徒然草

4年半のオーストラリア生活を徒然なるままに書き連ねています。

読書日

2005年04月10日 | 趣味
シドニーに戻って1週間が経ちました。
昨日、今日と今週末は外出の予定でしたが、相手から電話が入り今日の外出はキャンセルになりました。帰国した翌日から働いていたのでかなり疲労気味だったので今日はのんびりと家で過ごすことにしました。

という事で読書読書!
吉本ばななさんの「キッチン」と松本清張さんの「黒革の手帳」を読みました。
両方とも今回初めて読んだのですが、気持ちが落ち込み気味なときに「黒革の手帳」は読んじゃいけないなと思いました。結末も悲惨で「因果応報」とか「自業自得」なんて言葉が頭をグルグル駆け巡り、やっぱり人間悪いことしちゃいけないよ、地味でも堅実が一番だな、と思いました。
「キッチン」はすーっと読めてしまいました。主人公がキッチンが大好きという件を読んで、「私も私も」などと思いながら。
身内と呼べる人が誰一人いなくなったらどうなるんだろう?大好きな人が亡くなってしまったら…?もうすぐ31歳になるというのにもし急にそんな事態に陥ったらきっと私はパニックに陥ってしまうと容易に想像がつきます。
「キッチン」は小説だけど、もし自分がみかげだったらどうなっていただろう?

「ムーンライトシャドウ」もやはり死の話で最愛の人が亡くなってしまい、そこから主人公が立ち直っていくという話でしたが
お話しでも「死」は辛いなと感情移入をしてしまった私でした。

最近は本を読んでも映画を見てもすぐに感情移入して涙腺が緩んでしまいます。オペラ座の怪人、ブリジットジョーンズの日記2、レーシングストライプス…全部の映画で泣いています。

どなたか涙の止め方をご存知でしたら教えてください。