この作品を語るときには冷静でいられません。
イタリアものの中では最も思い入れがあって、
なおかつ最も好きな作品なのであります。
それがリマスター&紙ジャケ化とは。
「日本でのリマスター」というのに多少不安を覚えつつも
それでも、これを買わずにいられましょうか。
この作品の魅力は「強引な展開」につきます。
曲の流れを無視するかのように次々と繰り出される音の洪水、と思えば
打って変わって心の奥底を抉るような静的なパートが繰り返され
最後はお約束の派手なパイプオルガンでフィナーレ、と
なんとも堪えられない充実した作品となっております。
近い作風を持つ作品としてはRDMの”Contaminazione”がありまして
両方とも甲乙つけがたい名作ではありますが
「コンタミ」がどちらかといえば叙情性に訴えかけるのに対して
こちらは「ごった煮」的な魅力で勝負しているといえましょうか。
それも決して押し付けがましくなくて、
こちらの想像力に働きかけてくるような感じがします。
原題の直訳ではない「子供達の国」との邦題も
イメージの増幅に一役買ってくれていると思います。
で、今回のリマスター&紙ジャケなんですが
音の方は良い仕事をされていると思います。
元々録音が良い方ではなく、またマスターの状態も良くないようですが、
そうした制約条件の中でも、原作品の良さが十分引き出されているのではないでしょうか。
ちょっと気になったのは紙ジャケの方です。
コーティングされているのですが、キングの日本盤LP(持ってないのですが)は
もう少しザラザラした触感があって、なおかつ「変な匂い」がした覚えがあるのですが。
イタリアものの中では最も思い入れがあって、
なおかつ最も好きな作品なのであります。
それがリマスター&紙ジャケ化とは。
「日本でのリマスター」というのに多少不安を覚えつつも
それでも、これを買わずにいられましょうか。
この作品の魅力は「強引な展開」につきます。
曲の流れを無視するかのように次々と繰り出される音の洪水、と思えば
打って変わって心の奥底を抉るような静的なパートが繰り返され
最後はお約束の派手なパイプオルガンでフィナーレ、と
なんとも堪えられない充実した作品となっております。
近い作風を持つ作品としてはRDMの”Contaminazione”がありまして
両方とも甲乙つけがたい名作ではありますが
「コンタミ」がどちらかといえば叙情性に訴えかけるのに対して
こちらは「ごった煮」的な魅力で勝負しているといえましょうか。
それも決して押し付けがましくなくて、
こちらの想像力に働きかけてくるような感じがします。
原題の直訳ではない「子供達の国」との邦題も
イメージの増幅に一役買ってくれていると思います。
で、今回のリマスター&紙ジャケなんですが
音の方は良い仕事をされていると思います。
元々録音が良い方ではなく、またマスターの状態も良くないようですが、
そうした制約条件の中でも、原作品の良さが十分引き出されているのではないでしょうか。
ちょっと気になったのは紙ジャケの方です。
コーティングされているのですが、キングの日本盤LP(持ってないのですが)は
もう少しザラザラした触感があって、なおかつ「変な匂い」がした覚えがあるのですが。