フロッグホッパー☆

明日はきっとアレに届いてる!
こっそり地下室から跳びはねてます・・・。

おすすめ本。

2007年02月17日 00時00分26秒 | 
今、私がハマっているもの。
卒論口述試験も無事終わり、あとは就活に力を注ぐのみ!なのですが、
最近は読書熱が再燃。
”三度の飯より本が好き”な父には及びませんが、好きです。
なので、最近は日記もサボリがちなので本について語ってみようかと。
あくまでES書く合間の休憩として・・・ね!
い、息抜きとして・・・ね!!!!



<お気に入り最高ランク、不動の作家>
芥川龍之介と、川端康成と、太宰治と、梶井基次郎と司馬遼太郎。
説明もいらない超有名所です。
大体、ハズレないかな。
高校の教科書に載ってた『水仙』@太宰は本当に面白かった!読んだことない人は是非。
司馬さんを読んだあとは、言葉使いがタイムスリップ。
『竜馬がゆく』のときは土佐弁に、なっちょる。
読んだ人はみな土方歳三に惚れちまうという恐ろしき書『燃えよ剣』のときはぶっきらぼうなトシ口調に。
全員説明いらない大御所さんですよね。やっぱ面白いわけです。

<ちょっと気になるランク>
森鴎外と島崎藤村。
森鴎外は、結構読んだ。私は漱石よりも鴎外派なのです。
この理念先行型の話作りがとても好き。
しっかりした主題があってそれを展開させていくのは鴎外がピカイチだと思う。
島崎藤村は大学で授業を受けてからハマった。
この人の作品というより、人生にハマった。
なんだろう、このドロドロ・・・
まるで、「このドロドロ、キミはついてこられるか・・・!?Coming soon...」みたいな。映画の予告編みたいな。
『春』とか最高にドロドロ。大好き、ドロドロ(笑)
彼の詩は、小説とはまたひと味違う気がする。
なんだかとっても切ない。

<好きなミステリー>
●横溝正史
金田一シリーズは超有名。全巻読破しましたとも!
やっぱ『八ツ墓村』は何度読んでも恐いわけです。
でもこないだある本を読んで余計怖さが倍増です。
『八ツ墓村』のモデルとなった事件、「津山三十三殺し」というのがあってそのノンフィクションなんだけども・・・
トイレに一人で行けなくなった。。。人間って恐い。
●森博嗣
とある人から借りたのがキッカケで大ハマリです。
友人に読め読め言われたのに頑なに断っていた高校生の自分を思い切り叱りつけたい。ごめんね、Nai・・・
『すべてがFになる』に始まるS&Mシリーズを飛ばし飛ばし読み、
今はVシリーズに突入です。図書館に予約入れまくり。
こんなに続くともう面白いとか面白くないとか関係ない。(いや面白いですけど・・)
筆の速い作者と競争みたいな感じになってくる。負けねーぞ!
面白いからおすすめです。

<女性作家>
●川上弘美
『センセイの鞄』を読んだ時の衝撃。忘れられない。
独特の文章が、続けて読むと飽きるんだけど、期間が空くとまた読みたくなるから不思議。
サラッとドロッが絶妙なバランスだと思う。
●恩田陸
今年に入ってから、ハマリ。
色々雑誌で特集されてて、読んでみたのがキッカケ。
『光の帝国』で、「ア・・・結構好きかも」
『蛇行する川のほとり』で、「つ、つきあってください!」(笑)
惚れたよ。
『蛇行~』は本当に面白いのです。オススメなので読んで。

<負けた>
どうしても。
どうしても途中で挫折してしまう。
そんな作家さんがいる・・・
私にとってそれは、夏目漱石&村上春樹・・・
●ナツメ
有名作品『我輩は猫である』『坊ちゃん』は最後までたどり着けない魔の書。
親譲りの無鉄砲で、坊ちゃんが奮闘していく様は面白い!
・・・面白いのだが・・・なぜなのかいつも途中で挫折。
彼の作品でまともにラストまで読めたのは、
『こころ』:高校の授業で。
『三四郎』:スケープゴート・ミネコに惑わされながらもなんとか。
この2作品だけという・・・
●ハルキ
この・・・さわやかさが・・・まず名前からしてさわやかすぎる・・・
どうしても主人公のカッコよさが、ダメなのです。
いつも、読むと、、
「負けた負けた!!ハルキには負けたよ!」と意味不明な敗北感に勝手に包まれる私。
それはそれで気持ちの良い感情ともいえるのだけど、でも頻繁にはできない。年に1度でいい。

日本を代表する2人の作家をなぜ私の身体は受け付けないのか、という問は中学生の頃から何度も考えた。
結局、私が日本を代表する器ではないからだと結論付けた。
いつか、日本を代表するような女になったら受け入れられるのだろうか・・・
その前にそんな日がくるのか・・・
ハルキとナツメと分かり合える、手を取り合える日を夢みて日々精進です。


<先月読んで面白かった本>
●『風の影』カルロス・ルイス・サフォン
まさにこの本、かっ○えびせん。
やめられない・とまらない
このストーリーの流れはすっごい。
過去と現在と未来が、一見交わらない平行線なのに、
物語が進むにつれ交差を予感させて・・・
ドキドキドキドキ・・・
●『スカイ・クロラ』森博嗣
『紅の豚@ジブリ』が大好きな私にとって飛行機は、(特に戦闘機のような)高いヒールの素敵靴のようなもの。
絶対自分には無理と諦めの混じった憧憬。
未来なのか、過去なのか、SFなのか、不思議な世界観に引き込まれる本。


みなさんのオススメの本、教えて欲しいです!
是非是非コメントおくれやすー(^-^)


あ、言い忘れてました!
13日、ワタクシ、誕生日を迎えました!へへ!
お祝いのメール等下さったみなさん、ありがとうございました☆
当日は熱海におってですね、温泉に浸かってました。
そしたら、脱衣場のバスタオルが盗まれまして・・・
えー犯人は前にいたオバハン3人組以外にありえないんですけどね・・・
狭い露天風呂に彼女ら以外いなかったし・・・
流石に裸で追っかけるのは気が引けて・・・(友人に止められたともいう)・・・
誕生日の早朝にこんな危機に見舞われるなんて・・・
予想だにしなかった展開で少しうろたえてしまいました。
こんなにうろたえたのは、間違えて混浴風呂に入っていて殿方が入ってきた北海道の温泉の時以来です。
絶対忘れられない、誕生日になった、よ・・・

明日はやっとデートなのでござんす。
誕生日もバレンタインデーもすっとばすカップルは私たちくらいだと思うのよね。

削除削除ォオ!!

2006年09月13日 23時20分49秒 | 
すみません、昨日の日記はあまりにもネガティブすぎました。
削除しました!
もし読まれた方いて、気分暗くなってしまってたらすみません。


今日は、会社の説明会行って、図書館でレポートの資料借りて、漫画買って帰りました☆
もう最近、ちゃんとストーリーのある漫画読めなくなってる。
1話完結みたいな、やつ。
てーと、ギャグマンガになるんだよね。
くだらないの大好き!!

今は、「赤ずきんチャチャ」が欲しいの。
うちに何故か1巻と2巻だけあるの・・・
続きが気になる・・・
高校生の時から言ってるんですけどね。いい加減買えよ、という。
ドロシーちゃんが好きです。


以下、超私信。
日曜、スピカ開催、ありがとうございます!!!>>みぃ、クリスピー
きゃっほー
超たのしみなの!
割引クーポン持ってきます。
あ、それから、全力捜索中だった花鳥風月@スピッツMD、発見いたしました。
普通にMD入れの中にありました!
くっ、4日も懸けて探してしまった・・・よ!

読書三昧。

2006年05月28日 18時13分32秒 | 
『マホメット』井筒俊彦
『三島由紀夫 剣と寒紅』福島次郎

を読み終えました。

三島由紀夫の作品は好きではなかったけど、
なんか『剣と寒紅』を読んでたら・・・
この人ものすごくアンバランスだったんだなぁ、と思ってもっとしっかり読んでみたくなりました。
こないだ映画化したやつ・・・あれって何だったっけ?『豊饒の海』でいいのかな?
竹内結子の出てたやつ・・・
知っている方いたら是非教えてください!


大学の授業中に真剣な顔して『マホメット』読みふけってたら、
プリントまわしてきた友人達があまりの熱中具合を不審に思ったのか・・・

友人「何読んでんの?(小声)」
ホッパー「(黙って表紙を見せる)(デカデカと『マホメットMuhammad』と書いてある)」
友人達、爆笑⇒先生に気付かれる
という割と最悪な結果になりました。
それも全く歴史に関係のない授業(教育学系の)だった為、まこと居心地悪い思いをしました。
ちょっ、それないよーと思いました。
『コーラン』は大きくて持ち歩きに不便なので、就寝前に読むようにしています。
大抵、1~3ページくらいで深い眠りに落ちます。




今、歴史検定日本史を受けようか迷い中・・・(笑)
3級だったらいけると思うんだけど!
できたら2級とりたい!
誰か・・・!same!!
歴検受けよーぜ!!


『犬神家の一族』(横溝正史)

2006年01月28日 19時34分46秒 | 
やばい。
ホントやばい。
今更数学とか始めてるんですけども、
因数分解ができません・・・
図形問題もできません・・・

図書館からの帰り道、空を見上げたら空までが図形問題。


と、グチはここまでにして、
なにか楽しいこと楽しいこと・・・・

あ、そうそう『犬神家の一族』(横溝正史)読んでます。
ホント、ドキドキする・・・!
だ、誰なの?誰が犯人なのっ?
相当な速度で金田一耕助シリーズ読んでます。
なんだろう、この人の魅力が溢れててやめられない。
京極堂と正反対・・・の可愛らしさ。
探偵のなかでポアロについで好きです。
ポアロは不動だから実質一位。

ポアロには思い入れがありすぎて、順位変動しないのです。
・・・小学生の時、はじめて読んだ推理小説が「ABC殺人事件」。
・・・トルコ行ったときにあの有名なクリスティが泊まったペラパレスを見たときの感動。

で、何が言いたいかというと・・・途中でやめられないので困ってます。
寝る前だけ読むようにしよう。
そうしよう。
そうしないと、きつい、、やることいっぱいあるんだから!!!

時間のある人は是非是非☆
おすすめはやっぱり『八つ墓村』『獄門島』『犬神家の一族』
あと八つ墓村関係で、『津山三十人殺し』というノンフィクション、もおすすめっちゅーか・・・
怖いけど、読まずにいられない。惨たらしい事件だけど、興味ある。
なかなか興味深い話だと思います。

あ、昨日のマイノリティリポート見た方います?
あたし、あれのトムさまが一番笑えて、だ い す き です!え?ホントホント!

 「ウェア イズ マイノリティーリポート!
  ホウェア イズ マイノリティリポートッッッ!!!」

って慌てふためいて叫んでるトムさまが特にお気に入りです。
あと最初の突入する前にスクリーンいじってるトムさま。

くるくるくるくるくるくる・・・「メリーゴーランド!!!」ってとこ。

はい、わかんなーい。
すみません、マイナーなとこで。


はじめて観たときの衝撃が強すぎて。
だってミッションインポッシボーは最高にかっこよかったのに・・・!

「何考えてたか聞きたい?」「聞きたくない」「女のこと」(『総司炎の如く』/秋山香乃)

2005年12月16日 19時35分32秒 | 
最近読書熱がすごい。
というのもシドニィ・シェルダンにはまってしまったからなんですけどね。
毎日図書館に通ってます。
重い単行本いつも鞄に忍ばせてます。おかげで肩こり。

でもコレは私のクセなんだけど、同じ人、特に外国の作品を読んでるとどーしてもって感じの成分が欲しくなるんですよね。
で、そんな時図書館で見つけた本、
『総司 炎の如く』(秋山香乃)
お正月に大河ドラマ「新撰組!」の続編やるしなー、復習しとくかなーっと軽い気持ちで手に取ったら・・・!
うおー!新撰組だぁ・・・(あたりまえ)となにやら血が滾り一気に読んでしまいもした。
歴史小説ダイスキわくわくする

司馬遼太郎の「燃えよ剣」がベストなんだけど、
これもなかなか面白かったです。
もう図書館に返却しちゃって手元にないから記憶曖昧なんだけども、
心情がね、「あー・・・」ってなる・・・描写で。
悪く言えば女っぽいんだけど、身近に感じてしまう書き方だなぁと思いました。
そこでそういうか!!みたいな。
うるうるしました。

沖田総司に会ったこともないのでわからんですけど、
日野から京都にいった試衛館のメンバーのなかで一番彼が思想とかないように思えるのね。
近藤勇とか土方歳三にただ従ってるみたいな。
他はさー仲違いしたりしてるじゃん、ってのも自分なりの意見があって衝突しちゃったからじゃない?(山南さんとか藤堂とか・・・)とか思うわけ。
でも、この本を読んで、「そっかそっか・・・」と勝手に切ない想いに浸って妄想して納得してます。
はぁ・・・

今は『歳三 往きてまた』を読んでます。
こっちのが有名なんだって・!

どーでもいいんだけど、
新撰組とか幕末舞台の小説読むと大河のキャストしか思い浮かばん。
別にそんなにはまってた訳でもないのに、不思議ね、大河の魔力。
あ、ちなみに時宗殿はモトヤ以外 あ り え ん !(笑)
彼はいまプロレスとかやっちゃってるんでしょ・・・

「菊子ぅ、菊子ぅ。」(川端康成/『山の音』)

2005年11月29日 21時52分15秒 | 
おっすオラ康成ダイスキっ子
でも『山の音』は正直あんまり面白くなかったでごわす・・
これは父親が康成なら一番好きだというからあえて読んでみたのに、あんま・・・
そういえば高校の時読んだ『伊豆の踊り子』も『雪国』も面白くなかった・・・な・・・
名作って言われてるからって心に響くとは限らないよね。


読む時期によって全く観点って変わってくるし、
健康状態があんまりよくないから熱中できなかったのかもしれないなぁ・・。
でも川端康成のは途中でやめちゃうことが絶対無い。
最後までぐいぐい。それって太宰治と似てて。
相性がいいのかもしれない。
逆にね、ダメなのが、、、
笑わない?
あのね、夏目さん。
1000円札見るたび歯がゆい思いをしてたのに、最近は英世になって、
英世は英世で、小さい頃読んだ伝記が強烈すぎて、偉人というより金せびり野郎という印象が強く・・・
1000円札、一番お世話になってるのに。ごめん。

そうそう、『山の音』で鼻についたのが”房子の描写”。
”顔は醜かったが、相変わらず乳房はみごとだった。”
とか
”からだはよかった。”
とか。
確かそんな感じの描写が何回も出て来るんだよね・・・
何回も何回も・・・し つ こ ひ 
房子がかわいそうじゃねーかァアア!!
ってなるよ。普通に。
しかもなおイヤなのがこの描写の主体が父親ってことね。えーっ・・・てなった。えーっ・・・そんなこと言っちゃう?みたいな。
いやいいんだけど。いいんだけどね。
ただなんかそれがイヤだな、と一回思ったらあんまり入り込めなくなってしまった…。

※誤解のないように言っておきますが、
女性をメスだと言い切るメル・ギブソンとか見てて好きです。(笑)
ここで言いたいのは、フェミニズム的見方とか、、そうゆうことじゃないの。
ただ感覚的にイヤだと思ってしまっただけなの。
田嶋○子とかはっきり言って大嫌いだし、そもそも女がこうとかああとか、めんどくさいんだよね。お互い様じゃない、って思うし。
それなのになんで今回こんな風に読めたのかちょっと自分でも不思議です。

解説文に、戦後家族の様相を描いた傑作、とあって。
そうかぁ。そうゆう背景をしって読んだらまた変わったかもしれないと思いましたが、
戦後直後の家族の抱える問題とかイマイチ分からないのです。
これがジェネレーションギャップってやつ?

大体家族に対してあんなに冷徹に順位付けみたいのできないんスけど。


結論。
一言感想:菊子に対する愛情を里子とか房子にもちょっと分けたげて信吾。
⇒浅い読みかたした感がプンプン・・・否めない・・・

なにがしあわせかわからないです。(『銀河鉄道の夜』 /宮沢賢治 )

2005年11月13日 01時10分25秒 | 
不思議。
なぜ今までつまらないと思っていたんだろう・・・。
確かに小学生の頃はつまらないと思って途中でやめた。
確かに中学生の頃はついていけなくて途中でやめた。
確かに高校生の頃は読みたくなかった。

この人の作品を読んでいると、思うのは、夜の世界。
それは闇ではなく。

私個人の夜への想いというのはどちらかというと梶井基次郎に近い。
暗闇のなかに自分ひとりが息づいている、みたいな。
人間以外の生物のなかに一人私、みたいな。
(ちなみに梶井基次郎ダイスキ。)


だから、宮沢賢治の作品を読んでいると不思議な気分になる。
そんな風に夜の世界が広がっていると考えることがないから。
空想のベクトルが違う、のだと想う。だから面白い。
銀河鉄道、すこしさみしくて、本当に星みたいな話だなと思った。

川上弘美さんの作品の中で、題名忘れちゃったんだけど、
「星の光は冷たい」っていう主人公に、
少年が「星の光はあたたかいよ」って答える。
「星の光は過去の光でしょ?やっぱりあったかいよ」
みたいなシーンがあったんだけど、
私にとって、星の光は冷たくて触りたいけど触れない、ドライアイスみたいな存在だったから衝撃だったんだよね。
その時より10倍くらいのショックを受けた感じだった。今回の銀河鉄道。

宮沢賢治個人のことは教科書に載ってる程度しか知らないけど、
この人の詩を読むと、
「死」というのがやっぱり大きなテーマなんだなぁと思う。
「銀河鉄道の夜」も妹の死とか影響してるように思うけどどうなんだろう?
伝記と作品系列を比べてみよう。今度。
独立した作品として読むのも大切だろうケド、私はやっぱり作家個人含めて好きになることが多い、から。
文学の先生には怒られちゃうかな・・・(笑)
太宰治とか、相当、虚構の人って感じで好きなんだけど。
かといってそれになんでもかんでも追従するのは好きじゃないんだけど。



わたくしのこんなさびしい考(かんがへ)は
みんなよるのためにできるのだ

( 青森挽歌 /『心象スケツチ 春と修羅』より)


そうしてひとり、さびしい考へに耽っていたのだろうか・・・?
やっぱ決めた!!!
今度は花巻行って宮沢賢治記念館に行く!!絶対!!!!!



あ、明日から(ってもう今日だけど)九州へ行ってまいります。
帰りは木曜夜なのでよろしく。
九州情報あったらケータイにお願い

またケータイから更新できるといいなぁ・・・
放浪2005 ホッパー in 九州 

長崎では竜馬ゆかりの地をまわりたいなぁ。。
再び個人行動勃発!?の予感・・・(笑)⇒高校の修学旅行。
※今回は個人旅行ではなく班行動なのです。

クラムボンはわらったよ。 (宮沢賢治 『やまなし』)

2005年11月08日 22時33分05秒 | 
東北を旅して夜汽車の窓に映る水晶の林檎をみてしまったり、
去年友人に貸したっきりなかなか返ってこなかった私の愛読書宮沢賢治詩集が今日奇跡的に返ってきたり、
そんなこんなで宮沢賢治ブーム到来。
毎年寒くなってくると賢治くんの本が読みたくなるの。
あー!にしてもホント詩集が返ってきてよかった。
こないだの放浪2005東北で電車に乗ってるときは、リアルに「青森挽歌」の世界でちょっと感動してたから

友人に貸したものが返ってこない時。「返して」って中々いい難い。
いい言い方あったら教えてください。
私は、カラオケに行って、ウルフルズの「貸した金返せよ」を歌うのが精一杯ですね。


そうそう、で、今日は小説の方も読もうと思って、短編読んだんだけど、これ、「やまなし」!
思い出の作品。小学校の時授業で読んだ。
大嫌いだったな。
いきなりクラムボンて。えー・・。みたいな。
忘れられないエピソードがあるんだけどゆってもいい???


あのねのね。
その時の授業が、「やまなし」をくまなく読んで、分からない言葉や表現を逐一黒板に書き出していって議論するって形式だったのね。
でね。いきなり出だしの”小さな谷川の底を写した二枚の青い幻灯です。”の、
「幻灯」がわからないって言った女がいたのね。
で。私としては、「ばかじゃねーのこいつ?」とか思ってて。
ノートに「幻灯=スライド」とかって書いてたのね。
したら、先生(28)が「それではみなさーん。幻灯ってなんなのか、意見ある人ー?」って言うのでみんながそれぞれ意見を言い出して、
で、私もズルイから聞いてから自分の意見言おうと思ってたのよ。

し た ら !

みんなが「幻灯っていうのは、なんというか不思議な、光?」とか
「言葉では言い表せないので絵で描いていいですか?」とかってピカソ的抽象画を書き出す奴とかいて、

ええー??
そんな・・・なんというか。アバンギャルドな授業なの、これェェエ????
み た い な ・・・ 。

先生も先生で、「他に意見ないですかー?それじゃ」とか言って先進んじゃって、黒板には”不思議な光”とか書いたのみなの。


言えないじゃん。言えないよね。まだ齢十一とかだもの。
え、幻灯ってそうなんだ。とか思ったりして。
ノートのメモを慌てて手で隠してコソコソ消しゴムで消したりして。
文学的に読み込んでいくべきなんだ。とか思ったりして。
でも今あれから約十年経って、心から言える。
幻灯の意味、知らなかっただろ、先生。
これはきっと間違いない。
たとえ、そうでなくても。あれはあれでいい授業だったと思うけど、
本来の幻灯というのは、、ということに触れておくべきだったっと思うよ。


家に帰って父親に幻灯の意味を確認して、やっぱり!、となって以来、
スライドの授業があったり、
Xファイルでモルダーがスライドを使ってるのを見るたびに、
あの授業を思い出して、胃がきゅーっとなる。小学校のあの、授業・・・


なんてことを思いながら電車で「やまなし」読んでました。
美 し い 文 章 !
いつまでも小さいプライドを傷つけられたとヒネクレていてはいけない!
でも別に面白くもない話だと思った、その感性は変わっていなかった・・
でも兄弟が静かに泡を吐いているって描写は結構好きです。

以上感想になってないけど、これが私のクラムボンです。

『崇徳伝説殺人事件』 内田康夫

2005年10月25日 23時05分46秒 | 
なんだか無性に本を読みたくなる時期が周期的にやってくるのですが、
今まさに真っ只中。
ジャンルは問わず、何でも読みたい。活字が必要。
お料理本もダイスキです。
いつも図書館で借りる本の内訳としては、文学:歴史:料理=8:1:1って感じ。
歴史が少なすぎな気がしますが・・・。
それに時々、科学系やら、芸術系やらが入る感じ。
あ、忘れちゃいけないのが紀行系。これもよく借りる。全国秘湯めぐり、とか(笑)

で、昨日はコレを読みました。
『崇徳伝説殺人事件』
内田康夫さんて、ベストセラー作家だってしらなかった!(すみませ・・)
夏彦たんの京極堂シリーズも2作目から読んだ邪道っぷり再び発揮。
これもシリーズ何作目かしらんけど少なくとも1作目でなかった。
アトガキよんで知ったし。
京都が舞台になってて、知ってるとことか出てきて楽しめた。
トリック、というか動機とかはなんとな~~くちゃちな気がしたけど。

そして案の定私はと言うと、見当違いも甚だしい推理を最後まで推し進めていた。
推理、ミステリー系を読んでて犯人当てた事ない。
唯一、映画「スクリーム2」(そういやこれもなぜか2から観た。1は未だ観てない。笑)で犯人当てた事あるけど、デタラメだったら当たっちゃったってだけだし。
すごいよね、コナンとかでも当てた事ないもん。
火曜サスペンスはキャストで判断するしね。大物俳優出てたら「コイツだ!」ってね。(これは結構あたります。)
推理したいです。訓練したいです。

今ミステリー、推理小説が読みたい気分。
でも京極堂見たく長いのはちょっと・・・
一晩で読めるくらいのがベスト。
だれか・・・オススメあったら教えてください。
そうしないと、図書館でタイトルに「殺人事件」と入ってるものばかり借りる怪しい女になってしましますから!
いえ、もうなりかけてますから!!こわやこわや。

三島由紀夫はしばらくおやすみしそうです。
あ、あと!
風の谷のナウシカの漫画版を 借 り た い !
持ってる人~~貸して~~~~~

「その火を飛び越して来い。その火を飛び越してきたら」(『潮騒』/三島由紀夫)

2005年10月22日 19時46分37秒 | 
新しい手帳が欲しい。
でもお金がない。

毎日お弁当持参で節約生活。
でも・・・こんな寒い日にはラーメン食べたい。

新しい本が読みたい。
でもお金がない。
ヤワなハートがしびれます。

と、いうわけで家にある両親の本を引っ張り出してみたり。
三島由紀夫『潮騒』を読みました。短くて学校帰りの電車の中で読み終えてしまった。
もったいない。もっと味わいたい。新しい本を買うにはお金が・・(以下略)・・
今度映画化されたやつ、『春の雪』だっけ?あれも読みたい。
『金閣寺』を読んだのは中学2年の時だった。
ドロドロしてて気持ち悪くなったのを思い出す。あのドロドロに触ると死ぬぞー!!(byアシタカ)ってね。ケヘ。

今読んだらきっとまた違うんだろうなー。
全然平気なんだろうなー。ちょっとさみしい。
三島由紀夫・・・ちょっと作品読破したいです。


でも『潮騒』は爽やか~でした。あのドロドロは?あのドロドロはどこへ?みたいな。
コークのように爽やか。

多分、読んだ人の多くが。
  ちょ、ちょっ!なにこれ。
  し、新治・・・あんあん
   なんてかっこよいのだ・・・お前さん。
ってなると思うよ。

いちいち精悍な男っぷりに惚れます。千代子さんのお気持ちお察しします。
私はどっちかってーと、初江より千代子の方に性格近いからちょっと複雑になった。
(千代子さんのようにすっきりと良い人っぷりを発揮できないけど。)
文章も好きです。
”ものを考えるという新しい習慣に、彼が何よりも先に発見したのは、端的な危険であったから”
とか。


有名な「その火を飛び越して来い。」にはドキドキしちまったぜ。フー。
なんかさ、そうゆう場面、電車で読むのとか、ちょ、の、覗かないでよ?みたいに一々挙動不審になります。
誰も見てねーよ
内心ドキドキなのに平然とした顔で立ってる自分の顔がトンネル入ったときに窓に反射したりしちゃって、
ゥオ!っとなったりならなかったり。
だからマンガとか堂々と読んでる人みると、OH!となります
なぜか外国人風。

いや、とにかく、ストーリーが気になって気になって。先を読みたくなるスピード感を感じました。
『金閣寺』の時はホント正直読みたくない、オエって感じだったんだけど、
全然違うよね。
三島作品はこの2作しかちゃんと読んだ事ないので恐縮ですが、比較させてもらうと、なんというか。
『金閣寺』が「NANA」なら、『潮騒』は「天使なんかじゃない」。(笑)
すみませんすみません・・・!
だ、だって安夫の例の場面とかギャグだろ・・・っていう。ストーリーは上手くいきすぎって思う場面が多々ありで、
いやぁ、これは少年少女向けだと思った。
とてもおもしろかったです



秋田に行く予定です。
今日は半日秋田へいかに安く行くかを考えてた。
本当は明日短期のバイトのハズだったのに、千葉に行ってくれとか言われて萎えたので断ってしまった。
でもお金がない。。。

月曜までに仕上げなければならないレポート&ガイダンス資料を作って大人しくしていよう。
と、思って夕方から始めたんだけど、、いつのまにやら・・・アレェエ?
畳に広がっている資料を見てみたら・・・写真の状態でした。
OH!
笑える。