特定非営利活動法人 総社商店街筋の古民家を活用する会 ブログ

総社商店街筋や総社市内に残る古民家などの保存及び活用について、さまざまな切り口からアプローチしていきたいと思っています。

活動記録2009-10-14

2009-10-16 08:55:55 | 活動日誌
江面教授にアドバイスをしていただきました。

10月14日、縁あって、岡山理科大学建築学科教授で文化財の専門家である江面嗣人教授とお会いし、アドバイスをいただくことができました。

こちらからは、
・堀家の配置図、1階平面図、2階平面図 1/100
・全体透視図
・主屋1階および2階平面図 1/50
・堀家現況写真
・堀家活用の様子・・・堀和平展、堀和平リスペクトアート展
・堀和平紹介資料・・・パンフレット(堀和平展)
・堀家と旧市街地への構想計画2004
といった資料をお渡ししました。

いただいたアドバイスとして
① 民間の力を借りて維持管理を行ったり、文化財の専門家の協力のもと民間の力で可能な修復に取り組むのは、総社市にとってもプラスイメージではないか。
② 活用の基本方針としては、堀家の元あった姿を大切に継承したうえで活用するのが望ましい(復元的保存をして活用)
③ ②の方針で今後活動する際に必要なのは、堀家の履歴書をつくることである。堀家の履歴書をつくるというのは、堀家にどのような改変が加えられて現在に至っているかを記した資料を作成するということ。
次のステップとして堀家の履歴書をつくる活動をはじめたらどうか。
④ 履歴書をつくるにあたって、よくわからないことが出た場合は、江面教授に教えをいただくことは可能である。
⑤ 堀家は、登録文化財にはなり得る建物だと考えられる。

(記 吉井)


昔のまちの写真

2009-10-12 22:46:34 | 町並み
総社宮筋の昔を記録した写真も「堀家住宅の利用を考える会」で集めてきました。

下の写真は昭和29年頃の宮筋の写真です。六枚橋と言われているあたりから東を見たものです。
通りの右側にある洋風の建物が当時の郵便局。

この写真はアオブチ写真館さんに提供していただきました。




下の写真も昭和29年頃のもので、宮筋の夜景です。本町亀屋のあたり。
この写真もアオブチ写真館提供です。



(吉井 記)




宮筋に残る古い建物

2009-10-12 20:53:04 | 町並み
堀家のある宮筋は総社宮の南を東西にはしる通りで、古くから商店が並んで栄えてきました。
郊外に大型店が出来てから商店街としては衰退し現在はわずかなお店が営業している状態です。
しかし通りにはかつての繁栄を伝える残る古い建物がいくつか残されています。それらの建物のうちいくつかを紹介します。

 
  


これらの建物からは、住まわれている方々の古い建物への愛着が伝わってきます。

(吉井 記)

堀家の建物

2009-10-10 22:52:35 | 堀家住宅(建築)について
堀家の建物を紹介します。画像は堀家全体を北側から見た透視図です。


北側道路(宮筋と呼ばれている古い商店街のある通りです)に面して主屋が建ち、敷地南側に蔵付長屋門があり、東側には二つの蔵が並んでいます。

建物に囲われて敷地中央に中庭が作られています。中庭には大きな銀杏の木と井戸が二つ、残されています。

長らく借家として使用されていた関係で、主屋は現在間仕切りで二つのゾーンに分けられていますが、もとは一体として使用されていた大きな建物であったと推察されます。主屋の正確な建設年代は不明ですが、江戸末期ではないかといわれています。


写真は宮筋に面した主屋の外観で、「れとろーど」で「堀和平展」を行った時に撮ったものです。

堀家出身の岡山県洋画の先駆者堀和平は、長屋門の二階で絵を描いていたと伝えられています。

(吉井 記)

堀家の場所

2009-10-09 11:21:26 | 堀家住宅(建築)について


手近に丁度よい地図が無かったので、れとろーどマップ(2009版)で説明いたしますね。

また追々直しながら参りますゆえ、ご勘弁。
地図が大きいためスクロールになってしまいました。
かといって小さく載せると読めなくなりますので・・・。


堀家は「れとろーどマップ」では⑧にあたります。
右にぐぐーーっとスクロールくださいませ。

この堀家もございますれとろーどの通りは、総社宮前の古い商店街です。

吉備線、東総社駅まえのR180の南に平行にある通りです。


堀家の土地と建物は2002年に総社市に寄贈されたそうです。

 現在堀家は空き家のままになっており、維持管理は総社市が行っていますが、
私ども「堀家住宅の利用を考える会」は風通しや清掃、
不良箇所の点検等を行って、建物の維持管理に協力しています。
 堀家は通常閉じられていますが、毎年行われている文化協会主催の「れとろーど」では
公開・活用することが可能となっています。

「れとろーど」で会が行ってきた堀家の活用の様子や、堀家の活用のほか、
「れとろーど」で会員が活躍している様子なども順次UPしてまいりたいと思います。



               (時実筆・吉井訂正)