片付けていたら昔、調べ物のためにコピーしていた資料「江馬務の日本服飾史要」が出てきて、しばらく読みふけってしまった。その中に戦後すぐの篠遠よし枝の「くらしといふく」から抜粋した戦後3年、昭和23年頃の「和服好みの娘の持ち数」という指針があった。当時は衣料切符制が発布されていて、切符がなければ買えない時代でした。
夏物/上外出の着物 二/帯 一/襦袢(長) 一/中外出の着物 二/帯 二/襦袢(レースのスカートとレース袖を買って胴を足して長襦袢にする) 一/帯留め 二/帯揚げ(上外出と同じ) 一/家着(ゆかた) 一/スカート 一 働着として5月より10月中使ふ/ブラウス 二 働着として5月より10月中使ふ/スェーター(薄地) 一 働着として5月より10月中使ふ