法昌寺 kokoniari

北緯45度にある小さなお寺より発信

忘れてしまっても大丈夫

2019-06-27 | 日校

(じ)

6月23日 参加者6名(小学生)

6名の子ども達がローカル線(JR)でやってきました。
幌延駅から下沼駅まで一駅10分の小さな旅。


本堂でお勤め(お経を読む)をし、法話に耳を傾けます。


今月の法話内容は「挨拶」。
人と人が仲良くしたり、気持ち良くお付き合いをしていくために挨拶は欠かせません。
知らない町で知らない子ども達に「こんにちは!」と言われたお坊さんの体験や、
「挨拶」という言葉がもともとは仏様やお坊さんと関係があったことを聞きました。

法話のあとは野外でいつものコースを探検。

鳥の声がたくさん聞こえます。
ホオの花のいい香りもします。「この匂い、持って帰りたい」との声が。



林と林の間の道を抜けると
利尻山が見えました。


湧水までダッシュ。
水はやっぱり出てます。
真冬、周りが雪に覆われても、止まることはありません。
いつ来ても、こんこんと出ています。なんだかもったいない。



湧水に触れ、手のひらに掬い、飲む子ども達。
何度も、何度も。




本堂で飲むぶんも、薬缶にたっぷり汲みました。


牧草畑は1番草がちょうど刈り頃。
農家さんは大忙しです。


Hちゃんが「これ美味しいんだよ」
と牧草を1本抜いて下の方を噛みはじめました。

「わ~スイカの味がする」「あま~い」
みんな、つぎつぎ牧草を抜き、吸ったり噛んだりしました。
何十本も束にして吸ってる子もいました(笑)

お寺に戻ると庭にはハスカップが実っていました。
まだ熟していないのでとても酸っぱいのですが、次々に口の中へ。


さて、午後からはお坊さんの提案で豊富町にある湿原センターに行きました。
遠出です。
なんでも今年のサロベツ原野はお花がものすごく咲いているらしい。


木道を歩くと浚渫船(しゅんせつせん)が置いてありました。
かつて、サロベツ原野の湿原の中から泥炭というものを掘っていた船です。


木道では偶然、環境省のアクティブレンジャーさんと合流。



ここからは5年生のNちゃん撮影↓



















ここまで


木道を歩き終えたところに、なんと、ソフトクリームの旗がひらひらしてます。
当然 「食べた~い」コール (笑)




乾いた喉を潤し、再び館内へ。
サロベツ原野のクイズをみんなで解きました。

スタッフが答チェック。

帰りは花盛りの海岸線を通り、お寺に到着。
おやつを食べ、薬缶の湧水を飲みました。


ローカル線、鳥の鳴き声、花の香り、山、湧水、草の味、空、風、花盛りの原野と海岸線、遮るものが何もない原野の広さ。それらはすぐに忘れてしまうかもしれないけど、でも、きっと、身体と心が覚えていてくれる。


今月もたのしかったねぇ。
きれいだったねぇ。
いいところに住んでいるねぇ、私達は。




最後は恩徳讃を歌い、今月の日曜学校は終了。












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