ばいの西新宿トホヽ日記Pt.5

プログレとクラシックと
オーディナリーライフの融合を目指しています

STOMU YAMASHITA / GO & GO LIVE FROM PARIS

2005年04月12日 22時14分18秒 | 日本プログレ
ようやく本日届きました。
申し込んだのが3月26日でしたから、届くのに半月かかったことになります。

2CDで送料込みで$48.18。しかも最円安時にあたってしまったので仕上がり5,313円と
決して安くはないのですが、でも、それでも、これは入手できて本当に感激ものです。

思い起こせば10数年前、マーキー社から出た『私の愛聴盤』で本作のことを知って以来、
ずっと聴きたかったにもかかわらずほとんど見ることもかなわず、
言わば「片思い」に近い感もあったのであります。

こうして実際に音を聴くことができただけで、とても幸せなのであります。

Midge大佐.の貴重な情報には本当に感謝に絶えません。
豪州盤のことは見なかったことにします^^;

美狂乱 / 御伽世界 - EARLY LIVE VOL.1 (LP)

2005年01月16日 10時45分34秒 | 日本プログレ
名盤なのに、なかなかCD化されないアルバムであります。
会場でのステレオカセット収録音源で、音が割れるぎりぎりのレベルで録音された
迫力ある音源であります。(多少割れてるかな?)
高音部を中心にイコライジングが施されていますが、結果的にとても聴き易くなっており、
不自然さはあまり感じません。
少なくとも昨今のブ○トで見かけるようなヘタレなイコラではないのであります。

帯には「'78年11月25日(幻の)全電通ホール、'79年12月4日(噂の)屋根裏ライブより編集!」と
あります。ライナーによるとA面1曲めの「うねり」だけが全電通ホール録音のようです。

「うねり」「御伽世界」「空飛ぶ穀蔵」「未完成四重唱」「予言」の
5曲が収録されていますが、中でも「空飛ぶ穀蔵」と「予言」の演奏は鬼気迫るものがあります。
須磨氏の天翔るギター、吉永氏のぶいぶい言わせるベースもさることながら、
基本的には叩きまくりながらも「間」を大切にする佐藤氏のドラミングが本当に素晴らしい。

クリムゾンフォロワーであるのは一目(一聴?)瞭然なのではありますが、彼らの場合は
完全に消化しきって自分のものにしてしまっており、もやはどちらがオリジナルか
分からないくらいの完成度になってしまっています。

一方で「未完成四重唱」のような「歌もの」はリコーダー?の合奏も織り混ぜた「合唱曲」と
なっていて、彼ら独自の世界が展開されております。
誤解を招く表現かもしれませんが、良い意味での「息抜き」的な構成になっています。

このアルバムでは曲間の拍手やMCが完全にカット、曲順も編集されたものになっていますが
元の音源を是非とも聴いてみたいものであります。

美狂乱 / トラスト・ミー

2004年11月29日 21時46分03秒 | 日本プログレ
早くも世間は忘年会シーズンであります。
忘年会といえば二次会、二次会といえばカラオケ、とは
貧困発想的サラリーマンの定番コースなのでありますが
それでもこの時期になると
「今年の曲も何か1曲は歌えるようにしとかんといかんかな」などと
いらぬプレッシャーに悩まされるわけであります。

で、本日のCDは今年出たシングルCDであります。
曲は短くとも「どプログレ」。
イタリアンロックも真っ青の強引な展開。良い良い。

ところで和物のプログレ系シングル、というと

四人囃子の「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」
(この曲が「危機」の巧妙なパクリであることはまじろうさん
ご自分のBBSで指摘されていて「なるほど」と思ったものでした)

とか

爆風スランプの「カネ(マネーに捧ぐ)」
(モロにピンフロのパクリ。というかパロディなのかな。
レジのかわりに算盤はじいてるし)

などが思い浮かびますが
イエス、ピンフロとくればキンクリとくるのは順当なところといえましょう。

ところが、このCD「アーティストの意向により」歌詞が載ってない、とはこれいかに。
これじゃカラオケの練習できないではないですか。
よっぽど恥ずかしい英語なのかな。

ルインズ波止場 / Close to the RH 嬉嬉

2004年11月10日 23時59分59秒 | 日本プログレ
偉い。
とにかく「危機」のカバーに尽きます。
「コピー」じゃなくて「カバー」なわけです。この違いは大きい。
しかもよりによって対象が”YES”の”Close to the Edge”な訳です。
聖域中の聖域に手をつけた。このことが凄い。
引っ掻き回して笑い飛ばしてぐじゃぐじゃにしています。それでも「危機」は「危機」。
原曲をしゃぶり尽くしてこそ出来るこの狂気的演奏。
怒涛の17分54秒。
やっぱり偉い。

ところで、昔々「リップクリーム」なるハードコアパンクなバンドが『CLOSE TO THE EDGE 危機』なる
アルバムの冒頭にタイトル曲を収録していたのですが、こちらは単に名前が同じなだけの全く似ても似つかぬ曲であり
ハードコアな「危機」を期待してた私にとってはちょっと厳しいものがありました。
結局売ってしまいましたが。

る*しろう / 8・8

2004年11月04日 23時59分58秒 | 日本プログレ
オフィシャルスタジオ盤です。
「キースエマーソン風ピアノにフリップ風(ザッパ風?)ギターが絡む」みたいな感じの曲で始まりますが、
それだけにとどまらない魅力満載です。

シュールでアヴァンギャルドなメロディーなのにとってもポップ、とか
ピアノ、ギター、ドラムの3人が3人とも音数がむちゃくちゃ多いのに妙にすっきりして聴き易い、とか
とっても難しそうな曲なのにとっても楽しそうに演奏しているみたい、とか

歌入りの曲もあって歌詞もついていますが、読んでもさっぱりわかりません。
でも皆あわせて歌ってるし。

おまけのPVもとっても素敵です。ステージでもピアニカとか演奏するのかしらん。

ライブを体験してみたいのですが、次回行けないのがとっても残念であります。
是非関東で週末にライブを!

Acoustic Asturias / Bird Eyes View

2004年10月08日 12時34分56秒 | 日本プログレ
今年の個人的暫定ベスト(オフィシャル部門)です。

アストゥーリアスは1988年に『サークル・イン・ザ・フォレスト』でデビュー。
マイク・オールドフィールド的ギターを中心としたファンタスティックな名盤です。
中でも1曲目”Ryu-Hyo”は日本プログレ史上に残る名曲と思います。

その後、2枚のアルバムを残して活動停止していましたが、
アコースティック編成で再結成(ギターの人以外は新メンバー)
ニューアルバムである本作を今年の初めにリリースしています。

1曲目と3曲目は3rdアルバムからの自己カバー、2曲目と4曲目はオリジナル、
そして最後の5曲目は件の名曲”Ryu-Hyo”のリメイク版となっています。

アコギ、バヨリンクラリネットピアノによるカルテットで、
一聴するとふつうの室内楽風なるも、何度も聴くうちに
テクニカルかつエモーショナルで非常に刺激的な演奏ということが分かってきました。

元気を出したいとき、気合を入れたいときに聴くと実は効果的なアルバムです。

新月 / Shingetsu Live 25-26 july 1979

2004年09月29日 12時34分56秒 | 日本プログレ
今日はZEPの「929」(1971年初来日公演の最終大阪公演)の日でありますが
巷で話題の最近出たやつは買ってません(多分今後買うこともないと思う)ので、
久しぶりにオフィシャルの話題など。

本作の正式な題名は”Shingetsu Live 25-26 july 1979, ABC kaikan hall Tokyo”とすこぶる長いです。
この両日のLiveは10年ほど前に「赤い目の鏡」という題名で発売されていますが
「赤い目~」はオーディエンス(ステレオ)録音に対し、本作はステレオサウンドボードであり
音質差は歴然たるものがあります。

ただし、本作にも弱点はあって冒頭からいきなり音が割れています。
クリムゾンで言えば「アースバウンド」みたいなZEPで言えば「Front Row」みたいな感じです。
(これらは両方ともオーディエンスですが)
まあ、日本プログレ史上に残る傑作「鬼」「白唇」のライブが良好な音質で楽しめるのですから
贅沢はいえません。

美狂乱 / 『魁!!クロマティ高校』O.S.T.2

2004年09月24日 12時34分56秒 | 日本プログレ
2が出るとは思いませんでした。前作が思いのほか売れたんでしょうか。
(確かに良かったけど)
今回も各曲も含めた解説つきですが、今回も「クロマティ高校」については全く触れられていませんね。

「1」に収録されている主題歌「トラスト・ミー」や「フレディのテーマ」みたいな代表曲がないので少し地味。
「TV放送でこんな曲かかってたかな?」てな曲も。

それでもさすがに日本のキング・クリムゾンと言われるだけあって、
それっぽい音・それっぽいフレーズの連続で。
それでいて"Trio"みたいな曲も入っていてバラエティに富んだ印象も。

ただ、(前作もそうですが)サントラということもあって各曲が短すぎ。本当の腕の見せ所はこうした
曲の断片を組み合わせた長尺曲に如何に説得性を持たせるか、にあると思うんですけど。

あと、ボーナストラックの「警告」は音はまあまあですが、いかんせん
モノラルオーディエンスなのはちょっとなあ、という感じ。
発掘音源が続々でてくる今日この頃、オフィシャルだからと言って安心していられません。
実はこれ目当てで買ったんで、ちょっとガッカリです。