不条理と信仰

先週、大学で横田早紀江さんの講演会があり、出席してきました。
夜の講演にも関わらず、結構な人が参加していたと思います。
でも、学生が少ない・・・！
大半が拉致被害者後援会の方だったような・・・。

で、やっぱり実感した事はテレビでは伝わらないものがあったな・・と。
早紀絵さんのお話はとてもわかりやすくて、でも、感情的でした。
うちの大学キリスト教なので、信仰のことについてもお話してくださった。
以前の日記に、（本当ずっと前の日記だけど、）
ヨブ記について思ったことを書いたんだけども、そのとき漠然と思っていたことを横田さんのお話でガーン！と頭に具体的に叩きつけられた気がしました。
すなわち不条理と信仰。
これでレポートでも書けそうです。

拉致問題、難しいことも多々あるだろうけど、これで終わりにしてしまうのはあんまりだと思う。
30年近く知らぬ存ぜぬで通してきた国に、この３、４年だけの回答で納得するの？っていう怒りは横田さんはじめとする拉致被害者家族会の方にとってはもっともな考えだと思います。
早紀江さんは両国政府が裏で協定を結んでいるのでは、というような陰謀めいたこともおっしゃってましたけども。

日本の外交にも問題あると思うんですよね。私は。
小泉さんも靖国行くのは勝手だし、それが私のやり方と言われれば誰も文句言えないけど、
総理大臣として行くのはなんで？
これが私のやり方なんです、と他国の人に突きつけるのが果たして上手い外交なんですか？
海外旅行に行くようになってとても強く思うんだけど、「私の国ではこれが普通だから」と好き勝手振舞うのはやめたいって気持ち。
それは別に変にへりくだっているとかそうゆうことではなく。
それこそ日本が大切にしている「礼」ってものではないですか？
そりゃあ強気に行くというのも大切なんだろうケドも・・・
（はっきり言って、海外の人が日本の電車とか六本木ヒルズとかで傍若無人に騒いでるのはかなりムカっとくる。それと規模と歴史背景は異なるけど同じこと日本もしてるんじゃ・・・と思うと鬱です。）

講演の最期に一対一でお話してくださったんですが、もう自分気のきいたこと何も言えんくて・・・ハァ・・・
すごく小柄な方で、何とかならないのかなあ、と本当にやるせなくなった。
国民がみんなで世論を高めていかないと、いつまでたっても解決しないと思う。
すくなくともそれは確かだと思う。
本当に早く解決するように、と思いました。



余談
早紀江さんが、Ｎ教会会員だったことにも驚きました。>>Ｎ、Crispy！！