ほろ酔い日記

苔俳優。石倉良信が、まるで居酒屋で話しているかのような、ホントたわいも無い話・・・。ほとんど、苔と犬の話。。。

お母ちゃんの日

2015年03月24日 15時51分22秒 | 日々
忘れてた。
最近ちょっと忙しすぎてすっかり忘れてた。
サザエさんに云われて思い出した。

今日は
11回目のお母ちゃんの命日だ。
と言うことは・・・来年十三回忌か!?

早いよなぁ~。
アッと云う間だよなぁ~。
11年の間に、色んな事あったよなぁ~。

お母ちゃん、忘れててごめんなさい。

まったく、復興支演の舞台とかやってて、忘れないとか風化させないとか云っといて、自分の母親の命日忘れててどうすんだよ!何やってんだ俺は!

でも
時が経つと云うのはそういう事なのかな・・・。
風化ではなく、自分の中で死を受け止められたと云う事なのかな。

・・・。

いやいやでも忘れちゃいけない。忘れちゃいけない!

よし!これを気に、今日はいっぱい思い出してやる!!

植木いじりが好きでベランダの植物たちに話しかけたり
絵を描くのが好きで絵手紙教室に通ったり
水泳教室行ったり
習字を習ったり
ミシンが得意で洋裁の仕事をしていたお母ちゃん。

「左利きは天才だ」と云ってあの時代に一切右に矯正しなかったお母ちゃん。

でも左利き用のハサミが欲しいとねだったら、当時相当高かったらしく「ハサミだけは右で覚えなさい」と信念を変えたお母ちゃん。

「男の人は、手に職をつけなさい。アンタは手先が器用なんだから、美容師さんとかになりなさい」っていって僕に髪を切らせていたお母ちゃん。

「アンタはやれば出来るんだから!」と云って色んな事をさせてくれたけど、劇団をやると云ったら「頼むから就職してくれ!」と手のひらを反したお母ちゃん。

思い出したらキリがないな。

気がつけば自分も多趣味で

舞台で牡蠣や牛やサイボーグ戦士の衣裳造ったり
自分の洋服造ったり
ベランダで盆栽や苔育てたり
「苔道」の中でもマンガ描かせて貰ったり
結構似たようなことやってるなぁ。

たくさんお母ちゃんの遺伝子を受け継いじゃってるようです。

あ、意外とネガティブなところもね。

お母ちゃんの云う
美容師にはならなかったけど
何とか役者を続けられています。

もしかしたら俺は
「あきらめない」天才なのかもしれないね。

あ、あのね。
いつも土曜日のお昼に作ってくれてた、お袋の味の焼き飯。
今ね、息子も「旨い旨い」と云って食べてくれるよ。良かったね。
つうかあの味付けは、テッパンだもんね。


あ~あ
孝行したい時に親はなしって
ホントだよなぁ~。

頼むから
夢くらいには出てきてくれよ~!
そしたらいっぱい肩揉んでやるからさぁ!


石倉良信

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