日本人の“郷里”を全国的に再建し、私たちの社会に落着きと潤いを取戻す為である。

 人口と産業の大都市集中は、繁栄する今日の日本をつくりあげる原動力であった。

しかし、この巨大な流れは、同時に、大都会の二間のアパートだけを郷里とする人々を輩出させ、地方から若者の姿を消し、田舎に年寄りと重労働に苦しむ主婦を取り残す結果となった。

このような社会から民族の百年を切り開くエネルギーは生まれない。

 かくて私は、工業再配置と交通・情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させる“地方分散”を推進することにした。

 この「日本列島改造論」は、人口と産業の地方分散によって過密と過疎の同時解消を図ろうとするものであり、その処方箋を実行に移す為の行動計画である。

 私は衰退しつつある地方や農村に再生の為のダイナモをまわしたい。

公害のない工場を大都市から地方に移し、地方都市を新しい発展の中核とし、高い所得の機会をつくる。

教育、医療、文化、娯楽の施設を整え、豊かな生活環境を用意する。

農業から離れる人々は、地元で工場や商店に通い、自分で食べる米、野菜をつくり、余分の土地を賃耕に出し、出稼ぎのない日々を送るだろう。

 少数・精鋭の日本農業の担い手たちは、20ヘクタールから30ヘクタールの土地で大型機械を駆使し、牧草の緑で大規模な畜産経営を行い、果物を作り、米を作るであろう。

 大都市では、不必要な工場や大学を地方に移し、公害がなく、物価も安定して、住みよく、暮らしよい環境をつくりあげたい。

人々は週休二日制のもとで、生きがいのある仕事につくであろう。

20代、30代の働き盛りは職住近接の高層アパートに、40代近くになれば、田園に家を持ち、年老いた親を引き取り、週末には家族連れで近くの山、川、海にドライブを楽しみ、あるいは、日曜大工、日曜農業にいそしむであろう。

 こうして、地方も大都市も、ともに人間らしい生活が送れる状態につくりかえられてこそ、人々は自分の住む町や村に誇りを持ち、連帯と協調の地域社会を実現できる。

日本中どこに住んでも、同じ便益と発展の可能性を見出す限り、人々の郷土愛は確乎たるものとして自らを支え、祖国・日本への限りない結びつきが育っていくに違いない。

 日本列島改造の仕事は、けわしく、困難である。
しかし、私たちが今後とも平和国家として生き抜き、日本経済のたくましい成長力を活用して、福祉と成長が両立する経済運営を行う限り、この世紀の大業に必要な資金と方策は必ず見つけ出すことができる。

 敗戦の焼け跡から今日の日本を建設してきたお互いの汗と力、知恵と技術を結集すれば、大都市や産業が主人公の社会ではなく、人間と太陽と緑が主人公となる“人間復権”の新しい時代を迎えることは決して不可能ではない。

一億を越える有能で、明るく、勤勉な日本人が軍事大国の道を進むことなく、先進国に共通するインフレーション、公害、都市の過密と過疎、農業の行き詰まり、世代間の断絶なくす為に、総力をあげて国内の改革に進むとき、世界の人々は文明の尖端を進む日本をその中に見出すであろう。

そして自由で、社会的な偏見がなく、創意と努力さえあれば、誰でもひとかどの人物になれる日本は、国際社会でも誠実で、尊敬できる友人として、どこの国ともイデオロギーの違いを乗り越え、兄弟づき合いが末長くできるであろう。

 私は政治家として25年、均衡が取れた住みよい日本の実現を目指して微力を尽くしてきた。
私は残る自分の人生を、この仕事の総仕上げに捧げたい。

そして、
日本じゅうの家庭に団らんの笑い声があふれ、
年寄りが安らぎの余生を送り、
青年の目に希望の光が輝く社会をつくりあげたいと思う。


☆☆☆☆☆☆☆
Unknown (hougakumasahiko6th)
2022-11-01 17:46:30
>>104続き
プーチンはじめロシアの人々の政治発言がすべて歴史に対する高い教養を示す格調高い文学的表現である事実は瞠目すべきである。
高貴な心から発せられる言霊の貴さが発露している。
江戸時代生まれの日本人はみな佛の高貴な言霊で以心伝心の会話を交わしていた。明治維新以後しばらくは日本人の佛の言霊が保たれていた。代表的な悟りの言霊が宮沢賢治雨ニモマケズである。これが政治家の公約と同じであることに気づく日本人は令和の現在皆無であろうが、露西亜の人々はみな気付いているのだ。
豊岳正彦の無有万機公論
hougakumasahiko.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-8154.html
以下略
_______________

そして昭和の空前絶後の仏心慈悲布施大菩薩総理田中角栄氏の政治公約を格調高い日本語文芸作品として示そう。
【親孝行親切大和魂総理が母親と母国に恩返しする日本列島改造論】
https://blog.goo.ne.jp/hougakumasahiko6th/e/96ed85c15d3de22c7d952ec7e5b00951
親孝行親切日本人総理が母親【私】と母国日本の働く人びと【公】に恩返しする日本列島改造論
ttps://masa-ho.blogspot.com/2020/05/blog-post_31.html

『田中角栄大総理母親【私】と母国の働く人びと【公】に捧げる出師の表「日本列島改造論」』
ttps://hougakumasahiko.muragon.com/entry/31.html

*閑話
日本国憲法15条公務員が奉仕する相手の【公おおやけ】とは、
勤勉に働く日本人すなわち主権者国民とその子弟のことである。
常に国民全体に奉仕する責務を負うのが憲法15条公務員である。
公務員は一部国民に奉仕してはならない。
それは直ちに汚職刑事犯罪となる。
即ち、公務員の忖度は忖度した公務員の憲法違反汚職刑事犯罪である。

閑話休題*

全ての女性は元服成人して母なる大地南無大悲地蔵菩薩悲母観音様に成る。
【糞は畑の宝です尿は腐れば薬です】仏様の教えは糞宝尿薬 - 拈華微笑 南無父母不二佛
☆☆☆☆☆☆☆

我が最愛なる愛唱歌
渡辺はま子母親の声

代田銀太郎母に捧げる「噫乎モンテンルパの夜は更けて」

_______

人類理想の平等平和団欒国家と大和魂大慈悲菩薩田中角栄総理の日本列島改造和顔愛語仏心政治 - 豊岳正彦の巖國豐嶽醫王第六坊


【消費税コロナと株と諸共に海に沈めん吾等海の子】

しょうひぜい ころなとかぶと もろともに

うみにしずめむ われらうみのこ

・・・・・・・

さて、消費税廃止したらどうなるか?

簡単である。

田中角栄首相時代には消費税がまったくなかったのだから、

国内行政と国内法律そのものを田中角栄さんと同じにすっかり戻せば良い。

選挙制度も当時の中選挙区制だけにして小選挙区比例代表制を無くして手間を省けば、

選挙にかかる総務省行政コストが今の10分の1迄節約できる。

ということで、

田中角栄総理の日本列島改造論を、

以下に貼り付けましょう。

☆☆☆☆☆☆☆

 序にかえて


 水は低きに流れ、人は高きに集まる。

世界各国の近世経済史は、一次産業人口の二次、三次産業への流失、つまり、人口や産業の都市集中を通じて、国民総生産の拡大と国民所得の増加が達成されてきたことを示している。

農村から都市へ、高い所得と便利な暮らしを求める人々の流れは、今日の近代文明を築き上げる原動力となってきた。

日本もその例外ではない。

明治維新から百年余りのあいだ、我が国は工業化と都市化の高まりに比例して力強く発展した。
 
 ところが、昭和30年代に始まった日本経済の高度成長によって東京、大阪など太平洋ベルト地帯へ産業、人口が過度集中し、我が国は世界に類例を見ない高密度社会を形成するにいたった。

巨大都市は過密のルツボで病み、あえぎ、いらだっている半面、農村は若者が減って高齢化し、成長のエネルギーを失おうとしている。

都市人口の急増は、ウサギを追う山もなく、小ブナを釣る川もない大都会の小さなアパートがただひとつの故郷と云う人を増やした。

これでは日本民族のすぐれた資質、伝統を次の世代へ繋いでいくのも困難となろう。


 明治百年を一つの節目にして、都市集中のメリットは、今明らかなようにデメリットへ変わった。

国民が今何よりも求めているのは、過密と過疎の弊害の同時解消であり、美しく、住みよい国土で将来に不安なく、豊かに暮らしていけることである。

その為には都市集中の奔流を大胆に転換して、民族の活力と日本経済のたくましい余力を日本列島の全域に向けて展開することである。

工業の全国的な再配置と知識集約化、全国新幹線と高速自動車道の建設、情報通信網のネットワークの形成などをテコにして、都市と農村、表日本と裏日本の格差は必ずなくすことができる。

 また、開かれた国際経済社会のなかで、日本が平和に生き、国際協調の道を歩き続けられるかどうかは、国内の産業構造と地域構造の積極的な改革にかかっていると云えよう。

その意味で、日本列島の改造こそは今後の内政の一番重要な課題である。

私は産業と文化と自然とが融和した地域社会を全国土に押し広め、全ての地域の人々が自分たちの郷里に誇りを持って生活できる日本社会の実現に全力を傾けたい。


 私は今年3月、永年勤続議員として衆議院から表彰を受けた。

私はこれを機会に“国土開発・都市問題”と一緒に歩いてきた25年間の道のりを振り返るとともに、新しい視野と角度から日本列島改造の処方箋を書き上げ、世に問うことにした。

国民及び関係者各位の参考になれば、大変、幸せである。


 なお、本書の執筆と出版に当たって、献身的な努力をいただいた日刊工業新聞社のスタッフ各位関係各省庁の専門家諸君に対し心からお礼を申し上げたい。

 昭和47年6月 東京・目白台にて 田中角栄 


 むすび


 明治、大正生まれの人々には自分の郷里に対する深い愛着と誇りがあった。

故郷は例え貧しくとも、そこには、厳しい父とやさしい母がおり、幼な友達と、山、川、海、緑の大地があった。

志を立てて郷関を出た人々は、離れた土地で学び、働き、家庭を持ち、変転の人生を送ったであろう。

室生犀星は「故郷は遠くに在りて思うもの」と歌った。

成功した人も、失敗した人も、折に触れて思い出し、心の支えとしたのは、常に変わらない郷土の人々と、その風物であった。

 明治百年の日本を築いた私たちのエネルギーは、地方に生まれ、都市に生まれた違いはあったにせよ、ともに愛すべき、誇るべき郷里のなかに不滅の源泉があったと思う。

 私が列島改造に取組み、実現しようと願っているのは、失われ、破壊され、衰退しつつある日本人の“郷里”を全国的に再建し、私たちの社会に落着きと潤いを取戻す為である。

 人口と産業の大都市集中は、繁栄する今日の日本をつくりあげる原動力であった。

しかし、この巨大な流れは、同時に、大都会の二間のアパートだけを郷里とする人々を輩出させ、地方から若者の姿を消し、田舎に年寄りと重労働に苦しむ主婦を取り残す結果となった。

このような社会から民族の百年を切り開くエネルギーは生まれない。

 かくて私は、工業再配置と交通・情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させる“地方分散”を推進することにした。

 この「日本列島改造論」は、人口と産業の地方分散によって過密と過疎の同時解消を図ろうとするものであり、その処方箋を実行に移す為の行動計画である。

 私は衰退しつつある地方や農村に再生の為のダイナモをまわしたい。

公害のない工場を大都市から地方に移し、地方都市を新しい発展の中核とし、高い所得の機会をつくる。

教育、医療、文化、娯楽の施設を整え、豊かな生活環境を用意する。

農業から離れる人々は、地元で工場や商店に通い、自分で食べる米、野菜をつくり、余分の土地を賃耕に出し、出稼ぎのない日々を送るだろう。

 少数・精鋭の日本農業の担い手たちは、20ヘクタールから30ヘクタールの土地で大型機械を駆使し、牧草の緑で大規模な畜産経営を行い、果物を作り、米を作るであろう。

 大都市では、不必要な工場や大学を地方に移し、公害がなく、物価も安定して、住みよく、暮らしよい環境をつくりあげたい。

人々は週休二日制のもとで、生きがいのある仕事につくであろう。

20代、30代の働き盛りは職住近接の高層アパートに、40代近くになれば、田園に家を持ち、年老いた親を引き取り、週末には家族連れで近くの山、川、海にドライブを楽しみ、あるいは、日曜大工、日曜農業にいそしむであろう。

 こうして、地方も大都市も、ともに人間らしい生活が送れる状態につくりかえられてこそ、人々は自分の住む町や村に誇りを持ち、連帯と協調の地域社会を実現できる。

日本中どこに住んでも、同じ便益と発展の可能性を見出す限り、人々の郷土愛は確乎たるものとして自らを支え、祖国・日本への限りない結びつきが育っていくに違いない。

 日本列島改造の仕事は、けわしく、困難である。

しかし、私たちが今後とも平和国家として生き抜き、日本経済のたくましい成長力を活用して、福祉と成長が両立する経済運営を行う限り、この世紀の大業に必要な資金と方策は必ず見つけ出すことができる。

 敗戦の焼け跡から今日の日本を建設してきたお互いの汗と力、知恵と技術を結集すれば、大都市や産業が主人公の社会ではなく、人間と太陽と緑が主人公となる“人間復権”の新しい時代を迎えることは決して不可能ではない。


一億を越える有能で、明るく、勤勉な日本人が軍事大国の道を進むことなく、先進国に共通するインフレーション、公害、都市の過密と過疎、農業の行き詰まり、世代間の断絶なくす為に、総力をあげて国内の改革に進むとき、世界の人々は文明の尖端を進む日本をその中に見出すであろう。


そして自由で、社会的な偏見がなく、創意と努力さえあれば、誰でもひとかどの人物になれる日本は、国際社会でも誠実で、尊敬できる友人として、どこの国ともイデオロギーの違いを乗り越え、兄弟づき合いが末長くできるであろう。


私は政治家として25年、均衡が取れた住みよい日本の実現を目指して微力を尽くしてきた。

私は残る自分の人生を、この仕事の総仕上げに捧げたい。


そして、

日本じゅうの家庭に団らんの笑い声があふれ、

年寄りが安らぎの余生を送り、

青年の目に希望の光が輝く社会をつくりあげたいと思う。


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